"a・dab・da・lab・da・la”
盗賊団の宝庫で
偶然知る呪文
空想的寓話に夢中
おいで Dunyazad(ドゥンヤザード)
Bring King here(ここに彼を連れて来て)
想像絶する空虚で
One Thousand and One nights(千夜一夜)
エンディングはまだ先なの
危険なシンパシー
ダラブッカで 聴かせましょう
Sheharyar(シャフリヤール)
続きはまた 明日の夜
Alabian Night(アラビアンナイト)
I'll send you a kiss goodnight(おやすみのキスをあげる)
So,open your heart(だから、心を開いて)
Your eyes like Morgiana(マルジャーナのような瞳)
Get back(あなたを取り戻したい)
So,open your door(そう、ドアを開けるから)
"a・dab・da・lab・da・la”
あなたへ唱えるわ
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*アラビアンナイト(千夜一夜物語)・・
むかしむかし、シャフリヤールという王がいました。
その弟王が妻の不貞を発見して、彼女を死刑したのです。
しかし、シャフリヤール自身の妃も不貞をはたらいていたことがわかり、
王は最愛の妻を処刑してしまいますが、それからというもの、
王は世の中の女すべてを憎むあまり、毎晩新しい妻をむかえては、翌朝に処刑したのです。
そして国中の若い娘がついに居なくなったとき、大臣の娘シェヘラザードは、妹のドゥンヤザードも連れて、人々の命をすくうために王と結婚します。
その婚礼の夜、妹が最期のお願いにと、眠る前に姉のお話を聞かせて欲しいと懇願します。
姉のシェヘラザードは巧みな話術で「アリババ」や「アラジン」、「シンドバッド」などの冒険物語を語りだし、夜明け近く、ちょうど佳境に入ったところでうちきってしまいます。
そして、「続きは、また、明日」と。
王は話の続きが気になり、処刑するのを、また一日、また一日と延ばしていきます。
その姉の物語は千一夜にわたったそうで、その時にはすでに王も残酷な考えを改め、
シェヘラザードと幸せに暮らしたそうです。
*マルジャーナ・・
アリババに出てくる賢い女奴隷の名前。モルジアナ(マルジャーナ)という名前は、“小さな真珠”の意味がある。かつてアラビアでは、奴隷を宝石・珊瑚・真珠・花などの名で呼ぶ風習があった。