このたびの参議院選挙におきまして、猛暑の中ご尽力くださいまして、本当にありがとうございました。
残念ながら十分に県民の皆様よりご信頼をいただくことができませんでした。皆様方の限りない、計り知れないご尽力に比して、結果が伸びなかったのも、最後はわたくし個人に本当に政治を託せるのか、というところで県民の皆様の判断が分かれたものと思います。誠に申し訳ございません。
しかし今回は今までに増して、大きな希望の光を見出すことができました。
個人的な熱烈な支持者が明らかに増えてきた、ということであります。それもこれも皆様方お一人おひとりが、年月をかけて、友人知人に対し、信頼関係を築いてこられてからでございます。
また、政策の中身に関しましても、「一番良い政策だ」と心から共鳴してご支持下さる方がいらっしゃいます。
今回私たちは、「真実の声を国政へ」というキャッチコピーで選挙を戦って参りました。
その真実の声の一つは、「地域主権」の美名のもとに「安全保障政策」を振り回してはならない、ということであります。

まさに、普天間飛行場の辺野古移設事業は、安全保障政策の根幹であり、政府が推し進めていくべき施策であります。政治家は地元に説明責任 を果たし、地元の安心・安全のために力を尽くす義務があります。そのために私は、米軍人・軍属と県民とのコミュニケーションの機会を増や し相互理解に努め、また安心安全のためのパトロールや警察署の警察官の増員をしていく必要がある、とお話しして参りました。
民意を政治的に利用して、国益を損ね、国民県民の命と財産を危険にさらすことは絶対にしてはなりません。
そして二つ目は、経済成長によって福祉を支える新しい日本をつくるべきである、ということです。
今消費税を増税したら、どうなるでしょうか。私は、高福祉高負担型の社会になっていくのではないかと危惧しております。福祉が充実してい るスゥエーデンなどでは、高額所得者が国外に逃れ、財政そのものが厳しくなっております。そのため、移民を使って安い賃金で看護や介護 サービスを行わなければならなくなり、医療・介護事故による高齢者の死亡事故までもが発生しています。
今、我が国は超高齢社会に突入し始めたからこそ、高齢者の活力も生かした、新しい社会を築かねばなりません。未来ビジョンをもって、皆様 とともに熱い熱い夏を駆け抜けてまいりました。今後は、啓蒙活動を継続していきたいと思います。 

本当にありがとうございました。 2013 年7月22日
金城タツロー