今日の朝…
おもむろに旦那くんが手渡してきたもの。
"ゆりちゃん、プレゼントあるよ"
え？何？なんでプレゼント？
今日なんかの日だっけ？？？
なんでもないけど、
来月で会社3周年だから。
なんか振り返ったらいろいろあったから
内緒でつくりたくなっちゃった。…って。
くれたのは1冊の冊子。
わたしが東北に結婚式や
着痩せオフ会に参戦してていない間に
夜更かしして
せっせと作ってくれたみたい。
3周年に配るの？
▶︎違うよ、ゆりちゃんにあげるの。
世界に一つだけ？
▶︎そうだよ、一つだけ！
中を見たらね〜…
たった8ページなんだけど
今まで、本当にいろいろあった
決して平坦な道ではなかった
わたしたちにしか絶対分からない
その時々の情景や気持ちが鮮明に蘇ってくる
そんな記憶を呼び起こしてくれる
歩んだ道を"あの頃"と呼ばせてくれる
わたしと旦那くんにしか分からない
本当に世界に一つの冊子だった。
痩せてるなぁ…このとき…笑
本当に"会社を作るのがどういうことか"
何も知らなかった。
株式会社、の"株式"の意味も知らなかった。
説明されてもよく分からんかった。笑
事業計画書の本を買ってきて
説明通りに作ろうとしても分からなくて
もう開き直って勝手に作った。笑
旦那くんに手直ししてもらったんだよな…
はじめての新聞掲載は朝日新聞。
オリンピアンの後輩が紹介してくれて
取材に来てくださったんだよなぁ…
ほんと人の繋がりに生かされてる。
2020年のオリンピック東京開催が決まり
"スポーツ"に関する報道が
過熱してるタイミングというのもあって
メディアに取り上げていただくことも増えてきた。
アスリートのために作ってるから
アスリートには本当にピタっとハマるんだよな。
メディアに出演するのは
自分のブランドを知ってほしいと言うよりは
"オシャレを諦めなくていいということを
どうか知ってほしい、気付いてほしい"
という想いが強い。
鍛え抜いた体を、
落ちた筋肉の上に脂肪がついた体を、
きれいに見せるための情報は
本当になかった。今だってなかなかない。
感動してもらえることは本当に嬉しいし
服を通じて"自分"を好きになってほしい。
最近多忙なのと
新商品が出るたびに完売してしまうので
なかなかできてない試着会…。
当時は認知がなさすぎて(誰にも知られてない)
でも服は先に作っちゃったから
少しでも知ってもらう、
手に取ってもらうために必死だった。
バイトして会場を借り、夜行バスで移動し、
服を全部スーツケースに詰めて
旦那くんはマネキンを担いで
試着会を開催してた…。
そのうちに少しずつ
メディアに取り上げてもらうことが増えて
今は試着サービスもあるので
試着会はしていないけど。
でもあの雰囲気は好きだし
3周年を機に復活してもいいかな〜〜〜
これはマジ泣いた………
関東圏内で試着したいという人がいたら
とにかくたった一着を着てみてもらうために
頑張ってバイトして
相手の最寄駅のレンタルルームを借りて
姿見を担いで電車に乗って行ってた…
ドタキャンされて
泣きながら帰ったとき
駅まで迎えに来てくれて
いつかこの日を"あの頃"って呼ぼう。って
写真撮ってくれた。
(めっちゃ爆笑しとったけど)
"あの頃" になったんだよなぁ…
ほんの1〜2年前の話なんて
信じられない。10年前くらいに感じる笑笑
今でも移動はほぼ夜行バス、
ライブ専用ルームも早朝バイト代で賃貸。笑笑
貧乏性は抜けません。
どこでも寝れるタイプだから
時間節約にもいいんだよ！笑笑
でも忘れたくないんだ、このときの気持ちも
このときのハングリー精神も。
KINGLILYの売価が今の金額でもってるのも
会社のお金は服の研究開発や製造に使いたくて
それ以外の部分は未だに
個々で稼いでまかなうことをやめてないから。
KINGLILYに使う時が来たかもねって話してる。
もう一歩、新しい景色が見たいんだ。
必要とされる、認めざるを得ない人間にならなくちゃ。
当時の関東での試着会は
ボランティアで参加してくれる人達に支えられてた。
出産や引っ越し、転職などで
バラバラになってしまったけど…
