桜の和風会場装花ー 浅草 茶寮一松様へ 2 ー

前回の桜の会場装花の記事にはたくさんのアクセス&ペタ&コメントありがとうございます。
我ながら「これはかわいい！」と思った記事にはやはりアクセス数が多く、あまり大したことのない記事（花材のサンプル画像とか）だとアクセスが少なくて、おもしろいなーと思います。
みなさんタイトルだけで「これはきっとかわいい写真だろう」とか「この記事はつまんなそうだからスルーしよう」とか判断してるんでしょうか。
謎です。

さて。前回に引き続き今回も桜の会場装花のご紹介です。
前回もちらっと載せていましたが、今回はゲストテーブルのアレンジをメインにご紹介します。

ゲストテーブルのアレンジは桜の他にピンポンマムやダリア、水仙、フリージア、ゼンマイなどの春のお花を使って生け花風にアレンジしました。
スタッフの方も桜やゼンマイなどの一足早い春の花にびっくりされていました

桜がメインテーマであるものの、メインテーブルに比べると、こちらは桜の量はちょっと控えめ。
それはテーブルの大きさの関係上アレンジの大きさが限られていたことと、向かい合ったお客様同士の顔が隠れないようにという配慮から。

ちなみに豆知識ですがお互いの顔が隠れないために、アレンジの高さはだいたい30～40cmくらいが目安です。
ホテルなど天井が高い会場に大きなアレンジを置く場合は、目線のあたりは細い枝や茎、もしくは細い花器だけが目に入るようにして、頭から上で枝や花がぱっと広がるようなアレンジにするのがおすすめです。
たぶんその辺りは会場提携のお花屋さんであればわかってらっしゃると思いますが

話がそれましたが、アレンジの話に戻ります。
今回の新婦様のご要望は和の花を使って生け花風のアレンジにしてほしいとのこと。
バラなどの洋花は極力使わないで欲しいとのご希望でした。
うーんこれは困った！
クッカのブーケといえばバラというくらい、バラなどの洋花を使ったアレンジが多いので…。
しかも私自身実は生け花の経験がほとんどありません
私の得意なスタイルはどちらかというとこんもりアレンジするスタイルで、枝や茎のラインを生かしたスタイルって実はあまりありません。

でも新婦様はブログなどを見てくださって、kukkaのスタイルを気に入って依頼してくださったはず！
これは頑張って作らなくては！
といろいろと生け花の本を見たり研究したりしました。

そして出来上がったのがこのアレンジ
マムやダリアはそれぞれ高さを付けて、野の花のように自然に見えるようにしました。
この「きれいに見えるように計算されていながらも自然に見えるバランス」というのが難しいんですよね…。
どのアレンジも似ているように見えて、一つひとつ微妙に使う花や高さを変えています。
また器もアレンジに合うように、ナチュラルな質感の黒いぽってりとした足付きのものを使っています。
剣山を使って花を生けているようにいるように見えているでしょうか？？
実は吸水性フォームを使ってるんですけどね（笑）

ちなみに下に敷いている布は新婦様が持ち込まれたもので、それぞれのテーブルが違う柄になっています。
新婦様自ら古い着物の生地などを探されたそうです。
紅白のおめでたい柄のものもあり、紫のシックなものもあったり、どれも素敵でした。
テーブルクロスは白&クリーム系のシンプルな色合いだったので、これを敷く事でアレンジがより華やかに見えた気がします♪
よかったよかった


この日は次の納品があったこともあり、新郎新婦様にお会いすることができませんでしたが、お式が終わったあとすぐにメールがあり、喜んでいただけたとのことでほっとしました。
いろいろと大変な面もありましたが、私の中でもまた一つ、記憶に残る仕事をさせていただきました。

新郎新婦のお二人、一松のスタッフの皆様、本当にありがとうございました。
末永くお幸せに。



茶寮一松様
http://www.ichimatsu.co.jp

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桜の和風会場装花ー 浅草 茶寮一松様へ 1 ー
http://ameblo.jp/kukkaflower/day-20100302.html



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