預言書とは、神の計画=人類の歴史の変遷、を描写したものである | 浅利幸彦の預言解読講座

浅利幸彦の預言解読講座

預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

「聖書、特に黙示録、そしてノストラダムスの解釈は非常に難しい」

とはよく言われる。
では、何故、難解なのか?
という理由を考えると、

まず一つは、「喩え、暗喩、暗示を駆使した象徴技法で書かれてある」、
というところにある。


だから、書かれてある語、言葉が、
「これは、そのままのものを指しているのか?
それとも何か別の事項の喩え、暗喩として代用されているのか?」
を考えて、暗喩として代用されているのならば、それが何の暗喩なのかを突き止めて解明していかなければならない。


次に、これは、特に黙示録などでよく言われていることなのだが、

「時間の順に書かれていない、つまり、時系列に沿ってかかれていない、出来事が時間的にばらばらに分解されて、錯綜され、並列され、混合されて記述されていること」

が挙げられる。
「だから、時系列に沿って並び直さなければならない」
と、これはよく言われている。
しかし、実は、こう言っている研究家自体がこの意味を解っていない。
というのは、こう言っている研究家に限らず、一般の人達も
「歴史というのはこの歴史が、ただ一つしか存在していない」
という固定観念に縛られているからだ。

>「だから、時系列に沿って並び直さなければならない」


と言っておきながら、これを「この(一つの)歴史の中だけで並び替えよう」、と努力している。


これに更に
「預言書に書かれてあることは全てが、(この歴史上で)成就する」
という信念が加わる。


だから、預言書に書かれてある中の「未来に関する預言」と思われるものを拾い出して、それらを全部、無理やりこの歴史の延長上の未来に押し込めようとする。
その結果、あっちこっちが出っ張ったり、重なったり、という矛盾だらけの未来予測が出来上がるのだが、それは仕方ない、というか「そんな矛盾は気にしてられない」というヘンテコリンな未来予測を提示していて
「これが預言書を解読した結果の未来です」とそのボロボロで継ぎ接ぎだらけの未来予測を提示してすました顔をしている。
いくら変でも、責任は預言書の方にあります、と責任を預言書に押し付けている。


例えば、「イエス(天使)がサタンを成敗して、サタンに勝利して地上に義の王国(天使王国)が出現する」
という預言があるので、これも必ず、この未来に成就する、と考えている。
しかし、これは、


「期限(1999年)までに地球人が天使軍団を呼んで、両者が提携して準備をして悪魔軍団の侵略を阻止できたならば、そうなる」
という条件付きの仮定の預言なのである。
これは単に「天使の願望、天使の目的を告示した」にすぎない。
この天使王国は預言書を作成した時点での未来にも存在していなかったし、今回の延長上の未来にも存在していない。
未来に存在しているのは悪魔帝国だけだ。
その悪魔帝国を天使王国へと変更させる為に天使は預言書を歴史に付加したのである。


しかし、これをいくら説明しても理解できない人がいる。
それは


「歴史というのは、この歴史が唯一ではない、
歴史というのは変遷していくものだ。
既に何回も変遷していっているし、これからも変遷していく。
この歴史も、その変遷していく歴史の中の途中段階の歴史にしかすぎない」
という「歴史の変遷」を理解できないからだ。


そもそも預言書というのは「この歴史だけ」を描写したものではない。
「いくつもの違う歴史」を描写したものである。
すなわち、預言書とは、
「神の計画=人類の進化の道程=歴史の変遷、を記述したもの」
なのである。


私は本で、


最初の歴史=地球人が宇宙へ脱出して地球を破壊してしまった歴史=元史

2番目の歴史=悪魔軍団が先に未来から戻って来て、地球人を征服してしまった歴史=前史

3番目の歴史=天使軍団が遅れて未来から戻って来て,福音預言を歴史に付加した歴史=今史

4番目の歴史=地球人が期限(1999年)までに天使軍団を呼んで、悪魔軍団の侵略を阻止出来て、地上に天使王国が出現した歴史=来史


というように、人類の歴史を4段階に分けて説明している。
今の歴史は3番目の今史であり、それを4段階目の来史へと進化させようとしたのだが、今回もそれに失敗してしまった。


これはなかなか理解しにくい、と思うが、これを視覚化した最新の図は、


悪魔的未来人「サタン」の超逆襲、ヒカルランド刊

の127ページに載せた。
(これはその前の本のものとは少し変えてある)


また、ネットでも、これを視覚化してくれたものを作成してくれている。
http://www.geocities.jp/kkokrjp/rekisi.html
これを見れば、理解の助けになると思う。


つまり、預言の解読というのは、

「その記述はどの歴史を描写したものなのか?
を突き止めて明らかにし整理していくこと」
なのである。