「神経系」を復習する!! | 整体の奥義を体系的に学べる学校ブログ!! 身体均整法学園。

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神経系

1神経系は中枢神経系と末梢神経系に分けられる。末梢神経系の求心性神経により集められた情報は中枢神経で統合され、新しい命令が、遠心性神経により骨格筋などに、また自律神経により内臓などに伝えられる
2脊髄神経は椎骨に対応して番号がつけられる。求心性神経は後根から、遠心性神経は前根から出入りし、内部にはそれらに対応した構造が、整然と配列する

3延髄・橋・中脳からなる脳幹は生命維持に重要な中枢をなす。また、脳神経が出入りするとともに、大脳と脊髄を連絡する伝導路も通る
4小脳は大脳とは異なる構造的特徴と機能を有する
5間脳は視床と視床下部からなる。視床は第3脳室の側壁をなす大きな神経核で、大脳への窓口としてすべての情報の取り次ぎを行う。視床下部は第3脳室の底部をつくる小さな領域であるが、自律機能の中枢として重要な働きをなす
6ヒトで最も発達した大脳には、本能機能を営む古皮質の大脳辺縁系と、高次機能の中枢として発達した新皮質が区別される。新皮質の一部では明確な機能の局在がしられている
7大脳の深部には大脳基底核という神経細胞の集団が点在する。脳幹の黒質、赤核、オリーブ核などとともに錐体外路系の中枢として筋の緊張の調節にあたる
8大脳の発達に伴い内部に複雑な脳室系が形成される。脈絡叢でつくられた脳脊髄液は脳室系を流れ脳を包む髄膜のクモ膜下腔を満たし、脳を衝撃から守るクッションの働きをした後、クモ膜顆粒から吸収される
9頑丈な頭蓋骨に守られた脳は特有の循環系を持つ。内頸動脈と椎骨動脈の左右4本は脳底に大脳動脈輪を形成し、動脈血供給の安定化を図る。静脈血は硬膜静脈洞を、硬い硬膜に守られて頭蓋腔を去る
10脳では、情報は種類別に定められた道を通って行き来する。下行性の伝導路は、その行動が意識にのぼるかどうかにより、錐体路と錐体外路に大別される。上行性伝導路は、温痛覚、触圧覚、深部知覚に分かれ、異なる伝導路を通る。原則として3つのニューロンがリレーして大脳皮質に到達する
11脳神経は脳から出る末梢神経である。脊髄神経とは違い、神経ごとにその機能が異なる。純感覚性のⅠ、Ⅱ、Ⅷ、純運動性のⅣ、Ⅵ、XⅠ、XⅠⅠ、両者を併せ持つⅤ、副交感性が混在するⅢ、Ⅶ、Ⅸ、X に分けられる
12自律神経系は交感神経と副交感神経に大別される。両者は平滑筋や分泌腺を拮抗的に支配する。中枢は脳幹と脊髄にあり、節前と節後の2つのニューロンをリレーして標的器官に到達する
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