新規作成(クリップボード) | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

フォトショップでは新規作成時にクリップボード内に画像がある(コピーやカット)場合、自動的に書類の大きさを合わせてくれます。

●ラスター画像の場合(フォトショップなど)

ピクセル数、カラーモード、解像度を自動的にクリップボード内と同じになるので、書類作成後ペーストすればコピーしたものを余白なしで作成できます。


サンプルファイルのダッキー君の登場です(周りに少し余白を入れました)。


「ダッキー君」を天地50ミリにしたい場合、ラスター画像だと、計測して計算するしかありませんが、切り取ってしまって、サイズを調整という方法もあります(画像のサイズが変わるのでケースによっては使えませんが)。

選択してコピー(またはカット)。
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新規書類を開くとクリップボード内(選択したダッキー君のみ)のピクセルサイズが入力されています。
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開いてペーストすれば、天地左右とも余白のないダッキー君ができます。
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画像解像度でサイズを天地50ミリに変更すれば終了です。


余計なピクセルが無くなるのでデータも軽くなります。



●ベクター画像の場合(イラレなど)

カラーモードを書類の設定に合わせてくれますが、グラデなど、ものによってはCMYKモードでもRGBになったりします。

サイズはオブジェクトの原寸になります。
解像度は任意で設定する必要があります(前回設定のまま)。

試しにさっきのダッキー君をライブトレースでパス化し、天地50ミリに変形しました。
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新規書類を開いてピクセルでペースト。

画像解像度をみると、天地は約50ミリになっています(端数は解像度によるものです)。
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どうしても端数が気になる方は、レイアウトのソフト上で変形した方がよいでしょう。