都市伝説【猿の手】 | - Intersecting glance -

都市伝説【猿の手】

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【猿の手】とは イギリスの小説家W・W・ジェイコブズによる短編小説の中にあるお話しです。



一見みすぼらしい猿の前足のミイラであるが 持ち主の願い事を三つ叶えてくれるという魔力を持つ……


しかし その願い事の成就するには 高価な代償が伴うという内容の話です。




物語は
老いたホワイト夫妻は ある日 猿の手のミイラを手に入れた。




元の持ち主のモリス軍曹は
『その猿の手には 魔力が宿っていて 持ち主の望みを3つだけかなえる力があるらしい。』
と言いました…。





ホワイト氏は 家のローンの残り200ポンドが欲しいと願った。





その翌日 一人息子のハーバートが工場の機械に挟まれて死んだと知らせが届く。


会社は賠償を認めないが 日頃の報酬として金一封200ポンドを夫妻に支払った。




老夫婦は 息子の死を嘆き悲しんだ。





そして 猿の手に
「死んだ息子を返してくれ!」
と願った。





その夜 夫妻は家のドアを何者かがノックする音に気付く。





夫人は その者を迎え入れようとしたが 不吉な気配を悟ったホワイト氏は猿の手に息子を墓に戻す様に願った。





すると…



激しいノックの音は突然途絶えた。





結局 ホワイト夫妻の手元には 200ポンドだけが残った…。
という お話しです。




この話から 漫画・ドラマ・映画など 沢山のオマージュ作品がうまれました。




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