「あれ、ここだけ盛り上がってるね、なんだろう、つんつん」
「ちょっとー、触らないでよ!」
「ごめんごめん、触らないけど、だって、ほら、ここだけ不自然に盛り上がってるよ」
「盛り上がってないってば!」
「う、うん、盛り上がってないね(汗) そんなに怒んなくても」
「なんでそんなデリカシーのないことするの!!」
「だから、ごめんって言ってるじゃん」
「ごめんで済むと思ってるの!? 」
「え、盛り上がってるねって言っただけだよ」
「ここは、ナイーブなの!」
「え、何もないって言ったじゃん」
「な、何もないわよ、でも、触られたくないの! 普通触らないでしょ!」
「何もないのに?」
「そうよ、何もないから触られたくないの」
「そうなんだ、わかった、じゃ触んない」
「ちゃんと謝ってよ」
「え、何を」
「触ったこと、デリカシーなく」
「え、だって何もないんでしょ」
「あるわよ」
「え、あるの?」
「何もないのがあるの」
「い・・・いみわからん」
「だいたい、勝手に触っていいと思ってるの?!」
「ご、ごめん」
「それでいいのよ。ほんと、訴えるわよ」
「何もないのに・・・ でも、明らかに盛り上がってるのに」
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「あのーーー」
「はい」
「なんか、ここが盛り上がってて、痛いんです」
「あ、盛り上がってますね」
「はい、みんなが触るから・・・ (涙 」
「じゃ、ちょっと、その絆創膏はがしてみましょう」
「え、いやですよ」
「なんで」
「だって、痛いじゃないですか」
「でも、何とかしていんでしょ」
「それはそうだけど・・・ここデリケートなんです」
「そうなんですねー、じゃ、ゆっくりいくよ」
「ゃ、やめてください、自分でやりますから」
「うん、じゃ、やって」
「・・・」
「どうしたの」
「ムリです」
「そうなんだ、じゃ、やるよ」
「いやーー、いたーーーい、ひどーーーい!」
「ほら、長い間ほっといたから、膿が溜まってるよ」
「いやーーーーー、見たくないーーー」
「でも、これ取らないと」
「いやーーーーー・・・」
「じゃ、やめよう」
「いやーーーーーーー!!」
「じゃ、取ろう」
「それもいやーーーー!!!」
「んじゃ、も一度絆創膏張ろう」
「はい・・・」
「またいたくなったらくるんだよ」
「はい・・・」
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「あのー」
「お、やっぱり痛くなった」
「はい」
「んじゃ、も一度やろうか」
「はい・・・ 涙」
「おいおい、泣かないで、つらかったのかな」
「ひくっひくっ」
「よく頑張ったねー、優しく取るからね」
「い、いたいっ!」
「うんうん」
「これは」
「きゃーーー!! いたいーーー!! むりーーーー!!!」
「いいから、はい、べりっ」
「ぎゃーーーーーーーーーーー!!!!」
「痛いねー」
「ううううううう・・・・・・・」
「これだけ溜まってたら、臭かったでしょ」
「はい・・・・ すごく臭くて」
「で、どうしてたの」
「消臭スプレーでごまかしてました」
「そうなんだ・・・」
「色んなスプレー売ってるし、いい香りのもあるし・・・
だから・・・もう臭くないって思ってたのに」
「たのに」
「みんなが、腫れてるって、臭いって言いだして」
「そうなんだ」
「それでも我慢してたけど・・ もう・・・」
「そうか、でも、ほら、大きいの取れたよ」
「あああ・・・・ こんなのがあったんですね・・・ でも、まだ痛い」
「そうだよ、この膿の下に、傷があるんだ」
「え・・・・」
「この傷を何とかしないと、また膿んでくるよ」
「・・・・」
「この傷、さわるよ」
「はい・・・ 涙」
「おいおい、僕が悪い奴みたいに思うじゃないか」
「悪い奴ですもん」
「おいおい(@_@;) じゃ、やめようか」
「やめちゃ、いや♪」
「ぐっ(-_-) んじゃ、触るよ」
「いやーーーーーー!!! きゃーーーーーー!!! 」
「がんばれー」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛・・・・・」
「どう」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・ 」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「はあ」
「どう」
