文字起しをしながら、ポタポタと、涙で膝が濡れました。 | サムライ菊の助「畑日記」

文字起しをしながら、ポタポタと、涙で膝が濡れました。

去る、7月7日、大分市で行われた、緑の党、比例代表区公認候補、

木村ゆういちさんの街頭演説です。

どうか、お仕事や家事のBGMとしてでもいいですので、聞いてください。





 僕は、福島県福島市大町というところで、クラブの経営をやっていました。オーナーです。若い人の気持ち、もっとなんとかできないか。そういう思いで、ずっと、音楽に携わってきました。今回、こうやって、マイクを持って、自分が政治家になる。ありえない話が起きてるんです。
 僕は、政治家は嫌いです。じゃあ、あなたはなんで立候補したのか、政治家になるためじゃないのか。いいえ、違います。僕は市民の代表として、国会に声を届けるための、「市民のメッセンジャー」になりたいだけなんです。
 政治家だとか、何期も何期もやるような政治家、ましてや、親の七光りで、二世議員、三世議員、そういった人に、本当の市民の感覚が養っているんでしょうか。政治家はこの国から全部いなくなればいい。プロの政治家など要らなくていい。それが緑の党の考え方なんです。
 ボトムアップの本当に地域で、今、解決しなければいけない問題をちゃんと国と、そして、官僚と話し合いながら、地域環境を大切にしていく、そして小さな環境こそが一番大切である。地域活性化、そして地域循環型の経済社会を築いていく。大量生産、大量消費の日本のこの経済のあり方を、もうやめましょうと提案している政党です。
 世界90ヶ国、グローバルグリーン連盟、ネットワークで世界中がつながっている政党が、緑の党なんです。他の政党は、国益で、そして、経済成長を土台に政策、そして公約を掲げています。
 でも、皆さん、経済成長すると思いますか。日本はもう行き過ぎているんです。皆さんの家庭には必要な物は大体ほとんど揃っています。これは、世界中のいろんな国から見ても、ありすぎるぐらい、部屋が狭くなるぐらい。ましてや、「断捨離」というブームが出るぐらい、部屋には荷物があふれてる。要らないものばかり買わされてるんです。それも安いもの、壊れる物ばかり。それをいつまで続けるんですか皆さん。世界中の国々が日本のようになったら、この地球は終わりなんですよ。
その中で高度成長を遂げた日本は、もう行き過ぎてるんです。地球を壊そうという(勢い)。車の数も見てみなさい。公共機関を使わないから赤字になるという矛盾を地方行政いつまで続けるんですか。もっと、駅前周辺、交通の便がいいところ、そういったところに、地域をコミュニケーションを、そういうコミュニティを形成し、そして、郊外には、安心安全な野菜を作る、そういった農家の皆さん、大規模農家なんか要りません。小さな農家の方々がそれぞれに自営業者として生業(なりわい)を生活していく。
 そして、遠く北海道のものを、ここ九州で買う必要なんかないんです。ここでも十分美味しいジャガイモも、サツマイモも取れるんです。大手スーパーを利用するよりも地域の生産者を支えることが、これからの農業の本当のスタイルなんです。
 何でもかんでもお金で買えばいい、そりゃあもう、やめましょうよ。お金をあんまり使わなければ、そんなにセコセコ働かなくてもいい。単純明快なライフスタイルなんです。でも、お金ばかりに頼る。そして教育も間違って、この日本、戦後から、ずっと経済発展で、現在まで来てしまいました。借金しながら車も買えたり、高校生で車を持っていたり、他の国では考えられないことなんです。ほどほどの生活の中で幸せを感じる、そういう生活にシフトしたい。それが、原発事故被害者として、一番大切、失ったものから、そういうふうに僕は、福島人として感じています。
 どうか皆さん、緑の党、グリーンズジャパンから今回、全国比例区で、原発事故被害者として、候補者として出ている私を娘のために、どうか、国会へ送っていただけませんか。
 僕は娘のために、九州へ避難してまいりました。可愛い娘なんです。まだ、2ヶ月だった頃、こちらに家族で連れてまいりました。今じゃ、立派に、九州弁しゃべってますよ。今日の朝、一緒に出かけたいと、泣きすがってきました。どうですか皆さん、僕は、普通の、政治家でもなんでもない、自分の妻を持っている、そういう候補者です。それと同じように、子どもを大切に思っているお母さん、お父さん、一緒に、この世の環境を変えましょうよ。そろそろ。
 経済発展するよりも。僕は、日本はもっと成熟していくと思ってました。間違った方向に行かないと思ってました。でも、生活するために、夫婦で共働きをし、子どものそばから離れるようになり、不登校や引きこもりが起きてしまいました。不登校や引きこもりの子どもが悪いんじゃないんです。そういう子どもを生み出してしまった大人が作ったこの社会が悪いんです。子どもの体を見て、アトピーやアレルギーや、昔はいませんでしたよ、こんなに。これは、行き過ぎた社会、環境汚染、そういったことに気づかずに、贅沢と思い、大量生産大量消費の中で、こういう生活を過ごしてきた、日本人が悪いんです。
 ここで、一回、この経済を、ゆるやかにし、そして、働く時間もおさえて、家族といる時間、仲間といる時間、音楽を楽しむ時間、彼女と映画を見に行く時間、そういった「時間」という概念で、幸せを感じるようになりませんか。
 お金では幸せ、「あ!お父さん、お父さん、お父さん、お父さん、靴落ちた、靴落ちた」
いえ、子どもに優しい、木村ゆういちです。笑
 いえね、娘を持つ親になって思います。皆さん、お金が幸せの価値なんじゃないんです。時間をどう使うかが、幸せの価値観なんだ、(幸せの)レベルだっていう風に、僕は福島、ふるさとを無くして、そう思います。地元で亡くなった方、そして使えなくなってしまった土壌、今でも悲しんでいる福島の人、東日本の人、仲間、友達、家族、そういったことを考えると、こういう原発事故被害者が、この2年間、この日本を見てきて、感じるのは、やっぱり、政治に出ていくしかない。
・・・・・・本当はやりたくないんです。(思いがこみ上げてきて、声が詰まってしまう)






