さてさて
2日目はメインの伊勢神宮へ。
まず、外宮の前に別宮の月夜見宮(つきよみのみや)へ。
厳かな空気漂うお宮です。
祭神は天照大御神の弟神。
建速須佐之男命(たけはやすさのお)の兄神にあたります。
『古事記』では
イザナギが黄泉国から逃げ帰って禊ぎをした時に右目から生まれたとされ
もう片方の目から生まれた天照大御神、
鼻から生まれた建速須佐之男命と共に重大な三神。
すぐ隣に
月夜見宮の荒御魂を祀る高河原神社があります。
村上さんが教えてくれました。
人間の心の中には
荒々しい心、やさしい心、いろんな心がある。
それぞれの気持ちには
「荒魂(あらみたま):勇(前に進む力)
「和魂(にぎみたま)」:親(人と親しく交わる力)
「幸魂(さちみたま)」:愛(人を愛し育てる力)
「奇魂(くしみたま)」:智(物事を観察し分析し、悟る力)
という神様の魂が宿っていて
それが合わさって人間のこころがある。
だから、どれも大切なこころ。
バランスを欠いてるなと思ったら
その神様を祀る神社を参拝するといいそうですよ~。
う~ん。
すごくわかりやすくて、なんて優しい考えなんだろう。
いまに通じる教えが古来からあったんですね。
それぞれの心に神様が宿っている。
だから、神様はほんとうは神社にいるんじゃなくて
人の心の中にいる。
深い~~~~。
いよいよ
いよいよ外宮へ。
月夜見宮の鳥居から伊勢外宮までのびている、
まっすぐな道「神路通り(かみじどおり)」を歩いて外宮へ。
文字通り神様が通る道です。
祭神は天照大御神のお食事を司り、
あらゆる産業の守り神である豊受大御神(とようけのおおみかみ)。
内宮創建から500年後に迎えられました。
このあと、内宮に行って感じたことですが
外宮のエネルギーはすごくぴーんとした張った空気感に満ちていて
とにかく強い。
陰と陽でいうなら外宮は陰。
内宮は陽。
ご正宮の中は撮影禁止です。
外宮の中に別宮がいくつかあります。
土宮(つちのみや)、風宮(かぜのみや)、多賀宮(たかのみや)
を参拝したあと
相方が
「もいちど、ご正宮を参拝したい」
というので、再び参拝。
なにやらビシバシ感じたようです。
その次はバスにのって
倭姫宮(やまとひめのみや)へ。
倭姫宮は内宮の別宮で
天照大神の御杖代(みつえしろ:神の杖代わりとなって奉仕する者)となって
皇大神宮(内宮)の創建に功績があった倭姫命をおまつりしています。
倭姫命は諸々の祭典、摂末社や御料などを定められた。
もともと、十代崇神天皇のとき、
天照大神は宮中に祀られていましたが
神威が強いということで別地に祀られることに。
そこで皇女豊鍬入姫命は天照大神を祀る場所を求めて旅に出る。
52年間、豊鍬入姫命は奉仕されたが、
老齢となり、姪の倭姫命にその任を預けたそうです。
で、伊勢がその地に選らばれたそうです。
その後は
みちひらきの神様、「猿田彦神社」へ。
ものごとの最初に現れ、万事良い方向へおみちびきになる神様だそうです。
さて、いよいよ内宮へ。
おかげ横丁」を横目にみながら
内宮へ。
この宇治橋の欄干は16基あり、
その擬宝珠(ぎぼし)と呼ばれる丸い飾りの一つだけ色が違うんです。
この擬宝珠の中に
宇治橋鎮守神である饗土橋姫神社のお札が納められているらしく、
宇治橋の安全と、宇治橋を渡られる方の安全を祈願しているそうです。
この擬宝珠は伊勢神宮参拝後でないと触れることは出来ないので、
参拝者のお帰りの安全をも祈願しているらしいですよ。
ここに来て、わたしたちがすぐに感じたこと。
外宮とぜんぜん「気」が違う~。
外宮は厳粛なピンと張り詰めた「気」、
内宮はおおらかな、開けた「気」
かなあ。
そんな感じです。
村上さんに教えていただいた手順で
まずは五十鈴川で手を清め
それから五十鈴川守護の水の神さま「滝祭神(たきまつりのかみ)」で
参拝してから内宮へ。
御朱印をいただいて大満足♪
いざ、おかげ横丁へ。
やっぱり伊勢うどん。
これ、好みが分かれるみたいですが
わたし、結構好きだなあ。
そばよりうどん派なので
毎日食べても大丈夫かも。
赤福買ったり、コロッケ食べたり
お土産買ったり
お酒飲んだりして楽しみました~♪
大満足のお伊勢2日間でした!
・・・・・・・・・・・・・
ではでは今回の旅の日記はこのへんで・・・。
ここまで根気よくお読みいただいた方
ほんとにほんとにありがとうございます。
かなり長いけど
「こたつ」始動には欠かせない記念の旅日記。
書き留めておきたかったのですー。
古(いにしえ)の教えは現在にも通じることがたくさんありますね。
「勇」「親」「愛」「智」の教えは
深~く心に刻み込まれました。
一人でも多くの方に
心身ともに健康になっていただけるように
日々精進していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。
自然療法サロン こたつ