テキスト流し込み | 3倍早くなるためのDTP講座

3倍早くなるためのDTP講座

DTPの作業を早くするためのテクニックを綴っていこうと思っています。

今回はテキストの流し込みを効率化します(Mac OSXのみ)。ちなみにこれは以前書いた記事の合体・再編です。

参考過去記事
Illustratorで「フォーマットなしでペースト」したい(OSX)
グラフの修正6


さて、以前作った書籍の海外版を作ることになり、文字を英語に差し替えることになったとしましょう。
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テキストは支給で、

Head
Pocket
Foot
Hand

とあります(実際にはもっと多く、ファイル点数も多いと思ってください)。

「ドタマ」から時計回りに流し込んでいけばいいだけですが、このような場合、エディタからコピペしているケースも多いと思います。

しかし、アプリの切替やカーソルの移動のタイムロスを避けるため、ここはIllustrator上でやってしまった方が何かと便利です。

何かと便利、イラレで便利ということで、「テキストばらし」を使いましょう。

あと、下準備としてものかのさんの「CiPT」を起動し、環境設定で好きなキーを登録しておきます(Quickeysとのバッティングに注意します)。Quickeysで「コマンド+A、CiPTに割り当てたキー、コマンド+V」のシーケンスをショートカット化しておきます。
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これを(A)とします。


まず、テキストをエディタからまるっとIllustrator上にコピペ。書体なんかはどーでもいいんです。

そのままテキストばらしをかけます(これもQuickeysでショートカット化しておきましょう)。

コマンドを押して、カーソルを選択ツール(ダイレクト選択でもOK)にして、テキストオブジェクトをカットします。

ターゲットとなるテキスト上でダブルクリックし、(A)のショートカットを押せばカットしたテキストを流し込めます。

属性なしでペーストしているので、揃えや級数などはもとのままです。


動画。

コマンドキーを頻繁に使うので、ショートカットはコマンドキーから左手の移動の少ないものにすると効率が上がります。