こちらではお久しぶりです。
 最近は飲む量と執筆するための時間が合わなくて……
 ですが、まぁ元気にやってます。むしろ忙しいと言うべきかもしれませんね。
 
 さて、今回のお酒は『花陽浴』です。 



 スペックは瓶囲の無濾過生原酒。かつ精米歩合48%の純大吟。度数は16度。
 いわゆる"HNB48"と言われるもののひとつですね。
 酒泉洞堀一さんにて購入。少量入荷されたものを何とか入手できたといったところですかね。
 
 ――もともとこの花陽浴というお酒、僕がまだ日本酒をあまり知らなかったころに飲んだお酒で、こうした飲みの道に誘う決定打ともなった日本酒のひとつでもあります。
 



(上写真:『ラブライブ! スクールアイドルフェスティバル』より。下写真:神田明神にて。筆者撮影)
 
 まぁ花陽浴を知ったのは『ラブライブ!』の小泉花陽さん(上写真)の影響が大きいのは言うまでもありませんが。名前が丸かぶりですし、もともとこの系列で知った日本酒でもありますしね。
 地元の居酒屋でこのお酒を見つけ、「かよちんの名前のやつじゃないか!」と喜ぶも、名前負けしてたらどうしようとの恐れもあり……
 
 恐る恐る、飲んでみたら……
 なんと美味いことか!
 香りがフルーツそのもの!甘味がとろける!
 かよちんイメージさせるようなお酒じゃないか!日本酒も白いご飯からだったよな!?
 そも、今の日本酒ってこんな美味いのあったのか!
 
 ――こうした経緯で驚きを与えてくれた日本酒でした。
 これと合わせて『飛露喜』『冩樂』『風の森』などという日本酒に出会ってしまえば、そりゃあもう日本酒というジャンルに虜となるのはお分かりかとは存じます。
 
 
 余談が過ぎましたね。では飲んでみましょうか。
 立ち香の時点でパイナップルもしくは蜜を煮たような甘い香りが強く出ています。
 この華やかさ……鮮やかさ!開けたてならではの醍醐味か!
 香りだけで充分過ぎるんじゃないかって。『鳳凰美田』みたいな評価だなぁ。でもそれだけの存在感があるってこと。
 飲み口は軽快でサラッとした印象ながら、含むと蜂蜜的な甘味の塊が膨張。甘味と混ざるかたちでうっすらと苦味の層も伺え、それがアクセントとなって甘味のなかに立体感と複雑さをもたらします。
 膨張した甘味は若干の渋味で徐々に収斂されていきながら、ガスを伴ったフレッシュな酸味で流していきます。開けたてにはどこかハーブのような余韻もほのかに感じられましたね。まぁハーブのような感じは雄町や八反錦に比べて控えめだけど。
 それでもこの圧倒的幸福感!まさにアイドルさながらの輝きながら、あるだけで至福感さえも感じさせるこの出来……感服するしかありませんね。
 
 なお、開栓後2日経ってからになると、複雑な甘味はそのままではあるものの流石に酸味の出力が落ちてきて、あたかも貴醸酒を思わせるような味わいと化しました。僕は敢えてこんなアテを用意したんですよね。


 貴醸酒にはバニラアイスと決まっている!ならばこれならどうだ!
 というわけで、ハーゲンダッツと合わせてみたんですよね。
 勿論相性も良かったですね。甘味と甘味が複雑に絡み合ってよりデザートらしくなった感じ!
 あと、ドライフルーツも良かったですね。ヨーグルトとかも試したほうが良かったかな……


お気に入り度 96点/100点
 
おすすめ 甘口濃醇な日本酒が好きな方。用途はデザート酒か。
 


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