個人的な評価=★4.0(5点満点中)
『 異人たちとの夏 』
原題: The Disincarnates
“愛した分だけ死に近づく…”
2024(令和6)年4月29日(月)はU-NEXT にて当日2本目に、この映画を鑑賞しました!
( ・hh:mm~ )
午前中に『異人たち』を鑑賞したものですから…??
※劇場公開日: 1988年9月15日
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※予告: https://youtu.be/MozFUrhGz5s
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※オフィシャル・サイト: ------
※解説:
中年のシナリオ・ライターが、幼い頃死んだはずの両親と再会する不思議な体験を描く。
山田太一原作の同名小説の映画化で、市川森一が脚色。
監督は「日本殉情伝 おかしなふたり ものくるほしきひとびとの群」の大林宣彦、撮影は「PARIS-DAKAR 15 000 栄光への挑戦」の阪本善尚がそれぞれ担当。
※ストーリー:
原田英雄(風間杜夫)は40歳のシナリオ・ライター。
妻子と別れ、今はマンションに一人暮らしをしていた。
ある日、原田は幼い頃に住んでいた浅草に出かけ、偶然、死んだはずの両親に会ってしまう。
二人は原田が12歳の時に交通事故で死亡したが、なぜかその時の年齢のまま、浅草に住んでいた。
原田は懐かしさのあまり、浅草の両親の家へたびたび通うようになる。
一方で、原田は同じマンションに住む桂(名取裕子)という女性と、愛し合うようになっていた。
彼女は、もう両親には会うなという。
異人(幽霊)と近づくと、それだけ自分の体は衰弱し、死に近づくのだ。
原田はようやく両親と別れる決心をし、浅草にあるすき焼き屋で親子水いらず別れの宴を開いた。
暖かい両親の愛情に接し、原田が涙ながらに別れを告げると、二人の姿は消えていった。
しかし、原田の衰弱は止まらない。
実は、桂も異人だったのだ。
男にふられ原田にもすげなくされた桂は、ずっと以前に自殺していたのだった。
愛と憎しみに狂った異人は原田に迫ったが、友人・間宮の機転で原田は助けられた。
その後、体調の回復した原田は両親のもとに花と線香を手向け、静かな夏の日の不思議な体験を回想するのだった。
※スタッフ:
●監督:大林宣彦
●脚色:市川森一
●原作:山田太一
●製作:杉崎重美
●プロデューサー:樋口清
●撮影:阪本善尚
●美術:薩谷和夫
●音楽:篠崎正嗣
●録音:島田満
●照明:佐久間丈彦
●編集:太田和夫
●助監督:松原信吾
●スチール:赤井博且
※キャスト:
●風間杜夫(原田英雄 役)
●秋吉久美子(原田房子 役)
●片岡鶴太郎(原田英吉 役)
●永島敏行(間宮一郎 役)
●名取裕子(藤野桂 役)
●入江若葉(今村綾子 役)
●林泰文(原田重樹 役)
●奥村公延(管理人 役)
●角替和枝(仲居 役)
●原一平(下足番 役)
●栩野幸知地下鉄公団職員 役)
●桂米丸(落語家 役)
●柳家さん吉(落語家 役)
●笹野高史(歯科医 役)
●ベンガル(タクシー運転手 役)
●川田あつ子(川田淳子 役)
●明日香尚(女性マネージャー 役)
●中山吉浩(原田英雄(少年期) 役)
※作品データ:
●原 題: The Disincarnates
●製作年: 1988 年
●製作国: 日本
●配 給: 松竹
●上映時間: 108 分
●映倫区分: -----
●劇場公開日: 1988年9月15日
※受賞歴:
●第12回 日本アカデミー賞(1989年)
◆受賞:
・脚本賞:市川森一
・助演男優賞:片岡鶴太郎
◆ノミネート:
・作品賞
・監督賞:大林宣彦
・主演男優賞:風間杜夫
・助演女優賞:秋吉久美子
・助演女優賞:名取裕子
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