「サピエンス全史」を読んだ方は是非。
読みやすく、科学的な人類の進化を説明してくれている本。
著者はサイエンスライター。
翻訳者も優秀なのか、とても読みやすいです。
まだ面白そうな章から読んでいる段階ですが、非常に興味深い記述がたくさんあります。
>社会は、不平等の犠牲になっている人々が暴動を起こすのをどうやって防ぐかという問題に取り組んできた
という一文。
岡田斗司夫さんも同じ観点から社会を見ているようだ、と最近Youtubeを聴き始めた私は思う。
今の日本は、税金であれ年金、社会保険であれ、どのくらい搾り取ったら国民が暴動を起こすのか?というチキンレースをしているように見えます。
日本人は怒ったら怖いと思うけど。
アトランティス大陸が存在した事を心の底から信じているスピにも是非読んで欲しい本です。
今は炭素年代測定で、地球に二酸化炭素が増え始めた時期も特定できるんです。
空気中の二酸化炭素が爆発的に増え始め、植物の生産性が高まったのは、一万一千年ほど前のこと。
アトランティス文明が隆盛を極めた末に沈んだと言われる時期が、丁度その辺り。
一万一千年より以前に、多くの人口を養えるほどの植物の生産性は無かったようです。
ローフード(火を通さない食べ物)が体に良い!という事で実践している人たち。
スピとかヨギにいます。
食物は、火を通して摂取する事で、栄養を十分に取り入れることができ、量もたくさん食べられるようになったそうですよ。
火を通した方が消化にも良いし。
ローフードばかり食べていると、何故か体重がどんどん減少(不健康なレベルで)してくるそうです。
生の食べ物に含まれる酵素を壊さないために、48℃以下で調理するそうですが、あまり普及してないところを見ると、思ったほど良いものではないらしいですね。
冬場に新鮮な野菜や果物が手に入らない地域でも、人間は生き抜いてきましたし(少し前の東北の食生活だってそんな感じ)、生物を食べないとタヒぬとか、そういうわけではなさそう。
そして、皇室ファンなら気になるポイントも書いてありました。
いつから男性優位の社会構造になったのか。
今の男系男子継承死守。
古臭くて頭が固い、と思いますが。
人類が農耕を始めてからだそうです。
畑を耕すにも、収穫をするにも、上半身の筋力が勝る男性が有利で、向いているそうです。
自然と、女性はもっぱら家で子育てや家事をするようになり、男性の社会的な優位性もこの頃から強くなったんだそう。
まさかの筋肉量の問題

狩猟採集の時代は、男性が狩に失敗して戻ってきても、女性が集めた植物や果実、小動物等で生きていくこともできました。
だから男性が女性を食べさせている、という意識も薄かったはずです。
古い時代の女神様は、まさに地母神的な性格です。
農耕が始まって以来、信仰される神様はゼウスのような天候神が多くなりました。
ヤハウェは唯一神にして男性です。
天にまします我らが父、ですものね。
天照大御神は、狩猟採集の時代からこの世を照らす神様だから、女性なのかも知れません。
まだ読んでないのですが、「進化を超える進化」には、未来の人類の予想される進化についても章が設けられています。
人類がさらに進化を遂げるのであれば、そろそろ男性優位の社会も終焉するんじゃないかと、これは期待も含めて書いておきます。
また続きを書くかも知れませんが、今日はこの辺で。