「先生とは」
という価値観の崩壊
自分を振り返る。
自分は、何を我慢していた?
自分は、何を言いたかった?
出欠席のようす | |
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授業日数 | 241 |
病欠 | 14 |
遅刻 | 0 |
早退 | 0 |
担任所見
【1学期】
明るく行動的で学級のリーダーとしての役割をよく果たしました。すばらしいことだと思います。今後もこれまで以上の積極的な取り組みを期待しています。
【2学期】
何事も率先して行い、責任感も強いため、友達からの信頼をあつめています。土曜日の午後など飼育の仕事を欠かさずやり遂げました。とても立派です。学習についてもすばらしい評定となりました。今後も頑張らせたいと思います。
【3学期】
頭の回転が早く、理解力もすばらしいものがありますので、今後どんどん伸ばしていきたいと考えています。ただ、うさぎの世話のように、熱中しすぎてけじめがつけられないことがありましたので、その点は改善させたいと思います。
特性をうかがわせる部分
- "何事も率先して行い、責任感も強いため、友達からの信頼をあつめています。土曜日の午後など飼育の仕事を欠かさずやり遂げました。"
- "頭の回転が早く、理解力もすばらしいものがありますので、今後どんどん伸ばしていきたいと考えています。"
- "ただ、うさぎの世話のように、熱中しすぎてけじめがつけられないことがありましたので、その点は改善させたいと思います。"
これらの表現は、独自の関心(飼育の仕事を欠かさずにするなど)、社会的な相互作用の困難(責任感が強すぎる可能性)、特定のタスクに対する高い集中力(うさぎの世話に熱中しすぎるなど)を示唆しています。
5年生、クラス替えがありました。
初めて担任が男の先生になりました。
中学校から異動してきた先生です。
最初は、
カルチャーショックでした。
図工の時間には、
児童の椅子を並べて昼寝してしまう。
子どもの前でおならをする。
雪が降れば、午前中は授業返上雪合戦。
おおざっぱで、適当で、面白くて、
叱る時はガッツリ厳しい。
今思えば、
「中学生を扱うように、
5年生を相手にしていた。」
のかなと想像できます。
私にとっては、
「先生とは」
という価値観の崩壊でした。
すべてが想定外。
反発しても、何しても、
先生の方が断然うわて。
学級崩壊していた4年生。
なおさらに、
そのギャップは大きかった。
今まで、正論をふりかざして、
友人とも先生とも戦ってきたのに、
正論なんか通用しない。
なんせ、
授業中昼寝しちゃうくらいだからね。
感服でした。
私の中では、のちに、
中1の時に読んだ「兎の眼」に出てくる
足立先生とこの先生を重ねていました。
大好きな先生だけど、
私の「先生になりたい」という夢を、
断念させた先生でもあります。
理想だったけど、
「自分にはなれない」と諦めました。
担任所見に関しては、
ウサギの世話は真面目にやりすぎて、
休み時間が終わっていることに気づかず、
作業を続けてしまうことがありました。
4年生までは、反抗的だったのに、
すっかりいい子に変身しました。
遅刻も早退もゼロ。
完璧じゃない、人間らしさ、
それを子どもに見せられる強さ。
綺麗ごと、たてまえ、保身、
そういうものを感じさせない人でした。
そして、
わたしを子ども扱いしなかった。
(好み一貫しているなと思った記事)
環境が整っていること、
信頼できる人との出会い、
特性を活かすも、
特性を殺すも、環境次第。
そんなことを感じました。
まる。