会社員 (外回りの営業職)をして、
定時の6時過ぎに会社を終わる。
そして、荒川スポーツセンターの
トレーニングルームとプール。
本屋で見つけた『ボディビルディング』
と言う雑誌を購入して、読みあさった。
出てくるトレーニング用語の意味も、
よく分からなかったが、
とにかくどうしたら筋肉が付くのだろうか。
毎日頭の中はそればかり。
そんなある日、仕事で馬喰町、浅草橋を周り、
帰り道に、台東区のリバーサイドスポーツセンターの前を通りかかった。
ここの施設には、どんなマシンがあるのだろうと、
車を止めて覗きに行った。
スポーツセンターの中に入り、ガラス越しに見学。
すると、10m先でトレーニングしている人の後ろ姿、短パンからはみ出た脚がすごい❗️
後ろから見ている私は、圧倒されてしまった。
今思うと、デッドリフトをしていたのだろう。
両脚の後ろの筋肉が、競走馬のように、脂肪も無く
筋ばっているが、太い❗️
しばらく見とれていると、そのトレーニングが終わり、筋肉を確かめるようにポーズをしていた。
あれ?どこかで見た事があるぞー、
あれ?あれ?
動いているその人の顔が、やっとよく見えた❗️
プロレスラーのアニマル浜口選手だ❗️
プロレスファンの私は、物凄くドキドキした。
話してみたくて、出てくるまで待った。
そして、
アニマル浜口さんですよねと、声をかけた。
握手させて頂いた。すると、
「もう少ししたら、この近くでジムをやるので、
君の連絡先を教えてほしい」と言われ、
名刺に自宅の住所と電話番号を書き、渡した。
すると、その夜母親から、
「健一電話よ、浜口さんって方から」
え?浜口?誰だろ、知らないなー
もしもし、お電話代わりました。
あ、もしもし、今日名刺頂きました、アニマル浜口です。
え〜、あ、はい、
雷門の近くでジムを始めますので明日から来てください。
あ、はいわかりました。
そんな感じで、私のトレーニングは、区営のスポーツセンターから、本格的に代わって行きました。