はじめまして

心屋認定カウンセラー
永井あゆみです



長野県佐久市で、両親と暮らしています。
バツイチ子供なし、1977年生まれです。

2016年1月に、心屋塾マスターコース35期を卒業し
2月から心理カウンセラーとして活動を始めました。


その2年ほど前、
普段テレビを見ない私が、たまたまつけた番組で
心屋仁之助さんが芸能人の悩み相談を受けていました。

「頑張らなくても愛されてる、って言えますか?」

その言葉が突然胸に飛び込んできて

言葉にならない思いとともに、
涙がこみ上げてきてひとりで泣きました。

その頃の私は、離婚して2年目で
ひとり暮らしをしていました。
生活はカツカツだったけれど、
自由で気楽な生活を、楽しんでいたはずでした。

けれどその言葉で泣いたことで、
私のなかの本当の気持ちが溢れだして
もう自分をごまかすことが出来なかった。


なんでこんなに苦しいの?

なんでうまくいかないの?

なんでひとりぼっちなの?

「頑張らなくても愛されてる」
なんて言えない

頑張らなくちゃだめでしょう?

生きていくのに
頑張らなくていいわけがないでしょ?

誰が愛してくれるの?

苦しいよ

もう頑張れないよ

だれか、助けて!


それから、心屋仁之助さんの本を
読むようになりました。


これまでの私の人生は、
“波瀾万丈”とよく言われました。

書ききれないほどいろんなことがあったけれど
とくに生きにくさを感じていたのは

高校生の頃と、結婚・離婚したときのこと。


私が2歳のとき、母がバセドウ病になりました。
3歳のとき生まれた弟は小児喘息がひどく
自分も病気で苦しんでいる上に
入退院を繰り返す弟
営業マンで忙しく、帰りの遅い父
母は大変だったと思います。

私は預けられることが多くて
寂しさを抱えて育ちました。

「おねえちゃんだから我慢しなさい」

「おんなのこだから我慢しなさい」

その言葉を重りに、私は家族に
心を閉ざしていきました。

思春期でそれが爆発します。

家は私の居場所ではなく
学校にも違和感しかなく
いつも心の真ん中に、大きなイライラの塊がありました。

体調を崩して、心療内科にかかるようになりました。

さらに17歳で卵巣腫瘍がみつかり
手術を受けて、高校の単位を落とすことに。

未来が見えなくて、
何度も死のうとしました。

死のうとしたんじゃなかったのかもしれない

「苦しいよ、気づいて」と
親に伝えたかっただけなんだと思います。

通信制の高校に編入をして
働いて一人暮らししながら高校を卒業できたのは
21歳のときでした。

その頃、恋愛や仕事で
必要とされることを感じることができて
私はゆっくり立ち直っていきました。

24歳のとき、趣味で
アカペラグループを組んで活動を始めました。

仕事や恋愛や、病気の再発や
事故や怪我や、相変わらずの親との確執や
いろんなことが起きたけど

メンバーたちと、ライブ活動をする日々が楽しくてたまらなかった。
それまでの生きにくさを挽回するみたいに
たくさんの仲間に囲まれて、幸せで
それ以外のことがうまくいかなくても
帳消しに出来るくらい夢中でした。


34歳で結婚をして、松本へ引っ越して
たった1年で離婚することになるまでは。

そのとき私は笑顔をなくしました。


そこからの一人暮らし。
音楽を再開したり、恋愛もしたり
少しずつまた笑えるようになって
もう大丈夫、と思う反面

気づき始めていたこと。


私に起きる問題は、いつも
なんでこんなに同じパターンなんだろう

かたちを変え、相手を変えて
似たような問題が起こるということは

“相手”じゃなく“わたし”なのかもしれない。


そして心屋仁之助さんの本で

“目の前の問題はダミー”なんだということを
理解して……いえ、したくて

悶絶しながら「ありえないこと」に体当たりしていき
少しずつ、楽になっていきます。

ちなみに私の当時の「ありえないこと」は
・家計簿をつけるのをやめる
・仕事をサボる
・嫌なことを断る
・会いたい人だけに会う
みたいなことでした。

そして「いちばんありえないこと」が

親に頼ること。

マスターコースに行くことを決めて
まず、初めて親からお金を借りました。

今考えてもそれはまさにバンジージャンプ!

親からお金を借りるなんて(しかもいい年で)
私にとって絶対しちゃいけないことだった!!

さらに、マスターコースに受かって
東京に通うことになったとき
親に頭を下げて、
実家に戻りました。


私の「ありえないこと」
親は、喜んでくれました。


マスターコースの7ヶ月間は
想像以上に過酷だった~(笑)

カウンセラーになるのに、
なんでこんなにまでして
自分の隠しておきたい過去や
見たくなかったどす黒いところを
さらけ出さなきゃいけないのー!!

同期みんなで、泣いて笑って
オエオエしながら、必死で学びました。

そしてたくさん、たくさん
これまで見えていなかった愛に気づきました。


これまでの“波瀾万丈”が
すべて自作自演だったのだということ。

わたしの、ほんとうの問題。

そこが解決したとき、
ダミーだった問題たちが一瞬で消えていく。

思えば、これまで私には
何度も何度も強制終了がきていたのでした。

子供の頃から、本当に何度も。

病気も事故も怪我も離婚も
すべて強制終了だったのに
私はそのたびに「さらに頑張る」事が
すべてだと思ってきた。

まだ私の頑張りが足りない

まだ努力が足りない

自分を責めて、奮い立たせて。


まさか
“頑張ったからうまくいかなかった”
なんて、思いもせず。


学びは、足すことではなく引くことでした。

変えたのは、やりかたではなく
“在りかた”でした。


頑張るのをやめたら
重い重い、鎧を外していったら
こんなに楽で、こんなにやわらかくて
こんなに幸せな私がいます。


なにより変わったのは親との関係。
これまでもずっと愛されてきたことを
今は、素直に受け取れる。

私が変わったら、世界が変わりました。

生きていてよかった。


私が出来るようになったのは

自分を大切にすることです。

自信を持つことです。


嫌なことがぜんぶ消えるとか
すべてを幸せに変換することではありません。


今が苦しいあなたへ

わたしは、助けることは出来ないけれど

伝えることが出来ます。


自信をもって。


2016.2.1     
心屋リセットカウンセリングマスター
永井あゆみ