◆緊急◆これが高齢者とペットの現場です。

先日のランタナ大賞のプレゼン
でも伝えましたが、再び高齢者と
ペット問題を抱えている相談案件が
入り、早速現場確認へ行ってきました。

今回は、行政、社会福祉事業者
私達とでの現場です。
本当にプレゼンで表現した
現場そのものでした。

社会福祉事業者さんからの相談で
91歳の独り暮らしのお婆ちゃんの
認知症も進み出し、介護施設に
入る事も視野にいれ、飼われている
ワンコをどうしたら良いのかと
悩まれていました。

犬は４歳半の白柴の♂。

孤独の寂しさからペットショップで
無けなしの預金で購入してしまった
との事でした。

そして、お婆ちゃん自身はワンコを
とても大切に思い、91歳の身体でも
お世話にお散歩もきちんとされており
行き場が見つからないと施設入居は
頑なに拒否されています。

今回の現場も簡単に言葉で
表現するのは難しい切なすぎる現場
でした。

坂の町、長崎ならではの車や
バイクも通らない階段上に並ぶ
住宅で、91歳のお婆ちゃんが
住むのにも本当に酷な場所でした。
この坂の階段を毎日３回登り降り
しながら91歳のお婆ちゃんが散歩に
行ってるとの事で、それだけでも
びっくり。

そして万が一の火事になった時にも
消防車も入れず、もちろん救急車も
病院に行くにも車が使えない、
何から何まで高齢者の方が1人で
暮らしていくにも、ましてや犬を
継続的に飼って行く事も難しすぎます。

まずは犬の確認も含めて、状況
お婆ちゃんの気持ち、先々の事を
考えていかなければなりません。

まずは犬の様子から確認させて
もらいました。

名前はコロ君（未去勢）４歳半
白柴犬です。
最初は少し戸惑っていましたが
４歳半と思えないほど、ゆっくりと
した様子でした。
少し一緒に歩かせてもらったり
触れ合ってみました。
歩くスピードも、おっとりして
いました。
顔周り、体、手足を初見の
私達でも触る事ができるのか、
どんな反応をするのかを見ましたが
怖がったり、怒ったりする事もなく
触れさせてくれました。
コロ君を見た時に、以前うちで
保護し天に還ったメリーちゃんを
想い出しました(･_･、)
下の写真がメリーちゃん。
仕草から表情までソックリで
なんだかメリーちゃんが訴えて
きているようにも感じています。

何とかお互いが良い方向に
進んでもらわなければ……。

犬の状況を見させてもらった後は
社会福祉の方達も交えて、今後の事を
話をしていきました。
こうして話しをしている間も
コロ君は横でじっと寄り添い
凄く落ち着いていました。

現在、お婆ちゃんはヘルパー
さんも入れず買物から病院まで
全て1人でこなしています。

自宅、携帯電話もなく、電気も
止められています。

年齢からしても一刻も早く
周りのサポートが必要です。

お婆ちゃんは、しきりに
コロを置いてはいけないと
訴えられていました。

お婆ちゃん自身が何より
コロちゃんを想う気持ちには
嘘はありません。

それが伝わってくるだけに
コロちゃんの安心した居場所
コロちゃんの行き場を見つける
事により、お婆ちゃん自身にも
施設入居へと1歩進んでもらいたいです。

自分の年齢、環境を考えずに
安易にペットを飼ってしまった
事は、本当に悔やまれますが
核家族化が進む今、寂しさを
どうしても抑えきれずに飼って
しまう高齢者さんの気持ちも
わかります。

このような高齢者とペット問題は
長崎市だけじゃなく全国各地で
おこり、ペット達も行き場を失なって
います。

実現するのは遠い、遠い未来かも
しれませんが、社会福祉の方との
連携をしながら、
このような孤独の
中で暮らす高齢者さんの所に
定期的にペットと訪問して時間を
共有し、ペットを自分で飼うの
ではなく、その訪問を楽しみに、
生きがいになれれば寂しさからの
無謀なペット購入も避けられて
いくんじゃないかとも考えていました。

まずは今、目の前で起こって
しまった現実を何とかしなければ
なりません。

時間にも余裕はないので
大緊急で、コロ君の里親募集の
呼びかけを開始します！！
◎コロ君 ♂ （白柴）
◎４歳半
◎メディカルチェック（未）
◎人には慣れていますが、
めちゃくちゃ甘えん坊タイプでは
ありません。
◎現在室内飼育です。
◎必ずお見合い、面談をしていただきます。
◎できる限り長崎近郊の方を希望します。

コロ君にも、どうか幸せの道が
開けますように、呼びかけの
ご協力のほど、宜しくお願いします