 悲惨さを経験した人間が、今、ちゃんと声を出さないと、原発を止めることができない。そういう思いで立候補しました。
 原発がまた動くようなことがあったら、僕の娘、また、連れてどこか避難しなければいけない。そういう風に考えています。でももう、避難生活疲れてるんです。
 東日本に、僕ら、畑に入って、野菜も作って送ってます。長崎から、養殖の魚も、僕は自分のお金で、支援者の皆さんと、東日本に、魚も送ったりもしてます。
この2年間で、体ボロボロになってる。ですから、選挙で変えるしかない、もうこれしか道がないというふうに感じ、立候補いたしました。
 どうか、大分の皆さん、僕に、皆さんのその大切な1票を僕に、与えていただけませんか。
僕は、原発とめたいんです!再稼働させたくないんです!娘のために。
 どうか皆さん、僕に力を貸してください。緑の党、グリーンズジャパン、木村ゆういちです。
可愛い娘を持っている、そういう普通の親父です。
 避難し、多くの物を失いました。でも、こうやって今、後ろにいる市民の皆さんが、僕を支えてくれてる、これが唯一の今の僕の生きる望みなんです。こういう仲間がいるから僕は、立候補を決意したんです。
どうか、子どものため、そして未来ある、これから生まれてくる子どもたちのために、原発はもう動かさない、そして、環境に考慮した、そういうライフスタイルを築いていく、お金お金と追い求めるのではなく、時間の中で家族と一緒に、仲間と一緒に過ごせる時間をたくさん作っていく、そういう社会を一緒に目指していきませんか。
 今日は立候補のご挨拶、そして、僕が娘のために頑張っている、そういう話をこの街頭からさせていただきました。
 本当は政治家なんて、役に立たないものと思ってます。でも自分は、皆さんの、ほんと、メッセンジャーとして行くだけです。そして、「原発事故子ども被災者支援法」が制定され、そして、脱原発の道筋が立ったならば、自分は、国会議員をすぐ辞めます。
 もどって、一日も早く、娘と、すべり台をやりたいんです。
 ですから、早く原発を止める。この僕の夢に、皆さん、お力を貸していただけませんか。そして、選挙に行っていただけませんか。
今回、選挙では、自民党、1700万票とります。でも、選挙に行ってない人、4000万票あるんです。そのうちの半分でいいんです。今、ここにいる人の中で、選挙行ったことのない人の半分も行ってくれれば、今のこの日本を変えることができるんです。
 パワーオブザピープル、市民こそが、最大の有権者なんです!組織票にも勝てるんです!自民党にも勝てるんです!
 どんな権力者にも勝てるのが、市民なんです!
どうか皆さん、この言葉を信じて、投票所に行ってください。
7月の21日、緑の党、グリーンズジャパン、投票用紙は漢字で「緑の党」もしくはカタカナで「グリーン」、
 そして、娘のために、僕を国会に行かせてあげよう、そう思ってくれる人がいらっしゃいましたら、「木村ゆういち」と書いてください。
 よろしくお願いします!どうも有り難うございました!




(木村さんは、福島で被曝し、歯が抜け落ち、入れ歯になり、視力も1.5から0.2まで下がってしまい、時々、天と地がさかさまになるようなめまいを感じるそうです。だから、残された命のすべてをかけて、2歳の娘さんのために、原発を無くし、子ども被災者支援法の制定を急いでおられます。)


    

      それでも、あなたは、原発を推進する政党に投票しますか?






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