写真撮影◆朝霞ルイ | 幻想芸術集団 Les Miroirs ~耽美なる制作日誌~

幻想芸術集団 Les Miroirs ~耽美なる制作日誌~

都内で活動中の芸術集団・Les Miroirsの、優雅で耽美な日々の記録。
様式美に彩られた華麗な舞台公演を展開している集団ではありますが、此方のblogは基本的にまったり運営しております。

フライヤー用の写真を撮影して参りました。
9月に発売されるAlamode Magazineの掲載データの為…早急に写真が必要になってしまって。
とはいえまだ脚本も上がっていない段階なので、イメージに一苦労。


前回同様、友人のしゅうちゃんにカメラをお願いして稽古場で撮影。
如何せん急ぎの作業だったもので諸々有りものでなんとか…Les Miroirsの公演をご覧頂いているお客様には、見覚えのある衣装を着ている点は見逃して頂きたい(汗)

撮影風景はこんな感じ。





白飛びしているのであまり分からないだろうが、胸元に傷メイクを施しています。
これは自分でやってみたものなのですが…実はわたし、血が苦手なのですよ。(どういう意味か)意外と言われるのだけど、スプラッタ映画も殆ど観れないどころか、自分の血でも気分が悪くなるので以前に入院したときは採血直後に食事が出来なくなりましたね…想像以上にリアルに出来てしまって、なかなかグロテスクなことになっています。これ作っている間凄い気持ち悪かった。
学生時代、友人達の間でオヴラートをふやかせて作るケロイドのメイクが流行っていたが(少々変わった趣味の友人が多かったもので…)、この傷メイクもティッシュ×ボンド×口紅で簡単に出来ます。ハロウィンなど気軽に特殊メイク風味を味わいたい方にもお勧め…って、何を勧めているんだか。


試行錯誤しつつ様々なアングル・体勢で撮ってもらっていた。
胸元の傷を眺めているような図にしたかった訳なのだけど、どうもその伏目な感じが「隣に来いよ」風なベッドルーム・アイズに見えるらしく(苦笑)それは違うなと…最近柔らかい雰囲気の役をあまりやっていないせいだろうか。

とりあえず、なんとか良い雰囲気のものが撮れたので、データを貰って早速編集作業へ。


出来上がりは此方。

加工していたらつい楽しくなって色々やってしまった(笑)
この胸元に留まっている蝶はアポロウスバシロチョウと云うのだが、ボディや触覚の部分はそれぞれ別の蝶と合成して作ってあるので実際の姿とは若干異なる。というかそもそもアポロ蝶ってこんなに大きくないのだけど、デザインの都合上このサイズに。


わたしは標本を自作するレヴェルの蝶好きなのだが、鱗翅目を偏愛する作家シュナックの「蝶の生活」という昆虫記と短編小説が合わさったような本があり、その中のエピソードでアポロ蝶を知った。ヨーロッパの高山地帯に住む貴重種ということで、わたしも実際には標本でしか見たことがないけれど。一生のうちに一度は間近で見てみたいと思う蝶だ。
芸術の神の名を冠する名もさる事ながら、艶やかな漆黒に縁どられた純白の薄翅と太陽神アポロンを思わせる真紅の紋…なんとロマンティックな姿か。


語り始めるときりが無いのでこの辺りで…気が向いたら自分のblogにでも書くか。


しかし、自分もこんな名前なものでアポロンは何かしらの縁も感じたいところ。
図々しくも「ルイ」と「太陽神」のコラボレィションはやはりしっくり来ると思ってみたり(笑)


少しデザインは異なりますが、Alamode Magazineのデータは早々に入稿しました。発売は9/20だそうです。
ARTiSM様のサイト 、イベント会場にてお求め頂けます。
フライヤーは現在製作中です、いま暫くお待ち下さい。