季節は 早いもので4月 さくらの花が咲いて散る最中の頃の開催でした
日中は夏日になるぐらい過ごしやすい気候の中 梅田では去年の秋振りに開催に至りました
==参加者==
男2名
女2名
MTX1名
MTF1名
ノンバイナリー1名
途中退場1名
合計9名
==意見として==
参加者は 最近男女らしさ線引きが明確になっている弊害の意見があった
- 性別と性自認一致している女性の趣向がカッコイイ系好きな方が周りが困惑している反応(貴方って男になりたいの?性別に違和感があるの?)や 線引きで明確に判断しようとしている言動が困っている
- ノンバイナリー当事者は男女区別をバッサリされ生きづらい アナタは男なの?女なの?どっちかわからない等の対応されてしんどくなる事がある
- 性別移行のキッカケは女性装から 何故男性の身体なんだろうか?今まで気づかなかった事に気付いた
- 男とか女とかは社会が作られ生きづらさに繋がっていると感じている 社会を変えて行かないとダメだと
- 社会は男性目線のフィルターが掛かってる FTMは敷居が下がるがMTFは敷居が上がる事自体おかしいのでは?
- FTMとMTFの扱いの違いが露骨すぎる
- MTFは有名人、モデル、芸能人並みで差異を決めたがる
- 電車のシートや友達や職場などのグループにおいて女性同士の空間男性同士の空間に居ないと異質扱いにされる傾向はどうなのか?
- MTF当事者からは親からの投げかけられた質問を紹介「女性とは?」何なの?っと事に直ぐに答えられず言葉に詰まってった事を皆さんに紹介し 参加者全員に「女性とは?」を考えてもらいました
- 埋没の人が法律を変えようと団結するのも必要ではないか
- 権利を挙げるには世間の匙加減が必要ではないか
- 出生時の性別と性自認が一致している女性が服装や髪型をカッコイイ系の趣向の人で 女性用スペース利用時睨まれたりされたりして凄く不快な事を味わった
- もう一つ意見が出たのは 反対の声が多く1回出版停止した書籍が再度別の出版会社から 「あの子もトランスジェンダーになった」の題目として出版した話
など 多くの意見がなされていました
==所感として==
今回の梅田での性的少数者意見交流会は ジェンダーロールやジェンダーバイアスの疑問を積極的に発言をされていました
ノンバイナリー当事者や出生時の性別と性自認が一致している女性がカッコイイ系のファッションや髪型をすると 男女の区別に当てはめたがる男になりたい人やアナタは男?女?どっちなのと決めつけたりして生きづらさを感じている事を知った
昭和時代は今みたいに性の多様性を謳って居なかった時代男女どっちつかずな人はグレー的な立ち位置として生きやすかった時代だったのではないかと感じる
今は明確に男女に線引きをしLGBTと言う線引きをしてしまい更に それぞれの属性内でも線引きをしてしまって どれも当てはまらない方の社会のグレーゾーンを無くして行く事によって どの枠組みにもあてはまらない方々を零れ落ち生きにくくさせているのではないかと感じています
あと意見の中で「女性とは?」と言う事に参加者が真剣に考えられたのも有意義だったのではないかと思います
生物学的性別(セックス) 社会的性別(ジェンダー)によって その人の生き方や思想 環境立場や関わる人よって ジェンダーはそれぞれ可変性があるが 生物学的性別(セックス)のほうは産まれてから死ぬまで変わらない
しかし 生きて行く上で 生物学的性別(セックス)よりも 社会的性別(ジェンダー)のウエイトが殆どであり 「女性とは?」という概念は会場に参加した人以外にも 私自身 色んな人に投げかけて行きたいかと思います
KDOKAWAから『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』を出版すると言う事で反対者のクレームが大殺到し中止となった
