25年以上支払っていれば誰でも受け取れる国民年金。
そして、サラリーマンが受け取れるのが国民年金と厚生年金。
さらに、公務員が受け取れるのが国民年金と共済年金。
ご存知でしたか?
簡単に自分がいくら受け取れるのかがわかる年金早見表 というものを見つけました。
この表は国民年金の毎月の支給額です。
40年間支払い続けてもやっと月々66,000円です。
もし脱サラして独立して個人事業主としてやっていくとなると、65歳からもらえる月々の年金は表の額しか受け取れません。
やっていけますか?
これを見て独立を考え直そうかなと思っている人がいるかもしれませんが心配することはありません。
自分で年金を作っていけばいいんです。
たとえば、民間の生命保険会社で扱っている年金保険に加入するという方法があります。
または、今から資産を築いていき老後はその資産からの収入で生活していくという方法もあります。
その資産と言うのが例えば、不動産だったり金融商品(投資信託や債権、株、為替)などがあります。
さらには執筆や詩などで得られる印税収入だったり、事業を起こして役員配当を受け取るという手もあります。
ちょっと大変だな・・・
と思ってしまった独立志願者は、もしかしたら独立しないほうがいいかもしれませんね。
もちろん独立をしなくても年金を厚くする方法は同じようにいくつかあります。
自分が今後、どのくらいの時間を自分の資産(個人年金)作りに当てられるのか
またはどのくらいゆとりがある老後を過ごしたいかによって目標とする個人年金(自分で作る年金)の額が変わってきます。
ちなみに、サラリーマンが受け取れる厚生年金はこちらの表の通り。
平均的な支給額が、月々82,200円くらいではないでしょうか。
例えば厚生年金を30年間払い続けた人がもらえる月々の年金は、
49,500円(国民年金) + 82,200円(厚生年金) ≒ 131,700円/月
およそこのくらいということになります。
もし結婚していれば、この額に奥さんの支給額も加算されますが
出産や子育てなどで夫の扶養家族になった場合は上記の表の通りにはいかず少なくなってしまうので
夫婦合わせても、240,000円くらいが平均的と言われています。
ゆとりある老後の生活には380,000円くらいが必用と言われていますから
足りない分の140,000円(38万円-24万円)がご自身で作る個人年金ということになりますね。
もちろんこの額は、日本国民がきちんと年金を支払い
国も年金の運用を失敗せずに通年通りの結果を出し続ければもらえるかもねという額なので
この先国の方針や年金に対する制度が変わってしまえば、もっと個人年金を厚くしていかなければならなくなります。
ちなみに、今以上に良くなるということはないと言われていますので変な期待は持たないほうがいいでしょう。
よって、ミニマムの額(ここでは140,000円)をどうやって作るかという考え方よりも、
ゆとりある生活に必要な380,000円をどうやって自分で作れるかということを考えていたほうが、最悪、公的年金が支給されなかったとしても安心した老後を生活できそうですよね。
(もちろん通年通り年金が支給されれば孫にお小遣いをあげることが趣味の一つに追加できます。)
そんなゆとりある老後を送るためには、どれだけ若いうちから準備を始めることが出来るかが重要になってきます。
若いうちから始めると月々の自己負担額が少なく済んだり、選択肢の幅が広がったりするので、自分に余裕のある人は是非考えていただきたいと思います。
では具体的に
今から考えられる、個人年金だけで毎月380,000円を受け取る方法はおそらく以下のうちどれかだと思います。
◎年金保険を少しずつ積み立てておきながら、一部資産も築いておき、合わせて380,000円を受け取れるように準備しておく。
◎たとえば半分の190,000円×12ヶ月×30年(老後生活する年数)=68,400,000円 を作り、残りの半分を資産や民間企業の年金保険で補う。
◎380,000円×12ヶ月×30年=136,800,000円 を老後を迎えるまでに築いておき、そこから切り崩して生活する。
◎136,800,000円とまではいかないけれども、ある一定額まで資産を作って、それを運用しながら30年で切り崩していき最後は0で終わるようにする。
といったところが個人年金だけで生活費をまかなう方法です。
ここで重要なのが、「資産」です。
この資産というものを上手く運用することで毎月必用な生活費を作ることができるのですが、
個人年金を作る前にまずは、資産っていったいなんだ?ということを理解することから始めたほうがいいかもしれませんね。
資産を築かずしてゆとりある老後はありません。
ということで、勉強という名の自己投資から始めていきましょうね。