長崎県諫早市の整理収納アドバイザー・家計整理アドバイザーの作下裕美(さくしたひろみ)です。
「この前断捨離して、結構捨てたんですよ!!」
と、たくさん捨てたことをアピールする人。
たくさん捨てたからもう捨てたくない!という気持ちが垣間見えます。笑
別に捨てたくないのなら捨てなくていいんですよ。ただ、あなたの理想とするゴールに辿り着くかは分からないけど^^;
たくさん捨てたと言いながら、あなたが考えるスッキリとした理想の部屋にならないのは、
あなたがこれまでの人生で溜め込んできたモノの量は、そんな捨て方じゃ全っ然足りないくらい、多すぎるから!
です。
確かに断捨離でたくさんモノを捨てたのかもしれない。それでも、スッキリしないのは、あなたの家の中には、その何倍もの使わないモノが…、収納スペースのキャパを超えるくらいの量のモノが…、まだまだたっくさんあるってことですよ!
それだけ、今までモノを増やすばかりで整理を全然してこなかったということ。
あるモノでなんとかしよう!という考えや工夫がない。
そして、整理をせずにモノを溜め込むばかりだから、モノの大切さや自分にとっての適正な量が分からず、安けりゃまた買い、何かに使えるかもと思いついでに買い、完全にキャパオーバーで供給過多にもかかわらず、勿体ないから…、何かに使えるかも…、まだ使えるから…と手放さない。
そんな考え方でスッキリした暮らしを求めても、死ぬまで「大がかりな断捨離」をしなければならず、その挙句に理想のゴールには辿り着かずに、結局は残された家族に大量のモノを残して迷惑をかける、ということになる。
片付けられなかった私が、こんな生活から早く抜け出したい!と、7年前に一念発起し、資格を取って本格的な片付けをスタートさせた時も、最初は同じような状態でした。
夫婦二人暮らしなのに多色ボールペンが20数本あり、勿体ない気持ちと戦ってやっとの思いでそのうちの数本を捨てた時、自分では「こんなに捨てた〜!」と思ったけど、半年後に同じ場所を見ると、あの時に残った20本近くの多色ボールペンは結局この半年で1本も消費していなかった…^^;
このままだと、自分の寿命の方が先に来るな、と。
その時、思ったのは、今の自分達の暮らしに、多色ボールペンは20本もいらん!
こんなチマチマした捨て方してたら、一生片付けは終わらん!私の理想的な家には一生ならない!と。汗
それと同時に、今までどれだけのモノを、何も考えずに増やして来たんだろうと思ったんです。
こんなモノの増やし方をしてたらダメだ!と。
お金も勿体ない!
そこから火がつき、徹底的にモノを整理し、同時に安易にモノを増やさないように気をつけて、資格を取って1年近くかけてようやく「本当の意味での片付け力」を身につけたなと思えるようになりました。
服なんて、半分くらいになったけど、全然困ることはなかった…^^;
結局、持ってるだけで着てなかったってことよね。
たしかに、モノを捨てることには抵抗があるけれど、あの時たくさんモノを手放して痛い思いをしたからこそ、本当の片付けが身についたんだと思います。
あの大がかりな断捨離は、私に必要なリセットだった!
今はモノを簡単に増やさないようにしているので、捨てるモノ自体もかなり減りました。
片付けを上手くやるには、自分に必要なモノの量、自分に管理できるモノの量、収納スペースにムリなく収まるモノの量をキープする。
その為には、私のように一度、か〜な〜り思い切ったモノの整理を必要とする人が大半なんじゃないかなと思います。
片付け関連の記事で「捨てなくても片付く!」というキャッチフレーズをよく見ますが、これは半分ホントで半分ウソです。
最初から、家の収納スペース&本人のモノの管理能力の許容範囲内に、モノの量が収まっている場合は、モノをこれ以上捨てなくても収納のやり方次第でうまくいきますが、
家の収納スペース&本人のモノの管理能力の許容範囲を超えてモノを持っている場合は、その空間からモノを減らさないと絶対に片付きません。
片付けのゴールをどこに設定するかにもよるけど。
結構捨てたのに、なかなか片付かないのよね〜。
という人は、いい加減気づいた方がいい!
そんな捨て方じゃ全然足りてないよ!自分が思ってる以上にあなたはたくさんのモノを持っているってことに。
では、また!
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