チャック・スミスの奥さんラナ・スミスとカナダのカムループス空港に到着、背筋をピンと伸ばしたアン・スツールマンの姿を見つけたとき、私の緊張は、最高潮に達していた。 ２００２年５月。
アル・スツールマン（ご主人）・アワードのプレゼンターションのため、お住いのカナダからシェリダンへの旅の同行でした。
カナダ、アイダホ、モンタナ、シェリダン。途中モンタナで２泊。ドライバーはラナさん１人。タフの塊のような頼りになる人。 ３日目の夕方シェリダンのホテル到着。ピーター・メイン、トニー・レイヤー、クラフターズの社長等沢山の方がアンさんの到着を嬉しく出迎えてくれました。
この年のアル・スツールマン・アワード・ウイナーはジム・リンネルでした。
さて帰りの車中、アンさんはアル・スツールマンの貴重なお話を、沢山してくださいました。 しかし今よりももっと英語力がなかった私は 沢山のお話を聞きのがしてしまいました。帰りの道は行きと違ったところを私に見せようと、美しいカントリーの街ビュートからカルガリー、バンフからカムループスへのルートをドライブ（ラナさん運転）。疲れがたまりにたまったアンさんは、ついにバンフで、私の腕の中に倒れこみ、起き上がれなくなりました。救急車でカルガリーの病院に運ばれ入院。ラナさんと私は１週間、モーテルに泊まり込んで、病院に通いました。
元気を回復されたアンさんを車椅子で病院の中庭を散歩、この木は～～あれは～～あの小鳥は～～と、さすがフィギャーカービングの世界、いつも笑顔を絶やさず詳しく説明してくださいました。
２００２年の旅はハッピーエンドでした。