他人のミスは許せても自分のことは責める発達障害の方へ | 医療カウンセラー土田くみが伝えるカウンセリング技術のつけ方磨き方|スーパーバイズ・教育分析・心理カウンセラー養成

医療カウンセラー土田くみが伝えるカウンセリング技術のつけ方磨き方|スーパーバイズ・教育分析・心理カウンセラー養成

Kumi心理カウンセリング研究所代表 公認心理師土田くみが対人援助職のかたが心理支援も併せて出来るよう、カウンセリング技術のつけ方磨き方をお伝え致します。

公認心理師の土田くみです。

(プロフィールは>>こちら)


最近クリニックでは兵庫県のホームページ発達障害の診断が出来る医療機関一覧に掲載されているからか、新規の患者さんが多く、また初診診察の待ちがなく紹介状も要らないとあるとなおさら皆さん私の勤務のクリニックに来院されます。


大人の方が多く、またやはり2次障害が出てる感じの方が多くいます。

聞き取りや心理検査や5回か6回来て頂き、所見やカウンセリングの内容からこれからのことを考えるのですが、発達障害と分かっても、そして分かって良かったと言われても自分に厳しい患者さんがいらっしゃるのです。


同じ時給を貰って皆さんはこれだけできるのに私はこれだけしか出来ない、皆さんよりミスが多く覚えも悪いし直ぐに忘れてしまう。

私を雇ったら損ですよね?


平等ではない、発達障害でも皆さんと同じだけ出来るように頑張らないと甘えてはいけないと思うんですと。


では、何のために検査を受けたのですか?


今まで本当にご苦労されて頑張って頑張って来て、でも生きづらくしんどく、もしかしたら、、

で来て下さったのですよね?


充分頑張って来た、でも限界が来た。

その自分になんて声を掛けてあげますか?


ではもし同じ職場にあなたと同じように発達障害のかたが来て同じようなミスをして、その方が皆さんに迷惑掛けますがフォローお願いいたしますと言われたらどうしますか?


フォローします。。


このような会話は結構いらっしゃいます。


合理的配慮を受けて良いのです。


他人のミスは許せても自分のミスは駄目なんて、背の低い自分が何故背が低いんだと言ってるようなものです。


でも、それでも努力は訓練は必要です。

そのさじ加減をカウンセラーと一緒に見つけるのです。


自分のことを責めるのはやめて労ってほしいなと思うこの頃です。


発達障害の方に届きますように。






公認心理師  土田くみ

 

 


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