神の7千年計画 、聖書に書かれてあるタイムトラベルと歴史の更新 | 浅利幸彦の預言解読講座

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預言書(主に聖書とノストラダムス)を解読して未来を明らかにしていきます。
未来において艱難が起きますが、その前に天使軍団(天使的未来人)による義人救出=携挙、が行われる、と預言されています。

以前、このブログでは「神の計画」を解説した。
今日は、同じ神の計画を解説するのだが、それに「時間」という要素を加えて説明しよう。
聖書では、神と人類に与えられた全ての時間を7千年間としている。
勿論これは、喩え、象徴の意味であり、実際の7千年間ではない。


その根拠は、 まず、創世記の冒頭に、
「神は天地創造と全ての御業を6日間で行い、1日休まれた」と書かれてあることに由来する。
6日と1日で計7日である。
6日働いて1日休む、というのは1週間の起原になっている。


そして、新約聖書に
主のもとでは、1日は千年のようで、千年は1日のようです」(ペトロの手紙 二、3-8)
という記述がある。

この両者を併せて、神と人類に与えられた全ての時間は7千年間である、と考えるのである。
預言書では伏線、ヒントと答えをわざと引き離して別の書に振り分けているから、それを
見つけ出して照合しないと答えは得られない、という構造になっている。

ペトロの手紙の「主にとっては1日は千年の如し」という言葉は有名であるが、旧約聖書にも同様の記述がある。


90:4あなたの目の前には千年も過ぎ去ればきのうのごとく、夜の間のひと時のようです。
(詩篇)


これは、例の「重要な事項は必ず二書以上に同様の記述がある。二書以上に書かれてあるものが有効である」
という法則にならったのだろう。
作者(天使)は、「これは重要だから旧約聖書の詩篇にもこの一節を入れておくか」と考えたのだろう。


よく「聖書では今から約6千年前に天地創造があった、と書かれてあるが、宇宙がたった6千年前に誕生した、という事実はない。
進化論も無視している。
だから聖書なんて非科学的でインチキだ」
と言う人がいるが、
「馬鹿だなあ、6千年前、6千年間というのは喩え、象徴だよ。
喩え、象徴を理解できないで非科学的なのはおまえの方じゃん」
と思う。
更に、この宇宙は6千年前に誕生した、と文字通りに受け取っている原理主義者もいるが、それも同様だ。

どちらも、喩え、象徴を理解できない馬鹿である。


「イエスは全てをたとえで話した」とあるが、これはイエスの言葉だけでなく、「聖書全部が喩え、象徴で書かれてある」という意味だ。


このように、聖書では、全ての時間を7千年間に喩えている。
だが、この7千年間は、初めの6千年間と終わりの1千年間とに分けられる。

何故なら、創世記の冒頭で、
「主は6日働き、1日休まれた」とあるからだ。

つまり、神と人間が働けるのは、初めの6千年間に限られる。
ここから、天地創造から6千年目に最後の審判があり、6千年目に決着がつけられる、
と考えられる。

そして、聖書の記述によると、天地創造から6千年めはだいたい西暦2000年頃になるという。

そして、聖書において千年間と書かれてある場合は、最後の1千年間を指す。
これは主にとっては安息日にあたり、
その御業を休まれる期間だ。
安息日というのは、主=人類は働かないで休む、つまり、決着がついてしまっている、という意味になる。

千年間というと思い浮かべるのは千年王国、あるいは至福千年という言葉だ。
これは黙示録の次の記述がもとになっている。


20:1またわたしが見ていると、ひとりの御使が、底知れぬ所のかぎと大きな鎖とを手に持って、天から降りてきた。
20:2彼は、悪魔でありサタンである龍、すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき、
20:3そして、底知れぬ所に投げ込み、入口を閉じてその上に封印し、千年の期間が終るまで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。その後、しばらくの間だけ解放されることになっていた。
20:4また見ていると、かず多くの座があり、その上に人々がすわっていた。そして、彼らにさばきの権が与えられていた。また、イエスのあかしをし神の言を伝えたために首を切られた人々の霊がそこにおり、また、獣をもその像をも拝まず、その刻印を額や手に受けることをしなかった人々がいた。彼らは生きかえって、キリストと共に千年の間、支配した。
20:5(それ以外の死人は、千年の期間が終るまで生きかえらなかった。)これが第一の復活である。
20:6この第一の復活にあずかる者は、さいわいな者であり、また聖なる者である。この人たちに対しては、第二の死はなんの力もない。彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に千年の間、支配する。
20:7千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。

