唇のほくろ、シミは取れるのか？

ほとんどの場合で、Yes、です。

当院には実は、「唇のほくろを取りたいです」というご相談がかなり多いです。

実際にはほくろではなくて、メラノーシス、macule というものであり、あえて分類するとしたら色素沈着やシミということになるかと考えています。

なんでこんなに唇のご相談が多いんだろう？と考えたのですが、もしかしたらブログの影響もあってかなぁーと勝手に思っています。

こちらの記事を書いた頃から増えました。

https://ameblo.jp/ksbeauty/entry-12373146466.html

塗り薬や、飲み薬ではなかなか消えないと思いますがレーザーなら素早い治療が可能です。

様子をみたって消えないことが多いので、美容的に気になる場合にはご相談に来られてください。

アトピー性皮膚炎の方に多いです。

「取れないと思っていた」「ほかの皮膚科ではあきらめてと言われた」というかたがとても多いです。

大きさによっては手術して縫合で対応することもありますが、多くの場合はレーザーで可能です。

今回ご紹介するのは小学生の女の子の症例です。

唇の真ん中に昨年からホクロができて気になるとのことでご来院でした。

たしかに、目立つ状態。

特に悪いものではなく、口唇メラノーシス、labial macule といい臨床現場では頻繁に目にする状況です。

レーザーは炭酸ガスレーザーといって痛みがありますので、小学生のこの子にはちょっとお辛いだろうと思い、「いま絶対とるってことじゃなくてもいいよ？もうすこしあなたが大きくなってから、中学生になってからでもいいよ？」とお母様と共におはなししましたが、ご本人の決意がかたく、痛みは我慢するから取ってほしい！とのことでした。

ご本人の意思を尊重して、その日にレーザー。

局所麻酔をした後に、レーザーで削ります。

レーザーよくがんばりました、泣いたり動いたりせず、本当にえらかったです。

(あまりに動く場合はお子様の場合、安全優先のためにレーザーを中断することも稀にあります。)

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下くちびるの、中央です。