運動器系
1全身の骨の大多数は滑膜性の連結(関節)でつながり、骨格をつくる
2脊柱は、軸骨格として脊髄を保護し、胸郭および骨盤を構成して、内臓の保護と四肢の骨格および筋系の起点となる
3上肢と下肢の骨格は基本的によく似た構成単位からなる。上肢を体幹の骨格とつなぐ上肢帯は運動の自由度が大きいのに対し、下肢帯は骨盤の一部になるためほとんど動かない。下肢の骨格は全身の体重を支え、移動運動に関わるため頑丈で大きい。
4体幹の筋は脊柱および胸腹壁の運動に関わる筋と上下肢の運動に関わる筋群からなる
5体幹の体壁の筋と皮膚は、肋間神経と腰神経に支配される。骨盤内臓と会陰部は仙骨神経叢の枝に支配される。体壁の栄養血管は、大動脈と腸骨動脈の枝とこれに伴う静脈であるが、前壁を縦に走る血管がある。
6上肢の運動には上肢各部の伸筋と屈筋に加えて、浅背筋、浅胸筋および上肢帯筋が関わる。上腕以下の伸筋群は橈骨神経支配であるが屈筋群は筋皮神経、正中神経および尺骨神経に支配される
7上肢の神経は、ほぼすべて腕神経叢の枝である。上肢は鎖骨下動脈の続きである腋窩動脈、上腕動脈とその枝で栄養をされる
8下肢の筋は一般に大きく、股関節の運動に関わる筋は骨盤の内外および大腿にある。大腿の筋は3群あり、股関節と膝関節の運動に関わる。下腿の筋は主に足関節と足指の屈伸に関わる。足の内在筋はよく発達している
9下肢は、腰神経叢下部と仙骨神経叢の枝により支配される。大腿動脈とその枝で栄養される。股関節周囲には内腸骨動脈の枝も分布する
10頭蓋は脳を保護する脳頭蓋と顔面頭蓋からなる。頭蓋骨の間は顎関節を除き、縫合で連結される
11頭部の筋は顔面神経支配の表情筋と三叉神経支配の咀嚼筋であり、舌筋および咽頭筋とともに食物の摂取・嚥下および発語に関わる
12頸部には体幹の延長としての筋群に加えて、頭部の運動および舌骨の運動に関わる筋がある
13頭部は特殊感覚器からの神経も含め、11対の脳神経が支配する。上位4対の頸神経は脊柱周囲の筋と舌骨周囲の筋および頸部を中心に胸部までの皮膚を支配する
14頭頸部は総頸動脈の枝と鎖骨下動脈の枝により栄養される。脳を除き、静脈血は伴行静脈により環流する。
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