「ちょっと軽くなった感じ」
「よかった、こっちはどう」
「ぎゃーーーーーーーーーーーーーー!!!! いたーーーい!!!」
「ほれほれ」
「きゃーーーーーーーーーーーーーー(@_@;)!!!」
「んじゃ、やめる」
「きゃーーーーーーーーーーーー!!! やめないでーーーーー!!!」
「ほらほら」
「きゃーーーーーーーーーーーー!!」
「傷口が、餃子みたいになってるよ」
「きゃーーーーー・・・・ きゃははははははは(笑)」
「餃子が、ドラ焼きみたいになってるね」
「ほんとだーーー!! どら焼きー」
「このどら焼きを、今まで嫌ってたんだねー」
「だって、どら焼きたべたら死ぬって言われてたもん」
「いま、食べれる?」
「はい、ぱくっ おいしーーーーー!!!」
「美味しいでしょ」
「どら焼き、食べちゃいけないって思ってた」
「思ってたね」
「でも、こんなにおいしかったのね」
「そうだね」
「だから、どら焼きをくれる人は、みんな意地悪してるんだって思ってた」
「ばかだねーー」
「ばかでしゅーーー」
「ますますバカだねー」
「きゃはははは(笑)」
「んじゃ、次はこのどら焼きを、歩きながら食べるんだよ」
「え、無理です・・・」
「なんでよ」
「だって、歩きながら食べたら、パンダになるって言われたもん」
「誰がゆったの」
「・・・・ お母さん」
「みんな歩きながら食べてるよ、ほら、あそこ」
「ほんとだ・・・ でも、無理」
「そかー・・・残念だね」
「・・・・」
「どうする」
「・・・」
「んじゃ、食べてみようかなって思ってみて」
「・・・それならできるかも」
「んじゃ、頑張ってね」
「はい、やってみます」
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「どやった」
「たべれましたーーーー!! あるきながらーーーー!!!」
「よかったねー」
「歩いてるほうがおいしいんですね! 楽しいし!」
「そうでしょー」
「しらなかった・・・ 今まで私何やってたんだろ」
「夢見てたのよ」
「夢?」
「そう、柳を幽霊だと思ってたのよ」
「そうなんだーーー・・・ だって、色んなことが変わり始めたもん」
「どんなふうに」
「だれも、どら焼き食べろって言わなくなった」
「ほう」
「そしたら、自分からどら焼きかって食べたの」
「ほうほう」
「そしたら、美味しそうだねーってみんな集まってきたの」
「よかったね」
「でも」
「でも?」
「なんか、今までと違ってドキドキして」
「どゆこと」
「わたしのことなんか誰も気にしてないと思ってたから・・・」
「愛されてたんだねー、もともと」
「え」
「愛されてないって思いたかったんだねー」
「えええ?」
「だって、愛されてるってなったら、自分がお母さんに構ってもらえなかった理由が
つじつま合わなくなるもんね」
「・・・・!!!」
「だから、愛されてないって思いたかったのかもね」
「思いたかった・・・」
「思いたかったってことは?」
「ことは?」
「愛されてるって、どこかで知ってるんだね」
「どゆことですか」
「やせてるって思いたい人は?」
「え・・・ 太ってる人」
「そうだね」
「んじや、いい人でいたい人は?」
「・・・・悪い人!!!!」
「でしょ(笑) ということは、愛されてないと思いたい人は?」
「・・・・・・・・・・ あいされ てる ひ と?」
「声、ちっちゃ(笑)」
「(笑)」
「残念だねー、愛されてたねー」
「いやーー、ほんと残念です(笑)」
「だから、もう今日からは 愛されてる子 でいいんだよ」
「いいんですか」
「いいんだよ、ってか、前から愛されてたのに」
「うーーん」
「振り替えれば、一杯 “愛されてる証拠”あるはずなのに
見ようとしなかっただけだね」
「あいされていい」
「そう、愛されていい」
「愛されてた、気づかなかっただけで」
「そう、残念ながら」
「ざんねーーーん」
「まぼろしーーー(笑)」
てなことを、心屋は日々やってます(笑)
心理療法なんて全然やってません(笑)
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ゴールデンウイーク、心屋漬けしてみませんか(^v^)
4/28東京 オープンカウンセリング
4/29 東京 初級セミナー
4/30 東京 上級セミナー
5/1 東京 上級セミナー2日目
5/3 京都 初級セミナー
5/4-5 京都 上級セミナー
京都を考えている方は、早く宿とっとかないとやばいですよ。