島を塗る3 | 3倍早くなるためのDTP講座

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DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

※このエントリーは画像をパスに変換するという内容ではなく、画像の下に、塗り用のオブジェクトを置くというものです。書き方が悪く誤解を受けそうなので一部修正しました。内容は変わっていません。

ワタクシは高解像の線画の場合、オリジナルをそのまま使うのが基本と思っております。

しかし、中にはどうしてもパス化しなければならないケース、例えばグラデーションを入れたりすることもあると思いますのでちょっと方法を考えてみました。

ただし、オリジナルの線画は生かして塗りだけをオブジェクト化します。

ライブトレースなどは実務ではほとんど使っていないので、この方法が正しいかどうかは自己判断でお願いします。

まず、前回の1bitを2枚配置して揃えるまでは一緒です。

次に島の画像を選択し、形が崩れないようオプションを調整してライブトレースにかけます。
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よくわからないので、とりあえず0、0、0にしてみました。


拡張すると白と黒のオブジェクトができるので、白い方は削除します。

ここでアンカーポイント数を見てみると26,474あります。
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少しでもムダなアンカーポイントを減らすため、パスファインダのオプションを開き「余分なポイントを削除」にチェックを入れます。
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そして形状エリアに追加(CS3での呼び名。いわゆる合体とか合流とかいうやつ)し、拡張する(CS3ではオプションを押しながらボタンクリック)と形状はほとんど変わらずポイント数は12,189になります。
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この時点では線と島オブジェクトがほぼ抜き合わせ状態なので、島を太らせて線の下に潜らせます。

線幅を0.05mm(主線が0.1mmとしてその半分)、ラウンド結合にしてパスのアウトライン。
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そのまま再び形状エリアに追加。

アンカーが多いのでオブジェクト→パス→単純化で線をはみ出さない程度にパスを減らしてみましょう。
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135°を境にポイントが大幅に減るのでその辺が限界でしょうか(普段は使わないのであまりわかりません)。

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主線をすかしてみるとこんなかんじになります。


注意点として、湾のような箇所が袋になっていると色が付いてしまいます。複雑な形状ではやらない方がよいかもしれません。
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さて、これでだいぶファイル容量を減らせたかと思いきや、20MBのファイルを内包したデータ(画像は埋め込み)が一番軽いんですけどぉ!?
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はーん、最近はそーゆーことになってるの…。PDFベースだから?

8とは違うのだよ8とは!ってかんじなのかな?