好きな、というか、好きだったというか
影響を受けた漫画家さんは
「望月峯太郎さん」
とにかく、絵がバツグンに好きでした
漫画のカット割りやアングル、タッチ、
めちゃくちゃ影響を受けました。
望月峯太郎さんがヤングマガジンで描いてたので
ヤングマガジンの賞に応募したくらい、好きでした^^*
望月峯太郎さんの作品で好きだったのは
「バイクメ〜〜ン」
バイク人間の話なんで、有り得ない設定なんですけど、(バイクの事は全然知らないけど)
私は好きでした^^*
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そして
「岡崎京子さん」
岡崎京子さんと言えば、映画化された
「リバーズエッジ」や、「ヘルタースケルター」で
女性漫画家で性的描写などタブーを外した先駆者だと思います。
(内田春菊さんもいらっしゃいましたが、、)
私が好きだったのは、短編集の
「UNTITLED」
岡崎京子さんは、ご主人と夜の散歩中に
事故にあって、長い間意識がなかったそうです。
漫画は描けなくなってしまったあと、
出版された短編集です。
(親しかった「安野モヨコさん」が監修された様です。)
女性である苦悩とか、切なさとか、
岡崎京子さん特有の表現で描かれていて好きでした。
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「松本大洋さん」
映画化された作品だと
「ピンポン」とか「鉄コン筋クリート」が有名ですが
私が衝撃を受けた作品は
初めて読んだ「ZERO」でした。
知人から薦められて読んだんですが、
「漫画でこんな表現が出来るのか!!?」と
絵に衝撃を受け過ぎて、ストーリーが入って来ませんでした。
ペンタッチ、背景、モノトーンの使い方、
スクリーントーンの使い方、全てが凄くて
圧倒されました。
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「花輪和一さん」
「刑務所の中」
著者の花輪和一さんは、銃刀法違反で実刑判決を受けて刑務所で服役して、
出所後
刑務所の中の日常生活を精密に詳細に緻密に描かれてるんです。
それも
記憶だけで!
刑務所の年末年始のごはんとか、毎日のごはんとか、
大したこんだてでもないのに、みてるとお腹空いてくるんです(笑)
この本を薦めてくれたのは、とある出版社の
敏腕編集長で
「きなこさん、大きい物語を作ろうとしないで
良いんだよ、参考にこの本読んでみて。」
と、私の絵とは似ても似つかない、この漫画を
くれたのですが、
「なるほど、そうか〜!」と
お腹にスーッと落ちた作品です。
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ラストは子どもの頃からずーっと大好きな
「三原順さん」
「はみだしっ子」シリーズ
確か、小学校低学年の頃に連載されていました。
単行本が出るのを心待ちにしてました。
物語が進むに連れて、文字が多くなり、
文章も難解になって行って
ラスト、物語が終わったとき、
意味が全然わかりませんでした。
10代だったので無理もないんですが^^;
30代になってから読み返すと、味わい深かったです。
三原順さんの描く世界
精神世界の絶望とか孤独とか、心の傷とか、闇とか・・
暗くて難解なんですが
救いがあるんですよね。なんか前向きになれる。
この傑作選も好きです^^*
三原順さんは40代で病気で亡くなってしまいました。
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大量にあった漫画の本は、今は殆ど処分してしまい
漫画を読むこともなくなりましたが、
花輪和一さんの本と三原順さんの本は捨てることができずにいます。
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もう、随分昔の漫画ばかりです。
独り言にお付き合い頂きました方、ありがとうございました