しかし産経出版はタイトルを変え 「トランスジェンダーになりたい少女たち」 SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇 と言う題目として 強硬出版に至った
出版に当たってクレームが殺到し放火予告が出るまでの大騒ぎが出て
逆に 何も知らない方から注目を集め その方の気持ち裏腹にベストセラーになった
私自身性別違和を持っている当事者なので中身を見ないと判断は出来ないし
この本は海外の事例なので 日本において同じ事が行われているのかは中身を読まないとわからないが
ただ 私の知る限りでは
日本の未成年へのジェンダークリニックドクターの対応は 物凄く慎重に子供たちを経過観察している
未成年なので保護者と同伴で二人三脚で受診されている現状
子ども達の生育を見守りながら性の揺らぎがないかどうか丁寧に何年も何年も慎重すぎるぐらいに診ている
手術は成人になってからである事
関西においては K先生ぐらいしか 小児ジェンダーを診れる先生が居ないぐらい安易に診断が出来ない
それだけ簡単に診れるものではないし 子ども達の人生を背負って診断されるから相当な重荷だろう
並大抵な事ではないのを K先生をリアルで見ているから感じ取れる 一時 心療系でK先生に診てもらってた時 私は先生に頭が下がり下がり過ぎるぐらいリスペクトしつつ 先生の身体を気にしていたから 無理なされないで下さいねって言葉ぐらいしか掛けれなかった
K先生以外の担い手が居ない現状 小児ジェンダーを診れる先生が関西に居ない 深刻な現状である事は間違いないだろう
総意として
全てにおいて共通する事ですが 表面だけで判断されるのは非常に危険 書籍のタイトルもそう SNSもそう 当事者内外の一言もそう 容姿もそう 上っ面で全てがそうであるかのように判断され対立になり 炎上すればするほど 当事者も勿論当事者以外の方や 知識を得ていない方が信じてしまうように仕向ける 権力者の利益の為に誘導している事を念頭に 事の事実を細部まで深堀して判断して頂きたいと感じています
【余談】
昨今 トランスジェンダー内外の理解の齟齬が日々が多くなり トランスジェンダーのリアルの現状を知らない方が非常に多くなっている事に危惧しています SNS上で間違った知識を身に着け 当事者を無意識に傷つけ 排除していく流れは トランスジェンダーだけではなく性的少数者全体や 一般の男女の生活に廻りに廻って影響が出る
どんな人であれ生きやすい社会は全ての人の生きやすさに繋がる
区別や排除ではなく 難しい問題であるが お互いに優しい気持ちで寄り添う気持ちを1人1人持って頂きたい
ネットやSNS上の情報は捏造やフェイクな嘘の内容が沢山溢れかえり
信用すると当事者を無意識に傷つけ苦しんで命を落とす人も居てます
性的少数者(トランスジェンダー)の知識不足の記者などマスメディアも
視聴者や読者を獲得するために非現実的な表現使い惹きつけ当事者をマイナスイメージにさせてしまっている手法が目に余ります
間接的な知識や情報よりも
リアルな場所で生身の当事者と面と向かって話を聞く 生きた裏取りをして頂きたいです
是非 性的少数者(トランスジェンダー)の知識や情報を得るには リアル会場で開催している意見交流会などのコミュニティに参加して下さい
==イベント案内==
【交流会】
~大阪市立住吉区民センター~
【性別に違和感が有るトランスジェンダー対象】性同一性障害当事者方々との意見交流会
性別違和当事者で性移行前や途中の方 未手術の方との交流出来るスペースを 4カ月に1回開催します。
【対象者】
性別移行前や途中の方
諸事情が有り性別適合手術が受けれない方
性別適合手術をドロップアウトされた方
当事者以外で応援してくれる方や教養を身に着けたい方
学生・友人・家族・先生・講師・医療従事者・上司・人事・事業者の方で(性別違和・性同一性障害)と関わりのある関係者
この交流会は
性別に違和感のある方・性別移行前や性別移行途中 諸事情で性別適合手術を受けたくても受けれない方 性別適合手術をドロップアウトされた方
