不眠に悩む時、病院だと何科にかかりますか?

内科?診療内科?精神科?

きっと検査をして、数値に異常が無ければ「ストレスを溜めないように」

指導されてお薬が処方されるでしょう。

お薬は睡眠導入剤のようなものかもしれません。飲むとよく眠れて、飲まなければまた眠れなくなる。お薬はどんどん強いものになっていくかもしれません。

鍼だとどうなるか。

鍼灸師はきっと脈を診たり背中を触ったり、舌を見たりして色々と話しを聞くでしょう。

貴方は「これはなんでしょうか」と聞くかも知れません。病名が知りたいですから。

鍼灸師は、ストレスなどのために肝や心が弱っています。とよくわからない東洋医学的な説明をするかもしれませんし、「わかりません」と答えるかもしれません。

もし「わかりません」と答えても、ヤブだ、と見捨ててはいけません。

貴方が病名を知りたがっているとすると、「わかりません」というのが最も適当な答えになるからです。

なぜなら東洋医学には病名はありませんし、西洋医学的に「ストレス性の睡眠障害ですね」と病名を診断すると法律違反になるからです。

余談ですが、鍼灸師は非常に窮屈な枠組みの中に生きていて、皆さんが一番知りたい施術料金を広告や外から見えるところに出すと法律違反になります。

つまり、見当がつかないのではなくて、「法律違反になるのでそういう質問にはお答えできません」といっているわけです。

再び余談ですが、血圧を測るのはいいのですが、上が200を越えていても「高血圧ですね」と言ってはいけない。「高いですね」は感想なので、許されます。

かわいそうなギリヤーク人、みたいですよね。かわいそうなシンキュウシ。

ともかく、鍼灸師は感想しか述べられないけれども、鍼をしたりお灸をしたり、頭や腰を揉んだり、いろいろするでしょう。そしてその間もいろいろと質問するでしょう。

頭痛のこととか、目のこととか、便通のこととか。

病院と鍼灸の一番の違いはこの「いろいろとする」ところです。

中には、あなた自身があまり気にしていなかったけれど、そんな症状もあるな、というのが含まれていたりもするでしょう。

小一時間たって、施術は終わり、3-4日後に又きてくださいといわれます。すこしダルイような感じがして、その夜はきっと貴方はよく眠ることができるでしょう。

話しをして、人の手が触れて、もちろん鍼やお灸の効果で。

2,3日経つとまた少し眠りが浅いような気がしてくるかもしれません。

でも、明日はまた鍼の予約が入っています。

3回通えば、体の調子が変化してきたことがわかると思う、と鍼灸師は言っていました。

薬を飲むだけよりも、積極的に治している、という気分になるし、体の調子の変化も楽しみなので、しばらく通ってみようと思う。

と、いう感じが、鍼灸師にかかった場合です。

アロマやエステが癒し、病院が治療だとしたら、鍼灸師はちょうどその真ん中あたりにいるのだと思います。


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