型で理を掴む! | 群の拳術日記

群の拳術日記

拳の道に終わりなし!!

3月8日ファイヤー火曜日元気にスタート!

今朝は晴れ、気温も上がりそうな勢いです!

埼玉県大会は終わりましたが、5月の演武会に向かってまた頑張りましょう!

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昨日は一日中雨で、花粉や黄砂も流され、まさに恵みの雨でした。

目も痒くないし、鼻水も出ないし、最高の一日でした。

早く暑い夏になってくれれば、オレの季節だ!、みたいになりますので、辛抱して待ちます!

花粉症の皆さん、頑張りましょう!

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月曜日稽古。

埼玉県大会翌日でしたので、組手は行わず、体力作りメイン。

稽古終わりにそれぞれの課題をお話しましたが、果たして伝わったのか疑問ですが、
、頭のどこかに置いておいてくださいね。。

また次の大会目指して頑張りましょう!

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日曜日の埼玉県大会の一般青年男子の決勝戦は、福井裕樹選手が若手との接戦を制して優勝した訳ですが、相変わらずの強さと、そのチャレンジ精神に頭が下がります。

15年前にウエイト制初優勝してから組手スタイルはそんなに変わらないですが、

特筆すべきは、軽量、中量級の身体でも重量級に打ち勝つこと、スタミナ、技の威力が強く、何回戦やっても落ちないこと、そして、今なお40歳過ぎても強さが衰えず、向上していること、、などですね。

これらの優れた点から読み取れることは、

彼は筋力や体力、スピードやテクニック、とかいうものに頼っていないということが伺い知れます。

技の威力、スタミナなどは、結果として表に現れているのであって、おそらく彼が意識し、頼りにしているのは、技術であり、理合、、それも表面的ではなく根本的なところでしょう。

以前ワールド空手に特集された時、インタビューの中で、稽古の中心は基本、移動、型稽古であり、中でも三戦の型に重きを置いている、と書いてありましたが、これは注目するべき点です。

あの脱力から緊張への振り幅、締め、呼吸法、、などは型から学んだと。。

つまり空手の稽古によって、後天的に身に付けたものである、ということ。

これは大きなことですね。

すなわち、誰でもきちんと型を掘り下げて行けば、あのような強さを身に付けられる可能性がある、ということ。

空手の稽古をすれば、誰もが同じようなスタイルや強さになる訳ではなく、それぞれ優れた点、劣っている点などあり、自分の考えている空手観や組手観と相まって、それぞれのスタイルが生まれ、それが個性となって行きます。

だから誰も彼も同じようなスタイルになる必要は全くありませんが、しかし福井選手の組手は、型から学べるものの一例を、見事に体現しているな、といつも思います。

自分もとてもマネは出来ませんが、参考にして、自分の空手修行と後進の育成に活かして行きたいと思います。

ちなみに三戦の型で戦うと言ってもその形そのままで戦う訳ではなく、そこで得られる技術、エッセンスを組手に落とし込んで活かしている、ということを念のため付け加えておきます。

いずれにしても、空手にはそれだけの力がありますから、基本、移動、型をしっかり掘り下げて稽古して行きましょう!

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