(ヨハネの黙示録)


この中の


獣をもその像をも拝まず、その刻印を額や手に受けることをしなかった人々がいた。彼らは生きかえって、キリストと共に千年の間、支配した。


という記述から、「キリストと義人が(地球を)千年間支配する」
という預言だと考えてこれを千年王国、至福千年としたのである。
これは天使軍団が地球を支配するのだから、正確には天使王国である。
これは、「地球人と天使軍団が協力して悪魔軍団の侵略を阻止できた歴史=来史」の記述(予想)である。
これを、文字通りに「キリストの支配が千年間続く」と解釈する人がいるが、それはおかしい。
これよりも前に


11:15第七の御使が、ラッパを吹き鳴らした。すると、大きな声々が天に起って言った、
「この世の国は、われらの主とそのキリストとの国となった。
主は世々限りなく支配なさるであろう」。


という記述があるからだ。
ここでは、「キリストの支配は永遠に続く」、となっている。

千年間と永遠では矛盾している。

では、どちらが正しいのか?というと、「キリストの支配は永遠に続く」の方が正しい。
20章に出てくる「千年間」というのは「象徴としての千年間、神の7千年計画の中においての最後の千年間」を指していて、これは実際は「最後の審判=1999年、以後の永遠、未来永劫」を意味しているのである。


さて、20章には「キリストが支配する千年間」以外にも別の千年間が出てくる。


20:2彼は、悪魔でありサタンである龍、すなわち、かの年を経たへびを捕えて千年の間つなぎおき、
20:3そして、底知れぬ所に投げ込み、入口を閉じてその上に封印し、千年の期間が終るまで、諸国民を惑わすことがないようにしておいた。


という記述である。
悪魔、サタン、龍、へび、というと悪魔軍団を指しているのかな、と思うが、
文面をよく読むと、これは、
「元史=最初の歴史において、スペースコロニー計画で地球を破壊してしまった為に地球に帰れずに宇宙を彷徨ったスペースコロニー計画の参加者及びその子孫」
を指している、と解釈した方がいい。
「捕らえられて閉じ込められた」とは、「地球に帰還できずに宇宙船に閉じ込められてしまった」という意味だ。

彼らは地上に残された人達を全部殺してしまった、という酷いことをしたので、悪魔に喩えられても当然である。


その後、しばらくの間だけ解放されることになっていた。
20:7千年の期間が終ると、サタンはその獄から解放される。


これは、悪魔軍団の方が先にタイムマシンを開発して未来から過去の地球に遡って来た、ということを表している。
そして、この書き方は「悪魔軍団を先に戻したのは、神の計画によるもので、神の意図が働いたのですよ」
ということを示している。

また、前史=悪魔軍団が先に未来から戻って来て地球人を征服してしまった歴史、
と今史=遅れて未来から戻って来た天使軍団が預言書を歴史に付加したが、地球人はその真意を理解できずに、期限=1999年までに天使を呼ばないで、悪魔軍団の侵略を阻止できな買った歴史、

では、どちらも21世紀以後永遠に悪魔帝国が続く。
サタン、悪魔の記述は、元史、前史、今史の描写であり、

キリストが支配する千年間は来史の描写(予想)なのであり、両者共に21世紀以後に起きる。


ダブってはいるのだが、同時には起きない。
つまり、歴史が異なっているのだ。
異なる歴史の描写なのである。
これを理解できないとこの記述の真意も理解できない。

黙示録には「これは異なる歴史の描写ですよ」という注釈は無いから、自分で見つけて理解しなければならない。
まあ「異なる歴史の描写ですよ」と書いたところで、普通の人、1980年代以前の人には、どういう意味だかは解らないだろうが。


この千年間と言うのは、喩え、象徴としての千年間であり、実際の千年間ではない。
つまり、ここで、タイムトラベルと歴史の変遷を述べているのであり、これを考慮しないとこの記述自体を理解できないのである。
この「神の7千年計画」というのは、預言書の基本的な時間割り、タイムスケジュールなので、これが解っていないないと理解できない記述も多い。


「聖書のどこにタイムトラベルと歴史の変遷なんかが記述されているんだ?
(どこにもそんな記述なんかないじゃないか)」
と言う人がいるが、ここがその記述であり証拠である。
(ただし、ここだけにそれが書かれてある訳ではない。あちこちに書かれてあるが、どれも喩え、象徴で暗示されているので解り難いだけだ)
これは私の説、基本となる理論を完全に理解しないと納得できないだろうが、それを説明するのは大変である。