先週末は、土曜の診療後に博多にいき、スキンケアに関するセミナーへ。
この夏に発売になったコラージュリペアが会場には飾られていました
東邦大学医療センター 大森病院の臨床教授 関東裕美先生のご講演はおもにアトピーや接触皮膚炎に関して。
とても写真が多くスライド中にでてきて、
日々の診療に直結する話でした。
●正しく洗う(でも、洗いすぎない!とくに冬はダブル洗顔はダメ)
●適切に守る(遮光と保湿は大事)
●気持ちよく装う(メイクアップはしてok)
ということを強調されていました。
洗うという行為に関しては、
わたしもやりすぎはNGだと思います。
懇親会ではさらに関東先生に直接聞いてみたのですが、乾燥肌の人は冬はダブル洗顔はやめたほうがいいということと、時と場合によっては石鹸すらもNGとすることもあるということを教えていただきました。
メイクアップは、石鹸で落ちるものであれば石鹸1回のみというのが良いだろうという部分と、そもそも汗や皮脂でメイクってけっこう夕方には落ちてきてるんだから一生懸命にオフする必要はないんだ、という考え方も、とても、共感できました。
アトピーの方や、敏感肌の方であっても、特定の成分にかぶれる接触皮膚炎のことは調べてみると意外と少なくて、ご本人が「化粧品かぶれです」と思っていてもそうではなくてスキンケアが間違っていることが山ほどあるということも教えていただきました。
ひとくくりに「メイクはやめなさい」なんて言わず、
状況判断で、「メイクしてもいいんですよ、ただ、アイテム選びと落とし方に気をつけようね」といってあげるのが、皮膚科医の仕事ではないか、とわたしは考えています。
女にとって、メイクアップが救いとなる場面は
ものすごく多いんです。とくに肌荒れのあるときこそ。
ファンデーションやお粉は、粒子そのものが紫外線散乱剤の役目をするので、遮光としても働くのです。
アイメイクやリップなどのポイントメイクは肌荒れをごまかすために必要な場面ってあります。
スキンケアって、奥が深すぎます。
ご講演の最後にお話された
「日々変化する肌に向き合う」という言葉が最も印象的でした。
スキンケアってメディアでも、医学的なテキストでも、プロであろう人がだしている美容本でも、様々なことが書いてあって、時としてそれは逆のことがかかれていることもあるくらい。
正解が一つではない、というのは、
多様性があって良い反面、わかりにくいんですよね。
それって、肌が人それぞれに違うし、さらにいうと同じお一人の中でも季節や生理周期、日によってもお肌が変化するから、そのときそのときで、正解がかわってくるということなんだよなぁーって思います。
どこのメーカーのなにがいいとか、
そんな単純なことではなくて。
わたし自身は、
①摩擦しない
②紫外線対策する
③保湿する
が鉄則だと思っています。
(でもゼオスキンに関しては、赤・セラピューティック中だけ、保湿という概念をすてて治療と思って使ってもらってます。)
どんな方にとってもどんな状況にあっても「これが正解!」というのが一つに絞れないのがスキンケア。
同じ方の中でも
季節、ホルモン、生活環境、住む場所、使っている化粧品、冷房暖房、睡眠がとれたかとれなかったか、など日々の変化する要因が必ずあるから、正解は刻々と変わってしまうんです。
もし、わけがわからなくなったら、
一旦シンプルにもどす!というのをおすすめします。
メイク落として、洗顔して、ブースター美容液つけて、化粧水乳液して、マッサージして、パックもして、美顔器もして、、、みたいな工程数がおおすぎるスキンケアはどれかにかぶれるリスクが上がるし、摩擦もかならずおきます。
(お肌が大丈夫なとき、それでご本人が調子がいいならそれをやってもいいです。)
もし、調子が悪い時はあれもこれもと工程は増やさず、むしろ減らしましょう。
夜は石鹸でサッとあらうだけにして、保湿を一種類だけたっぷり塗って、早く寝る!が理想です。
(保湿は塗る回数も関係しますから、わたしだったら寝る前にもう一回同じ保湿剤をたくさん塗って寝ます。)
頑張りすぎず、
心地よく過ごしたいものです。
何が正解かわからなくなったら、
自分が心地よいと思う直感に従うことです。
理屈じゃないんだなぁ〜
くれぐれも、メディアの情報に惑わされませぬよう、
お気をつけを、、、
(みんなネットみすぎ!、と思う。ブログとかインスタとかしときながら、わたしが言えないか。笑)
Dr.Moeでした
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