エホバの証人以外はサタンの組織ですべて滅びますか | ヨハネのブログ

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 エホバの証人のある会衆の長老が、エホバの証人以外はサタンの組織ですべて滅びると言いました。確かに、これは信仰のない人々を怒らせる言葉でしょう。


  また、ある人は、これはエホバの証人の選民思想を表していると言います。しかし、この言葉はある程度、聖書に調和しています。神に信仰を持たない人々は、最終的に滅ぶと聖書が述べているのは事実です。
(テサロニケ第一1:8)

  サタンの組織という言葉自体は、聖書に出てきません。しかし、聖書は確かに、信仰を持つ神の民と、信仰を持たない人々を区別しています。聖書に、「世は過ぎ去りつつあり,その欲望も同じです。しかし,神のご意志を行なう者は永久にとどまります。」とあります。(ヨハネ第一2:17)


  神にとってご自分に信仰を抱く人々は確かに貴重で、神はご自分に信仰を抱いて従う人々に好意を示されます。一方、世は過ぎ去ることになっています。そして、「世」とは「人々」を意味しています。(マタイ5:14-16)つまり、神のご意志を行なうクリスチャン以外の人々です。

   神に信仰を持ち、神のご意志を行なう人に、神は永遠の命を与えることになっています。この長老は、エホバの証人は、「神のご意志を行なう者」だと考えたので、自分たちだけが、生き残り、残りの世が滅びると考えました。


  私はエホバの証人が神への信仰が人気がないこの世で、神への信仰を公言して、伝道を行って神のご意志を行うように努力をしていることは神の目に正しい良いことだと思います。また、エホバの証人は、世間では人気がないことであっても、神の律法を守るように努力をしてきました。


 しかし、私は、現時点では、このエホバの証人の長老の信仰の通りにならない可能性があると思います。

 そして、聖書は、「全世界は邪悪な者の配下にある」と述べています。(ヨハネ第一5:17)ですから、現時点で、全世界はエホバ神の支配下にあるわけではありません。ヨハネ第一の手紙の中で、悪魔は「邪悪な者」と呼ばれています。(ヨハネ第一3:10-12)


 ですから、全世界は悪魔の支配下にあります。人々は、多かれ少なかれ、悪魔サタンの影響を受けます。悪魔サタンに惑わされる度合いは、聖書に信仰を持たない人々が大きいでしょう。

 聖書は、全世界の人々が悪魔サタンに惑わされていると述べています。また、聖書は、全地の人々が政治国家を崇拝することによって悪魔サタンを崇拝することを予告はしています。


 しかし、同時に「すべての国民と部族と民と国語の中から来た、だれも数えつくすことのできない大群衆」が、「白くて長い衣を着て」、「神に神聖な奉仕をささげている」時が来ることも予告しています。
(啓示7:9,15)ですから、数えきれないあらゆる国籍の人々が神を崇拝するようになることを予告しています。

 それで、現在の八百万人のエホバの証人以外の数えきれない人々が、エホバを崇拝し、永遠の命を受ける機会を享受することになります。ですから、現在のエホバの証人以外の人々が滅びると考えるのは、確かに正しくありません。


 また、サタンの組織と言うと、サタン崇拝のために結び合わされた組織という印象を与えますが、一般の人々の多くが、サタンの存在を理解しているわけではありません。聖書は悪魔サタンが全地を惑わしていると述べているのですから、それらの人々をサタンの組織というのは、厳しすぎるのではないでしょうか。

 さらに、私は、現時点で、エホバの証人の教理には、大きな間違いがあって、この事物の体制で大きな災いに直面する可能性があると思います。


 ひとつには、イエスは、その預言の中で、「荒廃をもたらす嫌悪すべきものが聖なる場所に立っているのを見るなら」「山に逃げ始めなさい。」と助言されました。
(マタイ24:16)この「山」をエホバの証人は、自分たちの神権組織を表す比ゆ的な山と解釈しています。(ものみの塔8212/15 21-22p16)

 ところが、一世紀のエルサレムのクリスチャンは、ローマ軍が攻めてきた時、文字通りの山に逃れました。エウセビオスの「教会史」によると,ユダヤのクリスチャンはエルサレムの滅びに先立ってデカポリスの都市ペラに逃げました。そのようにして、後になってローマ軍がエルサレムに総攻撃をかけた時に、滅びを免れました。




Antique engraving of Eusebius of Caesarea
エウセビオスは教会史の中で初期クリスチャンが文字通りに場所の移動を行ったことを述べています



 

Drawn by me, Nichalp 09:46, 14 December 2005 (UTC) based on the png version I'd created earlier.
初期のクリスチャンは大患難の前にエルサレムからデカポリスの山地のペラに逃げました―単にクリスチャンの組織に属する以上のことをしました


 エホバ神は、時代が変わっても、「変わっていない」「同じ者」であると言われています。(イザヤ41:4。マラキ3:6)ですから、終わりの時に、エホバ神が災いを避けるために要求されることは、一世紀も終わりの時も同じはずです。ですから、神の民が、逃げなければならない所も、文字通りの山のはずです。

 もし、エホバの証人が、大患難が起きる兆候が見られた時に、文字通りの山に逃げるという行動を取らないならば、私は、エホバの証人は、大患難の時に北の王の攻撃を受けて、多くが命を失うと思います。

 そして、そのことと調和して、ダニエル書は、北の王が、最終的に南の王を攻撃する時に、「飾りの地」に入ることを予告しています。(ダニエル11:41,42)ですから、現時点のエホバの証人の統治体の指導に従っているだけでは、将来のこの事物の体制で生じる災いから免れることができないかもしれません。

 「飾り」の地とは、昔エジプトから連れ出されたイスラエル人が住んでいたカナンの土地を意味します。(エゼキエル20:6。出エジプト3:8)それで、北の王が攻撃する「飾りの地」が山に逃げていないエホバの証人の根拠地になる可能性もあります。しかし、他のキリスト教のグループも、やはり、山に逃げていないならば、北の王の攻撃を受ける「飾りの地」になるかもしれません。



Locations of Canaan's descendants
昔カナンの土地に神の民が住み飾りの地と呼ばれました
ダニエル書はおそらく山に逃げていない神の民の飾りの地を北の王が攻撃することを予告しています



 私は、エホバの証人が、従来、創造者なる神と、聖書が神の言葉であるという信仰を奨励してきたことを知っています。エホバの証人の出版物には多くの聖句の引用があり、エホバの証人は過去に何度も聖書の通読を励ましてきました。それは、間違っていません。エホバの目に正しい事であり、良いことです。(詩編1:1,2。啓示1:3)

 確かに、私は、これからも聖書から、聖書の正しい解釈について論じていきたいと思います。それをネットで公表しますので、エホバの証人の統治体は、その気になれば、聖書から論じられている事柄を確認できます。そして、それを直接エホバの証人に伝える努力も払いたいと思います。

 しかし、エホバの証人の統治体が、聖書の間違った解釈にとどまっているなら、滅びてしまう可能性があります。ですから、エホバの証人以外はサタンの組織であるという長老の言葉は、厳しすぎ、また、反対に、エホバの証人の多くが命を失う可能性があります。それで、エホバの証人以外は滅びるというその長老の信仰は、その通りにならない可能性があります。