the irreplaceable treasure【JIRAUD FOURIER 5hb】 | Life is Bass

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2010年。20年振りにバンド活動復活したおぢさんの日記
バンドとベースと音楽と、ちょっとだけ写真な日々w

盆前辺りから激務が続き、身体も心もボロボロで
こりゃ、ストレス発散のカンフル剤を投入せねば!
なんて事を思ってはみたものの

今年はエフェクターの狂い咲き購入ラッシュで家人の目が厳しい^^;

しかもこのストレスはエフェクターでは癒せない…orz
という最悪の状況。同じような状況を経験なさってるであろう
全国のベーシストの皆様お元気でしょうか?



本来なら年末辺りまで、ほとぼりを冷まさなければいけない状況ですが
あまりにも疲労困憊&「キー!キーッ!」言ってる僕を見かねたのか(苦笑)

家人より
「最近だいぶがんばってるみたいだから、ちゃんと楽器屋さんから買うんなら
マル秘積立から出しても良いと思うよ♪」
という優しい言葉が(シャキーン!

※マル秘積立は、お互いに欲しい趣味のモノとかを購入する時に
 使う為の共通貯金で故に単独自由では使えないと云う罠がw


と言う事で、今回はオクとか個人売買のりーずなぼー物件では無く
素直に楽器屋さんから購入するという縛り付きの
珍しいパターン(?)でベースを物色し始めました。

しかしながら最近はベース運が無くなってしまったのか?
目を付けるベースには尽く見放されるという涙の展開(苦笑)

※某所にあったJBタイプ5弦は先約があり
※某所のJBタイプ4弦はタッチの差で売約済み^^;
ストレス解消どころかストレスの元になるんじゃないだろうか?


そんな時、いつもの様にデジマチェック☆
過去に何度か見かけた事のある、
ジラウドの5弦ベースがあるお店に出ておりました。
しかも、直近にも見かけてたので多少の不安は有ったものの^^;
とりあえずは問い合わせをしてみた次第であります。
状態的にはかなり綺麗で小傷程度。
若干フレットにスラップの痕跡はあるののどうやら支障はなさそう。
問題の一時落ちも、商談が入って店舗移動したものの
縁談がまとまらず涙の出戻りとの事・・・
中古としてはけして安い値付けでは無いものの
とりあえずは1年保証もあるし、致命的な問題が無ければ
ジラウドさんに直接お願いしてリセッティングという手もあるし。。。

これって運命?←おぃおぃ。
やっぱりベースの神様は僕を見放してはいませんでした!(エッヘン
そして3本目のジラウドが♪

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【JIRAUD FOURIER 5hb】
Body:Selected Light Ash
Neck:Hard Maple,Peg:GBS510
Pick UP:JHB-05S
Pre Amp:JFDT-C
Bridge:Wilkinson WBBO5

ジラウドのラインナップの中ではJ-BASS・ブラッククラウドに次ぐミドルクラス。
ボディが若干小さめに作られており、
デビュー当初は4弦と5弦でシェイプが違っましたね。
4弦は優しい感じにラウンドしたシェイプで
5弦は鋭角的な印象のシェイプ。(現在は4弦も鋭角シェイプに)
そして、ジラウド初のハンバッカー搭載のベースです。

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嫁いできた【JIRAUD FOURIER 5hb】は、
比較的初期のタイプでPUは1ハム(シリーズ・パラレル切り替え)+JFD-C。
1ハムの位置は2ハム・リアより若干センター寄りのスティングレイ的なポジション。

と、言う事でインプレです^^

【外観】
まず最初の印象は「ネック広っ!ヘッドでかっ!」

正確にサイズ図るのは面倒なので比べてませんが
ネックに関しては所有のBacchus impression 35よりも、だいぶ広い感じが(笑)
もっともローズとメイプルの色の差により印象の違いも有るでしょうけども^^;
そしてヘッドに関しては、J-BASSと比べると結構大きめに作られています。
単にペグの配置だけという訳ではなく、たぶん意味があるんだろうなぁ・・・

続いてストラップをつけて担いでみると
「軽っ!」
表記上3.8キロと言うのは分っていても
実際5弦ベースで4キロ切ってるのは、良い意味で違和感が(苦笑)
とは言え加齢に寄る体力低下のおっさんには目茶苦茶嬉しい軽量さ加減です^^

【サウンド】
PUの位置的に、想像通りのスティングレイチックなサウンド。
シリーズだと、初期スティングレイぽいですね☆
EQセンターでも指弾きだとローからローミッド位がかなり効いてます。
パラレルだとかなり高音域が張り出しブライトになりますが
低音域が若干使いづらい様な気も。
普通に指やピックで弾く分には断然シリーズの方が好みです。
ただ、一旦スラップモードに切り替えると
パラレル+ベース全開で、おなじみのジラウドスラップサウンド♪

シリーズでのスラップモードもガッツがあり良い感じですが
抜けを重視するならパラレルなのかなと。

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【ネック&弾き心地】
最初に気になったネックの太さですが
実際弾いてみると意外にまったく気にならない・・・
B線のミュート自体はもちろん4弦より気を使いますし
左手の手首辺りも若干返し具合は違いますが
フィンガリング自体はimpression 35に比べてもかなり弾き易いです。

そして、B線のテンションに関して。
正直impressionは35インチなので
比べればimpressionの方が若干テンションがしっかりしてますが
34インチの5弦としてはかなりしっかりとしたテンション。
そして何よりも、出音がぼやけず輪郭がはっきり。
(同時にIBANEZプロメシアン君なかなかやるじゃんと思いましたw)
好みでしょうけど、テーパー弦を使えば35インチ並のテンションも
問題なく得られるような気はします。
まあ、個人的には通常弦で無問題ですが☆

【その他】
来た当初感じたのは、ハンバッカーなのにタッチやピッキングポジションで
だいぶサウンドが変わるなぁ。。。という印象を持ったんですが
何日か弾いてみて思ったのは、
ハンバッカーでラフな弾き方でも反応が良い分「使える音色の幅が広く」
それが逆の印象に繋がってるんじゃないだろうか?という事。
シングルだとタッチに対する反応の問題で、
(音色的に)使えないようなモノは無意識に使わなくなりますが
反応が良い分使える音になる→微妙な部分もサウンドに影響して音色の幅が広がる?的な。
+1ハムと云う事でピッキングの位置の自由度が高い。
有る程度どんなポジションでも押弦の深さも取れる。そんな所が影響してるんじゃないのかなと^^
(個人的に思う事なので的外れかもしれませんがご容赦をw)


【総合】
5弦ベースとしては、最軽量の部類(YAMAHAの某ベースとかは別にして)ですし
EQがJFDT-Cという事もあり音色の幅はかなり有りますが
このPUの位置の特徴はかなり色濃く
「これが合わないと手放すんだろうな。。。」という風に思いました。

もちろん個人的には「ばっちりツボですがなにか?」(笑)

ベースを再開して2年。
自分に合うベースってどんなだろう?と色々購入しましたが
このベースを手に入れた事で
その方向性がはっきりした様な気がします。

そして、やっぱりジラウドのベースの音が
凄く好きなんだなぁ。。。とあらためて確認出来ました。
まさに「the irreplaceable treasure」ですね♪



ちなみに4弦→【JIRAUD FOURIER 5hb】で違和感は少ないですけど
【JIRAUD FOURIER 5hb】→4弦でのネックの違和感は半端ないです(苦笑)