昔大好きだったドラマ。
自分が10代の一番感受性が豊かだったとき笑、見てたもの。
窪塚洋介さんと常盤貴子さんが出演されていたドラマです。
鈴木えみちゃんとかも出ていたな。
本当に可愛かった。
楳図かずおさん原作で、漫画の方は読んだことは全くないけれどドラマは設定などは大幅に違うようです。
何もない未来に学校ごとタイムスリップしてしまうという摩訶不思議な内容だったのですが、自分のなかでの人生観を大きく変えてくれたドラマでもありました。
タイムスリップした未来はちょうど2020年だったはず。違うかも。
それでなんとなく思い出しました。
学校ごとタイムスリップした未来は、学校以外は砂漠状態。人間による自然破壊や核戦争などにより、自然が失われて人も住んでいないという世界。
食べ物も飲み物もありません。
そのなかで先生と生徒が力を合わせて生き残っていく様を描いていました。
もちろん、生きていくためには自分の食料を確保せねばならず、皆が疑心暗鬼になったり殺されたり。
私はこのドラマをみていてとても印象に残ったのが、その時の現代(2000年ぐらい)では、普段目立たない内向的な男の子が、これから生き残っていくために必要な植物を栽培しながら、生き生きとした目で、「今までは陽の当たらない生活をしていて誰の役にも立っていなかった。けどここでは僕も必要とされている。この状況で不謹慎な発言かもしれないけれど僕は今の生活がとても幸せでとってもうれしい」的なことを、言っていたこと。
なんだかそのときに、本当の幸せって、もしかしたらこういうことをいうのかな?
これから先の未来は、そんな世の中になっていくのかな?と、子供ながらに感じました。
そして彼みたいな人が幸せになれない、そんな社会というものも悲しかった。
世の中の役に立っていないと幸せを感じられないっていうのは、とても悲しい。とても素敵な人なのに。
ドラマのなかでは、数少ない食料を奪い、人を騙し、殺そうとする大人たちは死んでいきます。
それとは逆に、皆で知恵を振り絞って、本を読んで必死に学び、助け合って電気をおこしたり植物を一つずつ丁寧に育てていく、これから長く生き残っていくために協力していく人たちの絆は深まり、時には有り得ないような宇宙からの恵みのような奇跡も起こしていきます。
社会に必要とされて、人を蹴落としながらのし上がっていくことよりも、社会の枠組みには入らなくとも、役立たずとよばれようとも、少し自給自足をして(自給自足というのは物理的なことではなく自分にとっての幸せの自給自足も含むと私は思う)、奪うのではなく分け与えていくことのほうがよっぽど幸せなことなのかもしれない。
そしてそのような人だけが生きていける時代が近い未来やってくるのかもしれない。
と、10代の私は感じました。
今、2020年はコロナウイルスで、奪い合いの様をみせられています。
これからの世の中は、きっと自給自足できる人は強いし、ニュートラルでいられる人は強いし、不安にのみこまれず、ネットやテレビ報道や世間の意見に惑わされずに芯がぶれない人も強いはず。
ある意味、全てのことがどうでもよく思える人は強いのかな。
漂流教室のような状況のほうが、よっぽど今よりも100億倍パニック寸前の状態なのに。
今もなんだかわけのわからない不安感が渦巻いているように思わされている?ような。
些細な、マスクとかのことで、身近な人との絆が揺らいでる人もいるのかも。心配って、時に有り難く、だけれども重くのしかかると言葉や思いは呪いになる。
正直今目の前にあるものはたくさんある。
一週間とか食べなくても人は死なないだろうし、むしろ腸は休めて健康。
未来の砂漠にタイムスリップさせられてもない。笑
いま、このコロナで「コロナに負けるな」という言葉がでていますが、コロナは本当に敵なのかな?とも感じてます。菌って敵なのであろうか。
私たちを守ってくれている存在でもあるのに。
もし敵だとしたら、これからの未来、もっともっと手ごわい敵はどんどん現れ続けるように思えます。
そのたびに不安にのみこまれていくのかな。
昔いとこのおばあちゃんに、戦時中1番怖かったことは何?って聞いたら、「人だよ。人が1番怖かった。何か少しでも周りとずれたことをしたら、街の人が半殺しにしてくるんだよ。石を投げつけるとかだけじゃなくて、本当の半殺しをみた。その人がどれだけ正しい素晴らしい人だったとしてもね。身近な正義を振り翳している人間が1番恐ろしかったよ。」と言っていたことを思い出しました。
人間というものは、何度繰り返しても、学ばない生き物なのかもしれない。何度も何度も繰り返す。
そして、過去の戦争や過ちで学んだことを日常では忘れる。
コロナ騒ぎの「おかげで」気づけたこともあるはず。
私は好きな人【以外】に半径1メートル以内のパーソナルスペースに入られることが本気で苦手な人間なので、このコロナの人との距離を保とうという世界がもう本当にパラダイスです。
大人数飲み会は今までもこれからも一生参加したくないし。笑
電車に隣にぴったりと知らない人が座るだけでゲロリンヌってなってたレベルなので…コロナありがたすぎって勝手に思ってます。どんなときでも良いことに目をむけたほうが楽です。
あまり外に出れずに息苦しい生活、旦那さんと一緒にいる時間が長くなって苦痛という声もききます。
いや、本当にそこまでして好きな人と一緒に住む理由もあるのかな?