1人では何も成し遂げられないけれど
助けてくれる人達に支えられて
目指す未来に近づいた日々を
絶対に忘れたくないな、と思った。
この上の写真は結婚してすぐくらいかな？
もう4年くらい前。
うちは子供もいないし仲良いから
今でもいつも手を繋いで歩いてる♪♪♪
私はあまり
過去を振り返らないタイプで
"今の現状"をベースに"目指す未来"へ向かって
最善の選択は何かを考え挑戦するのが好き。
失敗してもちょっと泣くくらいで
すぐに走り出してしまう。せっかちなんだよな…
でも、時には振り返らなきゃいけないし
時には足元をしっかり見なくちゃな。
わたし一人でここまで来れたわけじゃない。
本当に、振り返ると
苦しいことや悔しいことの方が多かった。
旦那くんはその苦しいことや悔しいことの
半分をいつも背負ってくれてた。
怖くて心臓が潰れそうなときも
バカにされて悔しくて無力さに落ち込んだときも
いつも一緒に不安になって
いつも一緒に悔しさを胸に戦ってくれた。
わたしは商品開発やデザインなど
ワクワクすることや
わたしやわたしが生む商品を
"好き"って言ってくれる人達と
ライブやサロンで関われる
とても幸せな仕事をさせてもらってる。
その裏で旦那くんは今も
ファスナーやボタンの一つ一つの発注や
生地屋さんへのアポイント、
工場とのコミュニケーション、納品日程の調整、
会社への問い合わせや
ブランドへの問い合わせ対応、
受注、梱包、発送…
地味な仕事をほぼすべてやってくれてる。
1日の中の限られた24時間を
わたしが目指した夢を一緒に叶えるために
そのために
すべて費やしてくれてる。
創業当初から申し訳ないと思ってた。
早く恩を返したいと思ってた。
旦那くんに夢はなかったんだろうか。
わたしよりも4歳も若い。
わたしができない、といったことを
ゼロから独学で習得してしまうような人。
早く大きくなって、
KINGLILY以外に何か事業展開するならば
旦那くんがやりたいことを
思い切りやってほしいと心から思っていて
そのためには早く認められなければ、
早くもっと大きくならなければ、その一心で
休むよりも走りたかった。
もっと、もっとと今より上を目指し続けてきた。
上を目指し走り続けることで
足元が見えなくなり衝突することも多々あった。
世のため、あなたのためのはずが
伝わらないことが多々あった。
己の常識が自分以外に当てはまらないことを
喧嘩するたびに何度も何度も思い知った。
でも、止まれなかった。
わたしには
この愛の証明の仕方しか分からない。
確実に結果を出す。
認められたい、じゃない。
認めざるを得ない結果を出す。
必要とされたい、分かってくれない、じゃない。
必要とされる人間に自分自身がなる。
それをあなたのおかげだ、って言いたい
本当にそれしかできない。
でもKINGLILYを子供だって言ってくれて
いつの日からか同じ夢を見ていたのかな？
わたしの夢はもしかして
旦那くんの夢にもなっていたのかな？？
そうだとしたら嬉しいな。
やりがいを感じてくれてるのかな？？
結局わたしは
何も変われず走り続けるんだろうけど
何度も喧嘩しながらも
こうやって節目節目に思い返したら
"あの頃があったから今があるね"
って言い合える2人でいたいな。
最後の一枚はこれ笑笑
なんで関西人ちゃうのに
最後にオチを持ってくんねん！！笑笑
この写真は家を出て2秒で
思いっきりコケたやつ………
爆笑されながら写真撮られた………
なんだかんだ
根は真面目なんだけどアホなんですよ
隠しきれないアホなんです
なんかほんまカスなんだよな………
夢追う以外
マジで脳ナシ。
でも、そんな自分を好きになれたのは
わたしの全部を知ってて
それでいい、それがいいって言ってくれる
旦那くんに出逢えたことは大きい。
本当に素敵なプレゼントありがとう
対して物欲がないわたしにとっては
(ほしいものは自分で買うのが好き)
本当に本当に嬉しいプレゼントです…！！
明日も頑張ろうっと！！！
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