自我の爆発、自我の衝突、

ギャングエイジの学級崩壊

 

 

自分を振り返る。

自分は、何を我慢していた?

自分は、何を言いたかった?

 

 

 

出欠席のようす
授業日数 245
病欠 12
遅刻 2
早退 1

 

 

  担任所見

 

【1学期】

4年生になって、学習意欲も一段と高まり、担任や友達の意見を真剣に聞き、自分の考えもしっかり発言できました。体力も徐々についてきて技能面も向上しつつありますので、自信を持たせたいと思っております。

【2学期】

意欲的に学習に取り組みました。理解力もあり、作文も中心にそって書くことができました。特に絵画はのびやかにていねいに描けました。後半になってから、学習態度が崩れたのが気になります。まわりを気にせず、じっくりと取り組んで欲しいです。

【3学期】

国語はすばらしいです。作文は、沢山の資料を集めて取り組み、他の模範となりました。運動も積極的に参加し、なわとび大会では協力して頑張りました。はっきりしすぎて、友達にきつい言葉を言うこともあったようです。

 

  特性をうかがわせる部分

 

  1. "学習意欲も一段と高まり、担任や友達の意見を真剣に聞き、自分の考えもしっかり発言できました。"
  2. "特に絵画はのびやかにていねいに描けました。後半になってから、学習態度が崩れたのが気になります。まわりを気にせず、じっくりと取り組んで欲しいです。"
  3. "作文は、沢山の資料を集めて取り組み、他の模範となりました。"
  4. "はっきりしすぎて、友達にきつい言葉を言うこともあったようです。"

これらの表現は、独自の関心(特定の学習に強い意欲、詳細な作業への集中など)、社会的な相互作用の困難(他人に対する厳しい言葉遣い)を示唆しています。

 

 

4年生、クラス替えはなし。

担任は変わりました。

 

 

授業中、平気で席を離れる子多数。

わたし自身も、そんな子たちを、

ほうきを持って追いかける始末。

 

 

当時、

自分は授業を成り立たせるために、

正義としてやっていたつもりだったけど、

自ら学級崩壊の一因になっていた。

 

先生は、

 

「お願いだから静かにしてよ!」

 

 

と子どもたちの前で泣いていた。

もはや、誰も、

先生の言うことなんて聞かない。

 

 

無理やり羽交い絞めにして、

連れ戻そうとされたりすると、

先生に直接ひどい言葉を投げかけたり、

先生を叩いたり、蹴ったりする子もいた。

 

 

ある男の子は、

カンペン(金属のペンケース)の中で、

カナヘビを飼っていた。

もちろん、先生には内緒。

 


担任所見にある、

学習態度が崩れたのが気になります。

まわりを気にせず、

じっくりと取り組んで欲しいとは、

 

学級が崩壊している中でも、

まわりを気にせずあなたは真面目にやれ、

ということ。

 

 

クラスをどうにかしたい!

と思っても空回りして、

むしろ、自分も怒られるし、

 

後半、諦めたんだと思う。

 

 

先生がどうにもできないクラス、

私がどうにかできるわけがない。

 

 

わたしは、

自分にとっての正しいことは、

絶対だと思っていた。

 

自分は正しくて、相手は間違っている。

間違っていることは、

指摘して正していいものだと思っていた。

 

 

それが、

当時の友人関係には、

如実に表れていると思う。

男子からみたら、

先生の犬のように思えたかもしれない。

先生に言われるのは仕方なくても、

同じクラスメイトから言われるのは、

むかつくものだ。

 

かといって、

自分が完璧かといったら、

まったくそんなことはなくて、

自分のことは棚に上げて、

上から目線で注意をする。

ムカつくことこの上ないに違いない。

 

 

3年、4年が、

ギャングエイジと言われる所以、

自らを振り返ると、

相当、思い当たることがあります。

 

 

息子が学校に行けなくなったのも、

4年生の2学期。

自我の爆発、自我の衝突。

ある意味、

必然的な時期だったかもしれません。

 

 

まる。

 

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