皆さん、すでにご存知と思います。
前々回のブログエントリーでも少々触れましたが、大阪朝鮮高級学校ラグビー部が、第90回全国高等学校ラグビーフットボール大会で3位に輝きました。
しかも2年連続で。
凄いと思いませんか?
一般の強豪校って言ったら、全国から有望な選手を集めるのは当たり前。
しかも、練習環境なんかも凄く充実しているはずです。
しかし、大阪朝高ラグビー部の選手は、殆どが大阪府内の朝鮮中級学校の卒業生で、練習場も大阪朝高の運動場を他の運動部と分け合って使用しているとか。
こんな環境で練習している彼らが全国大会で3位に輝くって事自体、奇跡だと思います。
それと、大変なのは財政面。
高校無償化の対象から除外されたのは勿論、昨年春から大阪府は今まで支給していた助成金までストップしました。
普通に学校を運営していくのも大変だったでしょう。
そんな中で、練習試合や遠征に行くのも府内の在日同胞やOBたちの寄付でやりくりしていたみたいです。
勿論、今回の全国大会出場に際しても全国各地の在日同胞から寄付を募っていました。
練習環境だけでなく財政面でも、嫌、多分、それ以外にも大変なことが沢山あったことでしょう。
そんな厳しい状況での全国3位ですので、ホント、大変だったと思います。
ふざけた元首相じゃないけど「よく頑張った。感動した!」って、感じですかね(^^)
それと、朝鮮新報に掲載されていた、大阪朝高ラグビー部のキャプテンのお父さんの一言が凄く印象に残りましたので、紹介させていただきたいと思います。
「朝鮮学校がすばらしい学校だということをあらためて示せた。朝高生は単にラグビーのために進学してきた生徒たちではない。民族教育のなかでラグビーを通じて心と体を鍛え上げた生徒たちだ。そんな彼らが本当に大きな勇気を与えてくれた」
ホント、感動を、勇気をありがとうございましたって感じです。
ところで、朝鮮学校への助成金をストップした大阪府の橋下知事って元ラガーマンでしたよね。
ちなみに橋下知事は大阪朝高が決勝まで行ったら、試合を観戦しに行くと大阪朝高の選手らと約束していたみたいですね。
今回、惜しくも決勝には進めませんでしたが、橋下知事の目に大阪府代表として頑張った大阪朝高の選手達の姿がどのように映ったのでしょうか?