仙台在住の若き絵本作家
亀井千尋の作品展
ちひろのきもち
11月13日 日曜日
中本誠司現代美術館で開催されます。
そこで、千尋ちゃんの絵本
「なみだくん」
の紙芝居を上演します。
音楽は、
クラシックギター 大宮美恵子
フルート 馬場元子
語り手 佐々木久美子
ギターの大宮美恵子ちゃんは、お話しの会「がじゅまるの樹」でいつも心に沁み入る音を奏でてくれます。
そして、今回初めてご一緒するフルートの馬場元子さん。
全盲のフルーティストです。
元子さんのフルートがね、もう、心の琴線に触れてきて、いつも読みながら涙をこらえるのに必死です。
音に、元子さんの純粋さと、
今まで数え切れないほどにあっただろう、乗り越えてきた試練、
だからこそ実感する喜びや幸せ、
そこから生まれる元子さんの輝きと優しさ。
それらが、もう溢れて溢れて、
私の心を温かく柔らかく濡らすのです。
練習の時、元子さんはいつも介助者の方といらっしゃいます。
お名前が、おんなじもとこさん。
いつもぴったりと寄り添って、元子さんをサポートするもとこさん。
2人の間には絶対の信頼があり、まるで魂で結ばれたソウルメイトのよう。
泣いたり笑ったり怒ったり、全力で毎日を生きる元子さんを1番近くで見ているもとこさんの眼差しは、それはもう慈愛に満ちていて。
元子さんの演奏にいつも瞳を潤ませるもとこさんを見ていると、それだけで胸がいっぱいになります。
そのままでいいよ
泣いたって
怒ったって
驚いたって
笑ったって
自分が好きでも
自分が嫌いでも
ちひろちゃんの「なみだくん」
には、そんなメッセージが込められていて、
その作品に元子さんの人生が、私の人生が、
そのまんま寄り添ってくるのです。
きっと、あなたの人生にも。
私たちはみんな不完全で、みっともなくて、かっこ悪くて、
そして、
愛しい。
みんなから助けられ、愛されている。
みんな助けあい、愛し合っている。
「なみだくん」のあとがきの、ちひろちゃんの言葉を紹介しますね。
それは2011年3月のこと。
良い知らせがあっても、素直に喜べない。
楽しいときでも、思いきり、はしゃげない。
笑えない。怒れない。
そして泣けない。
感情を表に出すことができなくなってしまった私には、強い思いがありました。
なみだくんの真っ赤な唇は私のハート。
内に秘めた強さ。
青い円らな眸に見えますが、実は出ては消えるを繰り返すニキビ。
緑は、安心を求めていたのかな。
何気なくいつも手に取ってしまう色。
水色の涙は、生きてる証。
私は泣いているとき、生命を実感できます。
黄色のギザギザの歯。
ちょっとだけ胸が踊り、笑みが浮かぶ。
そんな感じ。
こうして、私から飛び出したなみだくんをみんなが誉めてくれました。
私は、嬉しくてたまりません。
自分の素直な気持ちを思いっきり出せたから。」
このチラシのために千尋ちゃんが描きおろした絵には、
「なかまがひつようだから」
って言葉が寄せられています。
右の宇宙人みたいな、あいちゃん
「なみだくんすき〜」
左のピーマン星人みたいな、おべんとくん
「へへへっ
なみだくんの心 いただっきま〜す」
真ん中のなみだくん
「うれしくって涙が出る」
みんなみんな、ちひろちゃんのきもち。
そして、元子さんのきもち。
美恵子ちゃんと、私のきもち。
本当に、うれしくって涙が出る。
11月13日、上演は1回の予定でしたが、
1回で終わらせるのはもったいない！
そして、お客様がギュウギュウになってしまうかも！！
という根拠のないワクワク感がハンパないので（笑）
14時からと16時からの
2回公演することにしました。
これなら運動会や学習発表会に重なっていても、
大丈夫かもしれないし！！❤️
そして、紙芝居の上演には3人の小さい出演者もいます。
年長さんの女の子、小学1年と5年の男の子。
練習はこれからですが、
もう〜〜、考えただけでとろけそう。
楽しみすぎるう〜〜っっ❤️
会場が狭いので、完全予約制になります。
1回30人限定となりますので、なるべくお早めのご予約をお願いいたします。
ちひろのきもち
11月13日 日曜日
作品展は10時から17時
入場無料
紙芝居「なみだくん」上演会
14時と16時の2回公演
場所 : 中本誠司現代美術館
仙台市青葉区東勝山2-20-15
料金 : 大人 1,500円
中学生以下 300円
みんな、なみだくんに会いに来てね❤️
お申し込みは
までお願いいたします。