母親に実家に戻りたい。

ようやく別れへの第一歩を踏み出したわたしは、この頃少しずつ何をしたらいいのか、するべきなのか、情報を集められるようになっていました。

事後承諾では危険なので、あらかじめ彼に


「子供を保育園に預けるために仕事を探す」


とだけ宣言しました。

当然彼は嫌な顔をしましたが、社会人経験のないわたしには希望に会うような仕事は見つからないだろうと告げ

「そんなに言うならハローワークに行け。ちなみに俺も当然行くからな」

と、条件付きで仕事を探すことを認めました。

決意の固まっていたわたしは「わかった」とだけ答え、いろんな方法で仕事を探し始めていました。

手出し口出しは多かったのですが、幸いにもこの頃には仕事が終わっても家に帰らず、会社で寝たり友達の家に泊まることがほとんどだったので、作業は意外とはかどりました。

そして、あれだけ同行すると言ってたハローワークに行く日、起こしても起きず…

挙句に物を投げつけられ、わたしは息子と2人で出かけました。

夕方頃になって、携帯に着信があったことに気がついて出ると







おい!なんで勝手に行った?!
俺に言えない仕事をする気だな!
求人票持ってそこで待ってろ!



そう言われたので、仕方なく途中駅で降りて待つことに。



同時進行で急ピッチで家を出るための荷物の選別をしていました。

持ち出すものと捨てるもの、置いていくものの大まかなリストを作り、それに従って荷物を分けて行きました。

引っ越してから1年程度だったのと、狭かったため、前の家から持ってきた荷物と実家から持ってきた荷物は開梱してなくて、そのまま持ち帰ることに。

主に持ち出すために荷造りをするのは

衣類
子供のおもちゃなど、子供のもの

主にというか、必要なものはそれだけでした。

当時を思い返すと、わたしから彼にプレゼントしたもの

実家から持ってきたもの

は、たくさんありました。

わたしがもらったのは


散々言ってようやく買ってもらった指輪
誕生日にもらった時計
お財布

これだけで、しかも全部入籍前のもの。。。

そういえば一緒にいた間、下着はおろか洋服も買ってもらってない、美容院にもネイルサロンにも行かせてもらってない・・・

行っていたのは自分で稼いていた頃、そのお金で行っていただけでした。





年末の帰省だから、また年明けにね。




そう告げて、わたしは自宅を後にしました。

2度とここに住むために戻ることはないのがわかっていましたが、彼には告げていませんでした。


まず、家を無事に出ること。

荷物の搬出はそれからでした。

必要なものは少ないはずなのになぜか八畳いっぱいの荷物ができあがりました。

相変わらず帰宅しない旦那さんは、わたしが荷造りを進めていることに気がつかないまま、ついに搬出の日を迎えました。

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当時のメモや、メール履歴のメモを春頃までずっと保存してありました。

それは、こうやって当時を振り返った記事をいつか書こうと思っていたからです。

でも、なにかが吹っ切れた途端











い~らないっ!





って消しちゃいました(笑)

5月からかな、

行きたいところに行く
好きなことをする
好きな人に会う
やりたくないことをやめる
自分を大切にする



家族を大切にする




これをやるようになってからです。

圧倒的に、別れる前後の暴言が酷かったけど、5年も彼について悩んだから、もう悩み尽くしたんでしょうね。

もう、悩むのがバカらしくって!

ハッピーやぢんさんの教えを、いろんな人の在り方を知れば知るほど、

不思議なことに感謝の念すら湧いてきて

悩んでもいい
恨んでもいい
罵ってもいい
でも
許してもいい



そう、思えたの。







許すとか、ありえない!!

むしろ感謝するとか天地がひっくり返ってもありえない!!

養育費も払わずに雲隠れするなんて許せない!!





そう思っていたの。

ハッピー思考ってすごいね。

いつの間にか







ありえない‼︎





という前提が









ありえないことも○










と、変わってしまいました。

それ自体もびっくりだけど、彼を許したことで、結局







そんな彼を選んだ自分も許した






のでしょうね。

メール履歴も消しちゃうくらいに(笑)

不思議と、いまはいい思い出と悪い思い出、半々くらいで思い出します。

辛いことも多かったけど、楽しいこともたくさんあったのです。

当時はわかりませんでした。

ハッピー思考が、過去の記憶をも変えてくれました。

いまはまだ、息子に彼のことを聞かれることはないけれど、どうやら悪口は言わなくてすみそう(笑)







どうか、ひとりで悩まず愛いに来てください。