モラルハラスメントは「密室の暴力」です。

モラルハラスメントに限らず、DVの被害者も

「なぜ被害を訴えないのか?」

と、言われます。

DVの場合には、見えるところに怪我があれば周囲が気がつくことができます。

相談に乗れなくても、何かあった時には

「やはり彼女は被害者だったんだ」


周囲が、そう確信することができます。

モラハラの怖いところは、外傷がないことです。

モラハラは主に、精神的な暴力が中心となります。

さらに、加害者が外面がいい場合が多く、被害者は「被害者である」ということに気
が付いてもらえない。

それどころか

「あんなに良い旦那さんなのに、あなたはわがままよ!」

と、周囲から非難の対象になってしまいます。

そうして、被害者はどんどん孤立し、自分の方が悪いのかもしれないと

さらに孤立していってしまいます。

私の場合もそうでした。

特に、彼側の友人としか会うことを許可されていませんでした。

当然彼もいっしょです。

年上の友人が多く、普段は仲裁してくれることも多かったです。

それだけに、調停や裁判になった時に当然のことながら

みな、彼の味方になってしまった

そのことで余計に人間不信になり、傷つくことになりました。

モラハラやその他の事で離婚を考えた時

決して、彼の友人や家族に意見を求めてはいけません。

彼の事も知っている自分の友人。

そういう人に相談するか、自分の友人に相談することをお勧めします。

彼の友人は、どんなにこちら側の意向を汲んでくれていても

最終的には彼側の人間です。

復縁する意思があるうちはいいですが、離婚の意思が固いのなら連絡を取らないこと
をお勧めします。

わたしも、途中までは復縁の方向でしたので彼の友人たちにたくさん間に入ってもら


色んなことを助けてもらいました。

しかし、離婚を決めてからは

・考え直さないか
・彼も反省している
・別居で様子を見ればいい

と、彼の伝言を伝えてきてくれたんです。

彼らは親切心から伝えてくれているのです。

でも、離婚を決意したわたしには余計な情報でしたし、罪悪感を刺激されるだけでし
た。

相談をしたいのなら

・自分の家族
・自分の友人
・公的機関

これらに相談することをお勧め致します。



ひとりで悩まず愛いに来てください。