カウンセリングやヒーリングの手法では必ず
相手や固執している対象を「許す」そして「手放す」
ことの重要性が説かれます
これは確かに重要なことですが、ヒーリングの始めのステップではありません
確かに人間の脳は騙されやすいので
条件反射のように「許す」ことをインプットすることにも意味はあります
しかし、「許す」ことを始めに選択してしまったがために
頭で理解できても心がついていかず、それがストレスとなって
実は事態は少しも好転していないということがあり得るのです
今度は本当には許せていない自分に対する罪悪感が生まれるという
最悪のパターンです
そもそも人間は、段階意を踏んで過去の経験や価値観と
照らし合わせながら物事を理解し、納得していきます
ですから、私は患者さんやクライアントさんたちには
始めから許さなくていいと思うと、お話しています
許すことばかりにフォーカスすると
そこに固執してかえってとらわれてしまいます
それよりも段階的に心身のバランスがとれて
耐性がついてくれば
そういえば最近、気にしなくなった、かも
と気づく時がきます
Dr.コトーの愛の３Ｋには反してしまうんですが（ごめんなさい）
ちょっと最近、癒しの本が出回るにつれ、
ここでつまづかれている方が多いのが
気になるので急ぎ書かせていただきました
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