ハイドロキノンはきちんと方法と対象を理解して
使用する限りには
素晴らしい成分だと思います。
やはり、美白の力は、強力です。
それは、ゼオスキンなどの
ハイドロキノンを主軸にした塗る治療の
当院の症例写真をみていただければ、
明らかなことです。
ただ、ずっと使うのはよくないです。
↓症例写真のまとめサイトはこちら↓
ハイドロキノンについては、
私自身も随分と論文も読んで確認しました。
たまに行う講演の中では医者向けとして
オクロノーシスのことや、自分が経験した症例、
そして対処法などを詳しく話しています。
ここのブログでは、
医療従事者の方よりも一般の方の比率の方が
おそらく高いので、
患者様からよく聞かれる質問に例えながら
答えたいと思います。
毎日、本当によくご質問を受けるのがQの内容です。
私自身が臨床で答えているのが、Aの内容。
普段は時間がなくてこれの半分くらいの
内容での回答になってしまうこともありますが、
わたしが頭で考えていることは以下の内容です。
Q
ミラミン(ゼオスキンのハイドロキノン)っていつまで使っていいの?
A
ハイドロキノンは、ミラミンだけでなく他の製品も
6ヶ月使用したら2ヶ月休むようにしていただいています。
オバジ先生自身からのご提案は5ヶ月ですが、
日本語を使う私たちにとっては6ヶ月、つまり「半年」という区切りの方がわかりやすくて覚えやすいので、6ヶ月ということでつたえています。
事前に販売元にも確認しましたが、この1ヶ月の誤差については問題ございません。
ミラミンやミラミックス自体の開封後の消費期限が
6ヶ月たのもあって合わせています。
あなたの肌にとっても、製品自体も、6ヶ月まで、です。
Q
その後は2度と使えないのですか?
A
2ヶ月間の休止を挟んで、再開は可能です。
私たちとまた相談しながら、そこは決めましょう。
本当に必要な場合にはあと1クール(6ヶ月ハイドロキノンを使う)こともあります。
Q
6ヶ月つかって、2ヶ月休む、を守っていたら
ずっとそれを繰り返してもいいんですか?
A
そんなことはありません。
極端な話、10クールとか、20クール、とか連続ですることはありません。たとえ2ヶ月のお休みをはさんでいたとしても漫然と何年も使用するものではありません。
そもそも、そんなにシミが取れないならその方法自体が合っていないということです。
定期的に診察に来ていただいている方は
写真をとって私たちが診断と方針立てをしているので
そのような間違ったことにはなりませんが、、、
ネット購入する方のなかではそのような年単位の方は診たことがあります。当然ですが、お肌は大変なことになっていて、リカバリーに何年もかかりました。
ハイドロキノンの半年使って2ヶ月休む、は
2〜3クールならあり得ますし、その後、しばらくもっと休んで数年先の夏終わりなどにシミが蓄積してきたときにまた1〜2クール行うことはあります。
Q
ハイドロキノンだけ塗っていれば
白くなりますか?
A
レチノール、もしくは、
トレチノインと一緒に使うのがコツです。
これにより、より短期間ですくない量で、
しかも全体の色が均一化する効果が得られます。
ブリーチングではなくブレンディングを行うのです。
Q
真っ白になりますか?
A
真っ白にはなりません。
蓄積されたシミがとれて、
本人の本来のお肌の色か、
それより少し白い感じになります。
私たち日本に住む方のほとんどは、黄色人種として
似たようたトーンの肌のいろをしています。
例えば私やあなたでいえば、
アメリカの白人さんのような真っ白にはなりません。
ハイドロキノンを使ったからといって、
人種が変わるほどの肌の変化にはなりません。
白いことだけが美しいことではなく、
その方の他のお肌(首や腕など)とマッチしていて、
いかに均一化したなめらかなお肌であるか?
が大事だとわたしは思います。
透明感とは、つまり、邪魔なものがなくて、
お肌の色が均一で均質であることだと思います。
白人さんみたいなお肌を目指す必要は
わたしはないと思っています。
Dr.Moeでした!