■手作り石鹸で“幸せ”売る「石鹸工作所」! | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

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妻のため偵察に訪れました。ここが石鹸工作所の第1号店。2号店はこの裏側にあります。



先日、久しぶりに知人の日本女性に会ったら、顔が若返ってて、冗談じゃなくて一瞬、本人の娘さんに見間違ったくらいなんですが、理由を聞いたら、石鹸工作所(비누공작소_ピヌコンジャクソ)というお店で買った、完全な漢方と自然材料だけの石鹸とローションを使い出したからだというんですね。女性の肌や美容に関心ゼロの私でも気づいた、これが韓国化粧品の力というものかと思いました。^^;


で、さらに話を聞いたら、下の娘さんがひどいアトピーだったんですが、そこのアドバイスに従ってローションを使ったら、なんとアトピーがまったく出なくなっちゃったのだそうです。最初の三日間は顔が真っ赤になって学校も休んだらしいですが、その後、きれいに消えてなくなっちゃったと。なんでも、それまで西洋医学の薬を使って症状を抑えてきたため、それでたまった悪い毒素が出てから、きれいに治ったのだといってました。´▽`


とにかく、「本当に正直にいいものだけを100%使えば、人間の皮膚は必ず蘇るのだ」と。それだけだそうです。漢方や食べられるような自然のいい材料だけをそのまま豊富に使うので、韓国で買う化粧品よりはかなり高いですが、でもたぶん日本円に直せば普通ではないかと思います。´▽`


私も妻のことを考えて偵察して話を聞いてきましたが、行くと驚くほど小さなお店が二つあって、双子の姉妹がオーナーなんですね。いろいろなメディアに紹介された記事が貼ってありましたが、自分たちで材料を探し、研究しながら、本当にいい石鹸をつくることで「幸せ」を売るということを楽しんでいるので、ものによっては作るのが間に合わずに予約しないと手に入らないそうです。台所のような所で本当に石鹸を手作りしているので、まさに石鹸工作所という名前そのままです。(^^;)


あえて名前は出しませんが、韓国で、美肌で有名な芸能人の何人かも、ここの石鹸だけ使っているそうです。年齢や肌の状態を見て使うものが違うので、顔を見せて合うものを勧めてもらうといいですよね。なんと、皺も取れるので、使い始めた日からもう歳を取るのはストップなのだと冗談をいっていました。


お値段ですが、漢方の石鹸は一個がだいたい1~2万ウォン(約700~1500円)でした。泡立ちがよく、なくなりにくいので、1個で1~3ヵ月使えるそうです。化粧落としも全部できるとか。ローションは一番小さいビンが、2万5000ウォン、大きいのは5万ウォンくらいでした。


もちろん、私自身は男だし、使ってないし、聞いた話をただ伝えるしかありません。むやみに無責任な宣伝などしたくないですが、とりあえずこれは信じてもいいだろうなあと思って、そのまま、お伝えしました。参考になれば私もありがたいっス!!ヾ(≧▽≦)ノ"♪


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下に雑誌『ハンギョレ21』に載った記事を訳してみました。石鹸の作品名があまりにも上手くて、とても原文どおりには訳せませんでした。(*´▽`)


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■パク・ヘソン&パク・ヒソン、双子の姉妹の幸せな石鹸工作所
(写真右からパク・ヘソン、パク・ヒソン姉妹)



ソウル青坡洞、淑明女子大の前には同じ名前の双子の店がある。パク・ヘソン、ヒソン(36)双子姉妹が運営する「石鹸工作所」。漢方薬剤、穀物、蜂蜜、ロイヤルゼリー、緑茶、ハーブエッセンシャルオイルなど、100%天然材料でつくるここの石鹸は、5年前に店を出してからというもの口コミで広がって、現在では日本にまでお得意さんが生まれている。


姉妹は国内の大企業(それぞれKT、LG)で海外マーケティングの仕事をしていたおかげで、外国通いが多かった。ある日、お姉さんのヘソンさんは、イタリアのミラノ裏通りをぶらついて、書店で『天然石鹸のつくり方』という本を見つける。「化学添加剤、防腐剤の入らない石鹸?」目が一瞬で輝いた。


その時以来、直接、石鹸をつくって使ってみたし、家族と友達の肌の特性に合わせて機能性の石鹸もつくってみた。成分と色、形を研究しながら、夜を明かしてみれば、このことを「なりわい」としなければならないという気持ちが起こった。妹のヒソンと意気投合して店を出した。


事業の経験がなくて、ベンチマーキングをする対象もないような状況だった。石鹸をつくる時に「きれい、面白い、幸せ」という言葉が自然に出てくる、ということと、二人の退職金だけが唯一の元金だった。


お父さんはいつも、「あまりにもよくやろうと思えば、本人も周り人々もたいへんだ。あまりにも上手にやろうと思わないでいてこそ、結局は上手にできる」と話したが、店を開く時にも今でも、それが大きな座標だという。姉妹のお父さんは『東亜日報』記者出身の報道人・パク・スンチョル(66)さんである。ひと時、有名デパートや明洞などに売場を5個も置いたが、お金は儲けられても仕事に追い詰められて幸せは後回し、健康まで脅かされる、ということが分かったという。


二人は「手に入れられる一番よい材料を使う」ということを原則としている。必要ならば山地にも直接出向いていく。一つひとつが“作品”であり、自分たちは“幸せ”を売るのだ、と信じているからだ。


穀物でつくった『ぽやっと白い石鹸』と、蜂蜜・ロイヤルゼリーが豊富に入った『パンパン石鹸』が一つになった『うちのママの青春』、マイルドな有機農材料でつくった『うちの赤ちゃんの甘い夢』、黄土と蜂蜜・緑茶で毛穴管理や栄養効果を加えた『私の女の朝・夕』、『私の男の朝・夕』セットなどが“幸せ工作所”姉妹の代表作品。


各職場の女性労働組合などから団体注文を来る時に一番やりがいを感じるという。自分たちも、退勤後にあまりにもくたびれて、化粧を落とすこともできずにベッドに倒れるようなサラリーウーマンとして暮らしてみたことがあるからである。


[原典] http://www.hani.co.kr/section-021013000/2007/09/021013000200709200678004.html



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店に入るとまず目に飛ぶ込むかわいらしい石鹸たち。これは自然材料ですが、漢方ではありません。



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そのまま部屋に置いてもアクセサリーになりそうで、贈り物にピッタリですよね。体にもいいし。



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この壁に重なって置いてあるのが、丹精込めて作られた漢方石鹸たちです。
それぞれに用途があり、この店が誇る作品たち。とても貴重なものですね。



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妹さんのパク・ヒソンさんです。やさしくいろいろ説明してくださいます。もちろん韓国語ですが…。



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壁にはさまざまな主要女性雑誌に紹介された時の記事が貼ってありました。



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店のウィンドウにはテレビに出たことが。なんとスーパージュニアがここで石鹸を作ったそうです。


●ホームページ(韓国語)

●日本語で紹介されているページ


【行き方】 地下鉄4号線淑大入口駅10番出口を出て出口と反対方向を向くと交差点があるので、右折し線路の下のトンネルをくぐって、さらに横断歩道を渡って真っ直ぐ行きます。


ストリートビューで見てみよう!→1号店  2号店



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