http://www.zakzak.co.jp/soc/news/200428/for2004280007-n1.html

金正恩氏、新型コロナ感染!? 中国医療団が北朝鮮へ「ECMO」「アビガン」持ち込み情報 感染者は「国内にいない」としているが…




  北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の、健康

不安情報が飛び交っている。


   「心臓手術説」や「重篤・脳死説」「療養説」などがあり、北朝鮮メ

ディアは「根拠のないデマだ」と否定しているが、何らかの異変が

あった可能性は高い。


   中国の医療チームが、新型コロナウイルス対応の医療機器や薬

を北朝鮮に持ち込んだとの情報もある。


   こうしたなか、米空軍と航行自衛隊が、朝鮮半島周辺で共同訓練

を行ったことが注目されている。


   北朝鮮が国内の動揺を抑え、他国を牽制(けんせい)するために、

弾道ミサイル発射を強行することなどを警戒しているようだ。

 



                                          ◇



 

   「大体分かっている」「遠くない将来に、あなたたちも知ることにな

るだろう」

 


   ドナルド・トランプ米大統領は27日の記者会見で、健康不安説が

浮上している正恩氏の状態について、こう語った。

 


  菅義偉官房長官も同日の記者会見で、「(正恩氏の動向と、北朝鮮

によるミサイル発射の兆候などについては)重大な関心を持って常日

ごろから情報収集、分析に努めており、米国を含む関係国とさまざま

なやりとりを行っている」と語った。

 


  正恩氏については、米CNNが20日、正恩氏が手術を受けた後、

重体に陥ったとの情報を報道。


   韓国の北朝鮮専門ニュースサイト「デイリーNK」も同日、正恩氏が

心血管系の手術を受けたと報じ、ロイター通信は25日、「中国、北朝

鮮に医療専門家などのチームを派遣」と伝えた。


  確かに、正恩氏は11日の党政治局会議に出席したと国営メディア

が翌12日、写真とともに報じたのを最後に、視察活動などは明らか

になっていない。


   北朝鮮最大の祝日であり、毎年必ず出席していた15日の「金日成

(キム・イルソン)主席生誕記念日」にも姿を見せなかった。

 


  一連の健康不安報道に対し、北朝鮮の対外宣伝雑誌「今日の朝鮮」

は28日までに、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」の公式アカ

ウントで、「全く根拠のないデマだ」と非難した。


   北朝鮮の公的メディアが正恩氏の重体説を否定したのは初めてと

みられる。

 


  北朝鮮の朝鮮中央通信も27日、正恩氏が同日、南アフリカの祝日

である「自由の日」に際してシリル・ラマポーザ大統領に祝電を送った

と伝えた。


   ただ、正恩氏が健在ぶりを示さない限り、動揺は続きそうだ。

 


  CNNが衝撃報道をした直後、日米同盟が存在感を見せた。

 


  米空軍と空自は22日、日本海や沖縄周辺空域で共同訓練を実施

し、米軍のB1戦略爆撃機1機とF16戦闘機4機、空自のF15戦闘機

8機とF2戦闘機7機が参加したのだ。

 


  B1爆撃機は、全長約44メートル、全幅約41メートル。


   航続距離1万2000キロ。


   「死の白鳥」の異名を持ち、超音速で敵地に侵入し、精密誘導兵器

で重要拠点を攻撃できる。

 


  正恩氏は現在、東部元山(ウォンサン)に滞在しているとみられる。


   最新の衛星写真によると、21日以降、特別列車とみられる列車が

金一族の専用駅に停車しているという。


   B1爆撃機は元山から約900キロ離れた上空を通過したとされる。

 


  米空軍は共同訓練の意義について、「われわれはこの地域の平和

と安定への関与を続け、新型コロナが世界的に猛威を振るう状況下

でも、世界のどの地域にでも同盟国と即応できる能力があると示した」

と説明した。


  北朝鮮が今後、中・長距離弾道ミサイルを発射する可能性があり、

米空軍と空自は警戒監視を続けている。


  中国の医療チームについても、興味深い情報が飛び込んできた。


  日米情報当局関係者は「中国の医療団が、新型コロナウイルスの

重症患者に使用する人工心肺装置『ECMO』(エクモ)や、新型コロ

ナウイルスへの効果が期待されるインフルエンザ治療薬『アビガン』

を、北朝鮮に持ち込んだという情報がある」と明かす。


  北朝鮮は、世界保健機関(WHO)に対し、新型コロナウイルスの

感染者が「国内にいない」と報告しているが、実は感染が広がって

いるとの見方は強い。


  エクモやアビガンが北朝鮮に持ち込まれたのが事実なら、正恩氏

や党指導部の要人が罹患(りかん)したか、罹患した場合に備えた

ものと考えられそうだ。


  日米共同訓練を、識者はどう分析するのか。


  軍事ジャーナリストで評論家の潮匡人氏は「米空軍のB1爆撃機

は、北朝鮮がこれまでミサイルを発射した場所や、元山も射程に入

れて飛行したとの情報がある。これに対し、北朝鮮も戦闘機を飛ば

して、つばぜり合いを演じたようだ。新型コロナウイルスの感染拡大

が続くなか、米軍は、戦略爆撃機の配備をグアムから米本土に移し

た。抑止力低下が懸念されるが、米軍としては、不穏な動きをみせ

る北朝鮮と、東・南シナ海から西太平洋に進出しようとする中国に

対して、『いつでも来るぞ』と強い意志を示したといえる」と語って

いる。





北のメディアが、金委員長の重態説を否定した。と、言う事は、
重態なんでしょう。

妹の時代となるのでしょうか?それとも、乗り越えて、再び、
表に出てくるのか?注目したいです。