を対象に 悩みや苦しみ痛みや問題点を共有し、お互いの経験や改善点 克服した事などを話し会い 自分の解決策のヒントを見出し、自分らしくいれるように目指します
性別違和を持ち未手術の方を寄り添い耳を傾けてくれる当事者以外の方 当事者の支援をして頂ける方や 知識教養を習得し 一緒に生きやすくするために協力して下さる方 大歓迎です
場所: 大阪府大阪市住吉区南住吉3-15-56
名称: 大阪市立住吉区民センター 図書館棟2階
交通アクセス: 南海高野線 沢ノ町駅 下車徒歩5分 /JR阪和線 我孫子町 下車徒歩10分 地図はチラシを参照
途中参加途中退場OK
【日時】
2024年5月12日(日)13:30~16:20
【参加費】 無料 (更衣室完備:但し別途事前連絡要)
【定員】 集会室3 18名
(事前申込優先または当日先着順)
【お申込はこちら】
会場参加の方
https://www.kokuchpro.com/event/28cfcf2dfbd78b6bcf58c96d64995e33/entry/
オンライン(Zoom)開催 未定
==住吉区民センターのお勧めな点==
少人数なので 1人1人の意見が深堀が出来 表面上知らなかった部分がじっくり話が出来る
少人数だからアットホームなトークが出来 和気藹々な雰囲気
初めての方でも抵抗なく参加できます
1人1人の特性を活かした対応が出来ます
年齢層は10代の中高生から70歳代の方まで幅広い参加者
梅田会場 天王寺会場にはない 性別違和当事者で性移行前や途中の方 性同一性障害で未手術の方々との交流に参加してみませんか?
注意【お申し込み後 原則キャンセルは出来ません】
※アウティング防止の為、利用確認の誓約書を署名して頂きますのでご安心ください
※お申込み後 別途事前にご連絡を頂ければ、お着替えは部屋にお着替えテントを設置致しますので他人に見られず自分らしい服装で参加出来ます
【性別違和個別相談会】
性別違和個別相談会をオンライン開催します
2024年4月28日(日)
時間: ①18:00~18:40 ②19:00~19:40 ③20:00~20:40 各40分間
Zoomにてオンライン相談会となります
性別違和で伴う 学校・雇用・就職・就労・医療・家族・友人知人・恋愛問題などの悩み・不安・苦痛などあらゆる相談を受付けます
主催者は性別違和(性同一性障害)当事者であり 他の心療内科医・心理カウンセラーよりも 悩み苦しみ痛みが誰よりもわかります。1級心理カウンセラー資格保有者なので安心して相談(カウンセリング)が受けれます
【対象者】
性別に違和感がある方・性別移行前・性別移行途中の方・埋没生活をされている方・性別変更済の方 ご家族、友人知人、各団体、知識教養を身に着けたい方
※完全事前申込予約制
定員になり次第、締め切らせていただきます。
申込はこちらから
https://www.kokuchpro.com/event/574d4bb3d0d71ca3fde72c6857289e62/
【QOL向上イベント】
性別違和・トランスジェンダー対象
自撮りテクニック術講座
撮影環境による光の明暗やスマホカメラの高低差で被写体のイメージが凄く影響されます
笑顔の作り方や自身のベスト角度をマスターするコツを知って頂きます
カメラの露出補正フィルター機能を使って撮影を習得し 自己肯定感を上げませんか?
日時:6月16日(日)13:30~16:30
会場:大阪市立住吉区民センター 図書館棟 集会室3
住所:大阪市住吉区南住吉3-15-56
交通アクセス* 南海高野線 沢ノ町下車 徒歩約7分 / JR阪和線 我孫子町下車 徒歩約 15分
対象者:女性として日常生活を送り または送りたい方(出生時の性別が女性の方は参加出来ません)
定員:6名
申込方法:QRコード 下記URL または 当日先着順
https://www.kokuchpro.com/event/811245140acf797455ec070dc160e576/entry/