ヨーガ①~花粉対策~片鼻呼吸法 | Lokahi a kulike ~助け合いから生まれる‘調和’を目指して~

ヨーガ①~花粉対策~片鼻呼吸法

「呼吸」は健康の大事な要素であることは、最近、よく言われていることですよね。
特に、自律神経がおかしくなっている時などは、「吐く」ことを意識してやると良いそうです。

私も、ヨガを始めてから、自分がストレスが溜まっている時、イライラする時、ふと気づくと呼吸が浅くなることに気づくことがあります。そんな時は、意識して、呼吸をゆっくり深くすることを心がけると、気分がすっきりしてきたりします。
普段は、無意識にやっている「呼吸」ですが、意識してするだけで、健康や美容に、とっても効果がっ音譜

今日は、「花粉」の季節が到来むかっ
ということで、「花粉」で体調が優れないという方へ「片鼻呼吸法」をご紹介。




■片鼻呼吸法とは■
片鼻呼吸法とはヨガでよく利用される呼吸方法の一つ。

ヨガでは呼吸法が非常に重視され、片鼻呼吸法の他にも腹式呼吸法など様々な呼吸法があります。
ヨガでは、この呼吸自体のステップも非常に重視されていたりするほど、呼吸法が大事であるとされています。

片鼻交互呼吸法は、神経の左右のエネルギーバランスを整えるヨガ呼吸法です。
片鼻呼吸法や腹式呼吸法をしっかりと集中して行うと高いリラックス効果ストレス解消効果が期待できます。また片鼻呼吸法では脳が活性化され記憶力や想像力と言った能力も活性化するんだとか。

ヨガでは、左鼻から始まる気道(気のエネルギーの流れる経絡)を”イダー”と呼び、月(チャンドラ)エネルギーの通り道としています。
右鼻から始まる気道(気のエネルギーの流れる経絡)を”ピンガラー”と呼び、太陽(スーリヤ)エネルギーの通り道としています。

インド人は、医学的の証明のないときからこの方法を用いていたのですが、
昨今では、医学的にも「脳に酸素を送り込む」方法として鼻呼吸法が効くことを実証されているようで血流改善の方法としても推奨されているようです。
脳は十分な酸素や栄養(エネルギー)が行き渡っていないと十分働いてくれません。脳に酸素や栄養分を運ぶのは血液です。鼻の中の粘膜内の一酸化チッソが片鼻呼吸法で刺激されると脳が刺激されて血圧が安定するそうです。
この鼻粘膜内の一酸化チッソと体の関係を発見して1998年にノーベル賞を受賞したそうで、この呼吸法を“ノーベル呼吸”と呼ぶこともあるのだそうです。

インド人、恐るべし・・・・ビックリマーク

「花粉」で鼻がつまった状態とは、脳のきれいな酸素が行き届いていない状態になりがちになるということです。お風呂など、鼻の通りが良くなった時に、片鼻呼吸をすることで花粉の時期に、ぼぉぉぉ~っとすることから解消できればいいですねグッド!


■やり方■

片鼻呼吸法はその名の通り片方の鼻の穴だけを使って行う呼吸の事です。
片鼻呼吸法のやり方は大きく分けて二通り。

【基本ポーズ】
左手の親指と薬指を、左鼻と右鼻の小鼻につけます。
中指と人差し指は、おでこにつけてください。

左右同じくらいの時間・回数行います。
片鼻呼吸法を行う際にはゆっくりと・深く呼吸することが大切となります。
ただ片鼻だけで普通に呼吸すればいいという訳ではないので気をつけましょう。

【パターン1 片鼻呼吸法(左右を片方ずつ)】
①親指で左鼻の小鼻を押さえた状態で、右の鼻で息をゆっくり空気を吸います。
②そのまま右の鼻を薬指で押さえて少しの時間、息を止めます(クンバカと言います)。
③次に薬指をはなしてから右鼻で息をゆっくりとはききります。
④薬指はそのままで右鼻からゆっくりと空気を吸って、少しの時間息を止めてください。
⑤そして、右の鼻からゆっくりと息を吐ききりましょう。

つまり、右か左どちらか片方で、繰り返し単純に呼吸を行います。
片方の鼻を指で押さえて閉じた状態で、もう片方の鼻で呼吸します。

右鼻での呼吸は、交感神経につながっているといわれており、
こちらからの「深い」呼吸をくりかえすことで頭がみるみるとさえてきます。
※やりすぎは禁物!交感神経に刺激がいきすぎると、気が立ったり、体に負担がかかります

左鼻副交感神経につながっているといわれており、なにかにいらいらしたり、気持ちをおちつけて眠りにつきたい時、緊張した時、などに効果があります。


【パターン2 両鼻呼吸法(左右を交互に)】
①右手の親指で、右鼻を塞ぎ、左の鼻の穴から、息を吸い込みます。
②その後、薬指(or小指)で、左鼻を押さえ、息を止めます(クンバカ)。
③親指を離し、右鼻から息を吐きます。

④次に続けて、左の薬指(or小指)で左鼻を塞ぎ、右の鼻の穴から息を吸い込みます。
⑤右鼻も親指で押さえ、息を止めます(クンバカ)。
⑥左の薬指(or小指)を離し、左鼻から息を吐きます。

この片鼻を交互に使ってする呼吸を繰り返します。

体と心のバランスをとりたいときは、右鼻と左鼻を交互に繰り返す「両鼻呼吸法」がおすすめです。


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この繰り返しに慣れたら、吸う息、止める、吐く息を心の中でカウントしてみましょう。
止める時に、


1・2で吸って、3・4・5・6で止め、7、8、9、10で吐くなど、
呼吸の長さを無理のない範囲でコントロールしていきます。

呼吸バランスは「吸う:止める:吐く」を「1:4:2」の割合でできるようにしましょう。(4秒吸ったら、16秒止め、8秒で吐く、等の比率。)





片鼻呼吸法や腹式呼吸法はどこでも・気が向いたときに自分の体一つで出来るので覚えておいて損はないですよ。ストレスをため込んでしまいやすい方、リラックスしたいと思っている方、最近疲れているという方には片鼻呼吸法の実践がおすすめです。


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