好きではなくなっているのかもしれないけど。それもそもそもどうなのか。
別々に住んで、たまに会う仲良し夫婦もありなのではないか。
子供がいたら難しいのはわかるけれど。
それでも新しいかたちはあるはず。
そもそも、今の子育て生活スタイルも限界がきているのかもしれないし。無理しすぎてるのかも。
お互いを思いやる気持ちや、日々の生活のなかで本音を伝え合うことを忘れなければ、どんな形でもうまくいくと思う。ちょっと世間の当たり前の形に縛られすぎているのかも。
切ないけれど、好きじゃないことに気づくこともあってもいいのかも。
そもそも、全てのことを1人の相手に求めるのは無理なのではないかなとか…
色々見直して、自分にとっての心地よい居場所を作るいいきっかけにもなるのかなと思ったり。
どうせ混沌とした未来になるならば、心から好きな人、思いやりがあって柔軟性もある、器が大きい人と、優しい時間を過ごしたいなと思う。そんな村に住みたい。ないけど。笑
何も守られていない状況で生きれる人がこれからは強いなと感じました。今までは安定を捨てて…と思われていた人たちが、安定を手に入れていく世の中かもしれません。
そんななか挑戦し続けているかたたちに尊敬の念しかないです。
わたしは、そんなひとたちの癒し担当、肩もみ担当ペット担当で生きたい。笑
人にはそれぞれ役割が違うから…という言い訳をしつつ…いつまでも弱々な自分です。
一言でもこんな感じの、コロナのおかげで気づいたうんちゃら的なことを、私みたいな人間ならまだしも、少しでも有名なかたが口にしようものなら、「コロナで死んだひともいるのに」と、見えない圧に潰されるような。
戦時中の時代に戦争で戦っている人もいるのに!明るい色の服を着るな!と、やっぱりどこか同じ雰囲気…
日本人の、同調圧力は、いい方向に進めば素晴らしいものだけど、悪い方向に進むと、逆らう人、もともと気に食わない人に石投げたりする。
でもその今の、「見えない圧」って、「あなたの周りの」誰、なのか。
身近であなたのことを攻撃し続けてくるひとがもしいるのならば、離れる選択をすべきときだし。(SNSなら見なきゃいいし平気でブロックすればいい)
「周りに迷惑かけるからやめろ」ではなく、せめて、「あなたが本当に大切だから、やめてほしいな」と、言ってくれる人と過ごしてほしいです。
私は他人に意見を押し付ける人とは関わりたくないし、押し付けたくもないけれど。
あなたはあなたの価値観で、私は私の価値観で。そうやって攻撃するわけではなく、棲み分けることができればいいのに。
ネットやテレビでネガティブなニュースがずっと流れていて不安になっている人も。
それ見る必要ありますか?とも思う。
これを機に情報の断捨離をするのもよいのかも。
私は昔からニュースやワイドショー見れません…気分も運もなんとなく落ちる気がするから。
目が死んでいる、心のない人の言葉をきく時間は、苦痛。
ネットで、コロナで人に迷惑をかけるな、コロナで他人を殺すな!という正義を盾にして、きつい発言をしている人たちの人相を、客観的にみれていますか?
その人は「あなたにとって」すてきなひと?
コロナが終わっても、仲良くしていきたい、頼りたいなと思える人たちですか?
いざという時に自分のことを助けてくれる人?
コロナ関係なく、正義を盾にしないと攻撃ができない人って、なんなんだろう。自分の小さなプライドを守りたくて必死なのかな。
素直に相手に嫉妬してるって言えばいいのに。
コロナの世の中になって、気づくこと、幸せな気持ちになることは一度もなかったですか?
私は、コロナのおかげで、周りのひとたちの優しさをいつも以上に感じることができました。
周りの人が頭がよく、心も体も身軽な素敵な人ということもあるけど。
命の大切さに気づくこともできたし、健康のありがたみも感じたし、当たり前の世の中を支え続けてくれた人たちへの感謝もすごい。
ひとつひとつ、温かい助け合いの世の中になるためには、パニックの波にのまれることなく、色々な意見を客観的に見て、
いまの自分にできることがないのであれば、いまそばにいる人と、くだらないことで笑ってすごす。そんなことで十分なような気もする。大きいことをしなくても。
きつい言葉でSNSを徘徊する必要などない気がする。
外をてくてく歩いて見たり、面白いものをみてケラケラ笑ったり、好きなものだけみてれば大丈夫。
じつはそんな、肩の力のぬけた優しいひとが、まわりのひとたちの免疫力を上げて、柔軟に生き残っていくのかもしれないと。
なんだか、このドラマを見て、2020年だし、タイムリーだなーって思ったので書きました。
漂流教室に出演されているかたたちが、今でもとても人気なのも頷けます。
素敵なドラマって素敵な人たちがキャスティングされるのですよね。
漂流教室またみたいな。
このときの窪塚洋介さん、はたちぐらい?20代前半?
今ネットで画像ひろってきた…若。
浅海せんせい
先生の役柄、めっちゃ良かった。
素晴らしい役柄の人なんだけど、でもちゃんと若さと危うさがあって、人間くさいところが良かった。
あと、このドラマのなかで、みんなが歌を歌って、雨が降るシーンも最高だったな。
あー、宇宙ってもんはこうやって人の気持ちに答えてくれるんだなって、子供ながらに思いました。
相変わらず文章力がないので話はまとまらないけれど、世の中が混沌としすぎてる気もするので、思ったことはまとまりなくても書いてみる。
普段無口だと、説明力も全く成長せず、文章が長くなりがちあるあるʕ•ᴥ•ʔ