vol.68キドリハ通信~欲しがりません立つまでは第2章~

皆さんこんにちは。今日も木戸ですよ。

今、成田空港へ向かっています。
そうです、いよいよ今日がオーストラリアへの出発日です。

出発前の、今思うこと。
もし、今の状況を10年前の自分に話せるとしたら…

「お前は10年後の今頃、オーストラリアに旅立つねんで?」そう話せたとしたら、20歳の僕はどんなリアクションをしたのかなぁ…なーんて考えています。

(20歳の僕:)「え?なんで??遊び??仕事してないの?なんでオーストラリア??サッカー観に行くんじゃなくて??」

疑問だらけやろうなぁと。笑
しかも、その1年前に歩けなくなっているなんて、想像もできないだろうなぁと。

そう、人生、いつ何がどうなるかなんて、誰も想像できません。でも、間違いなく言えるのは、10年前に戻ったとしても、僕はその9年後に事故に遭い、その1年後にオーストラリアに旅立つ人生なんだ、という事です。

だから、10年前の僕に今何かを伝えるとしたら、「今日も必死で部活をして、サッカーや大学生活を通して出会う人達との出会いを大切にしながら、『今』を懸命に生きろよ。」って、そう伝えたいです。

「そうすれば、9年後には自分を支えてくれる人達がたくさんいてくれるぞ。ケガをする前よりもっと大きく成長させてくれる人達がいる。だから、今の時間を大切にしろよ。」って、言いたいです。

何が言いたいかと言うと、
過去は変えられない。でも、今を一生懸命に生きるコトはできる。そうすれば、自分の未来は圧倒的ポジティブに変えられる。

だから、10年後の自分に胸を張って自慢できるように、僕も今を、オーストラリアでのリハビリ留学を死ぬ気でやってこようと思います。

死ぬ気でやれ。大丈夫、死なないから。
by風間八宏

死ぬ気でやってきます。
歩いて帰ってきます。
脊損界の常識変えてみせます。

今、そう思えてない奴が歩けるようになるわけがない。だから、宣言して旅立ちます。

「もっともっと頑張ってオーストラリアを楽しむんじゃなくて世界レベルのリハビリハンパないっ!って毎日倒れるくらいまで頑張ってくれ!(中略)
サボるなよ。日本で見守ってます。」
by山室貞哲

皆さんは、今を生きていますか?

僕は、今を生きています。
人生でこんなにも周りに期待をしてもらって、心の底から有言実行しようと思ったコトはありません。それが、過信ではなく今の僕に自信を与えてくれています。
だから、今を生きていると強く感じます。

日本で応援してくれる人達が沢山いる。
だから、僕は負けません。

常識にも、
限界にも、
脊髄損傷にも、

そして、
皆さんにも、
自分にも負けません。

それでは、行ってきます!

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以下、ご報告とお願いです↓
現在行っているクラウドファンディングのRe:Walkプロジェクトの支援募集の終了後(5月19日以降)、
プロジェクトへご支援いただいた皆さん(スタンダード応援プラン以上のプランをご支援いただいた方が対象)に向けて、週に1回リハビリのレポートを配信する事になっています。
ですので、本ブログは近況報告を中心に、今までよりは軽い投稿になると思います。
ご理解のほど、どうぞよろしくお願いします。