今日は、しっとりしたお話を黄色い花



私の家には、アニマックスが流れていますマイメロ
アニマックスとは、24時間アニメを放送しているチャンネルですテレビ
アニメ、大好きドキドキ
あまり民放は見ないので、テレビではアニマックスや音楽チャンネル、海外ドラマのチャンネルなどを流しています音譜






そのアニマックスで、印象に残るお話がありましたキラキラ
フルーツバスケットとゆうアニメの中で、男の子が語ったお話本




クラス会で、『笑える話全集』とゆう本を読んだ男の子が、その中にあった一つの物語の話をします。

男の子の語り口調ではなく、覚えている範囲で文章に変えましたビックリマーク











クローバー世界で一番バカな旅人クローバー


バカな旅人が旅をしていました。
旅人は、すぐに街の人達に騙されてしまいます。
その度に、旅人は、お金や服やクツを騙し取られてしまうのです。

だけど旅人はバカだから、「これで助かります」とゆう街の人の嘘にも、ポロポロ涙を流しながら、「お幸せに。どうぞ、お幸せに」と旅を続けます。

そして、とうとう裸になってしまった旅人は、町を歩けずに森の中を旅するようになりました。

すると、今度は森の中で魔物に出会います。
魔物達は旅人の体を食べたくて、嘘をついて旅人を騙します。
もちろんバカな旅人は魔物の嘘に騙されて、腕を1本、足を1本とあげていきました。

結局、頭だけになってしまった旅人は、最後の魔物に目玉をあげてしまいます。

魔物は旅人の目を食べながら、「ありがとう。お礼に贈り物をあげましょう」と言いました。

しかし、その贈り物とは「バカ」と一言だけ書かれた紙切れでした。

だけど旅人は、「ありがとう、本当にありがとう。初めて贈り物をもらったよ。嬉しい、嬉しい。本当にありがとう」と、なくなった目から涙をポロポロ流して、死んでいきました。





物語を話終えると、男の子は続けます。




この話を、みんな笑ってた。
僕は、目を閉じて旅人の事を考えてみたんだ。
騙されて、頭だけになって、
ありがとうって泣いた旅人の事を考えてみた。
そして思ったんだ。
あぁ、なんて愛しいんだろうって。
損とか苦労とか、考えるだけ無駄だよ。
旅人は、そんなこと考えていないんだから。
ただ、
誰かにとってはバカでも、僕にとってはバカじゃないだけ。
誰かにとっては騙しがいのある人でも、僕は騙さないだけ。
僕は、本当に喜ばせてあげたいと思うだけ。
それでもやっぱり、旅人をバカだと思う?
目を閉じて、何を思う?







こんなお話でした本
『幸福の王子』や『星の金貨』に似ていますよね流れ星
検索してみましたが原作は出てこなかったので、挿話の為に、この漫画の作者さんが作った創作童話のようです虹








自分が生きていくうえで、大切なものが何かを解っている人は、とても強いと思う。


なかなか実生活の中では、こんな究極の選択はなくて、ちょうどいいところを選びながら、得るものと失うもののバランスをとって生きていると思います。


大切なものを守るためには、誰かにとっての魔物にもなるし、大切な人の前では、無償で与え続ける旅人にもなる。


旅人を騙した人たちも、みんなが悪ではないと思いたい。


信念を貫けば、それだけの代償が必要なんだなぁと思いました。


いつも迷いながら手探りで、選んだものにも自信がない私には、旅人の潔い生き方に憧れのような尊敬のようなものも感じました。


それから、この旅人は幸せだったんじゃないかなぁとも思います。
旅人の涙が、慈愛に満ちた涙だったらですけどね汗
悔し涙だったら、いっきにホラーだ叫び








誰かを本当に喜ばせたいと思った時には、損とか苦労とか考えるだけ無駄なんだ。

そんな人に出逢えた事で、自分はもう、とっくに幸せにしてもらってるんだから。




なんて、しっとりしたコトリでした好