今からちょうど100年ほど前に活躍したアメリカの医師アルバート・エブラム氏は1910年に『Spondylotherapy』を発表しました。その後、1918年まで何度も加筆しながら版を重ね、エブラムは8年のあいだにいくつものエディションを上梓しました。
その最後の版にあたる1918年版『Spondylotherapy』を開いてみると、これがフランスや日本でも紹介されたと言及してあります。兒玉林平が『脊髄反射的療法』を出版したのがちょうど今から100年前の1917年、『Spondylotherapy』最後の版の出版前年ですから、並べてみると時間軸が浮き彫りにされてくる愉しさがあります。加えてそこには『A Rreference Handbook of the Medical Science』へ執筆したとの記載がありましたので、この本にたどり着くことができました。
さて今回のこの『A Rreference Handbook of the Medical Science』、直訳すると「医学の参考文献ハンドブック」ということになります。医学分野に限定した詳しい(ハンドブックとはいえ百科事典かのような大部の)事典です。その1913年版に「Spondylotherapy」の項があり、その部分をエブラム自身が執筆しています。
つまりこれはエブラム自身によるスポンディロセラピーの要約という貴重な資料です。そこで、東京校28Aクラスの上田元美さんに翻訳をお願いし、出版部の小柳、櫨山が手を加えて研究誌>>『身体均整法研究3』に掲載することにいたしました。ぜひ、スポンディロセラピーの全体像を把握する入門編として御一読ください。
※『身体均整法研究3』はこちらからご購入できます。>>『身体均整法研究3』
文責、小柳弐魄
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