さて、次はいよいよ「データ結合による一括流し込み」をやってみましょう。
ここでQuestion、「データ結合」とは何か? なにやら複数ドキュメントをくっつけそうな名前ですが、全然違います。それはブックです。答えはこちらをご覧下さい。
はい、わかりましたね。InDesign上でデータベースからフォーマットに流し込む機能なのです。
そう、これを使えばモンスターが500体だろうと10000体だろうと流し込みの手間は一緒(のはずですが…、アレさえなければ完璧だったんですけどね)、特にこのような同一体裁で内容だけ変動するものなら使わない手はありません。
しかも、入稿データからそれほど改変もせずに作れるうえ、画像も同時に張り込めます。
まずマスターは台紙のみにします。下マージンは端数の関係でキッチリにすると入らないことがあるので、いったん少し下げておくことをオススメします(後で戻しましょう)。
画像フレームの設定とスタイルの作成(スタイルは無くてもできますが)は前回同様にします。
入稿テキストをJeditの一括変換でタブ区切りにしておきます。このときに画像名も含めてしまいます。
↑元データに対しての連続変換設定
↑上に項目1行追加と最初の2段はタイトルが入るのでダミーを入れます
フォーマットにデータ結合用の設定をします。
↑項目をドラッグするだけ。超カンタンに設定できます。
単ページからでないと複数レコードが入れられないようなので、とりあえず単ページで作成。
そして結合!
全台流し終えたらページパネルからなにやらゴニョゴニョすると見開きになります。
↑ドキュメントは見開きでも単ページになるので
↑チェックを外してつけると
↑こんなん出るのでいいえにすると見開きになります
さーて、これで完成…あれ? 何かマージンからずれてるぞ。
これが「アレ」です。アドビのページに載ってました。
で、対応策が
解決方法 (SOLUTION)
この問題を解決するには、結合ドキュメントが作成された後に手動で位置を調整します。
ぷっ。なめんなよ(^の珡の^)。CS2からあってCS5になっても直さないとは、全然やる気なしっすね。
事象はだいぶ前に気付いていましたが、アドビのページは最近気付きました。これ、けっこう話題になってたのですね。
んじゃ、解決してやろうじゃないの。
マージンに揃えるだけなので、コマンド+A、グループ、マージン上揃え、マージン左揃え、グループ解除(これはなくても可)を56÷2=28回繰り返しましょう。Quickeysがあれば28回ボタン押すだけ。
もしくは「一括でドキュメント内のオブジェクトをページ毎にマージンに揃えるデータ結合修正スクリプト」を書きましょう。^^
なにはともあれ、できました。
修正がなければ500でも10000でも同じ手間なのに…。
ニラレバ、いやタラレバを言っても仕方ないので、アドビさんにはCS6には直してもらいましょう。^^